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2005.11.29 長い歴史の最後に その2
いきなりですが、問題です。
この紅葉の写真は、どこの景色でしょう? ![]() 答えは・・・ 店主の部屋からの眺め、つまり、おはりばこの二階の窓からの眺めです。 どこかのお寺にも引けをとらない、とても美しく詫びさびを感じさせる景色です。 無造作に置かれた庭石も、郷愁を誘います。 こんな景色を毎日眺めてすごしている店主は、幸せ者です。 紅葉だけでなく、銀杏や桜なども植わってあり、四季の移ろいを一日単位で感じることができます。 でも・・・ この景色も、この秋で最後になりそうです。 いやいや、おはりばこが移転するわけではありません。 この庭石屋さんも、来年の秋には駐車場になってしまうのだそうです。 ここは、先日るるぶで店主がお勧めスポットとして紹介させてもらったぐらい、地元の人が四季を愛でる穴場だったんです。 春になると桜が咲き、庭石屋さんによって夜間ライトアップがされます。 観光客はもちろんご存じないので、ここを通る地元の人間が、夜桜を楽しめるようになっていたのです。 そんな桜も、来年の春で見納めになります。 ここに嫁いで来て60年、大徳寺の前が原っぱだったころからこの景色を毎日見て暮らしてきたというお隣のおばあちゃんは、 「来年から見られへんようになる思たら涙出てきますわ」 なんて言うてはりました。 昨日のメルマガもさびしい話題でしたが、観光化や近代化の波に押されて、このような飾らない京都の景色は年々無くなっていっているのでしょう。 これも仕方の無いこととはいえ、やっぱりどこか寂しいです。 願わくば、せめてちょっとでも風情の残る駐車場に生まれ変わることを願うばかりです。 2005.11.28 長い歴史の最後に その1
古くからのメルマガ読者の皆様はご存知でしょうが、おはりばこはもともと西陣の戌亥町で営業をしていました。
いろいろありまして出て行くことになったのですが、その後あの建物はどうなっちゃったのか? 結論から言いますと、第三者に購入され、更地にされた後、ワンルームマンションが建つのだそうです。 現在のおはりばこの建物は、大正元年築の今年93歳を迎える京町家ですが、前のお店はなんと100年を超える明治時代の建物。 家の中には、おくどさん(かまど)や、井戸なんかもありました。 ![]() 100年以上もの間、西陣の変化を見守ってきたこの家ですが、ついにその 役目を終えます。 色々な人間が住み、その家人を守ってきた家。 最後の住人は、私でした。 やはり不便も多く、色々難儀した家ではありましたが、おはりばこの成長を静かに見守り、そして助けてくれた家でした。 傾きながらも、力強く家を支え続けてくれた大黒柱に、いつも励まされていました。 今は、何もいわず解体される時を静かに待っている旧おはりばこ。 あの家の最後の住人になってしまったことを侘しく思いますが、長い歴史の最後を一緒に過ごせたことを誇りに思いたいと思います。 ありがとう、お疲れ様でした。 2005.11.27 スポーツ刈り
皆さんの町の氏神様って、ごぞんじですか?
おはりばこの氏神様は、今宮神社。 今宮神社は、大徳寺とあわせて人気の高い、紫野の観光スポットでもあります。 春先には、鞍馬の火祭り、牛祭りと並んで京都の三大奇祭に数えられる、「やすらい祭り」が行われる神社でもあります。 神社の境内には、「叩いたら怒る石」というのがあり、叩くと重くて持ち上がらないけれど、拝むと軽々持ち上がる石があります。 鳥居すぐには、1000年続く今宮神社名物「あぶり餅」が売られています。 この神社のご利益は、なんと「玉の輿」。 玉の輿のお守りなんかも売られています。 そんな今宮神社で、勤労感謝の日、朝10時から氏子の無病息災を願う、火焚きが行われるというので、もちろん参加してきました。 今宮神社の氏子ともなると、たくさんの町内が含まれるのですが、参加した人数はほんの20人ほど。 うちの町内が祭られている祠に榊を供え、二礼二拍一礼。 そのご、神様のお下がりをいただき、かえってきました。 お昼過ぎになり、町内会長さんが届けてくれたのが、今宮さんの大将軍のお札(なのかな?)。 立派な大将軍が鎮座した絵です。 それがこちら。 ![]() スポーツ刈りです。 袴が市松模様で、なかなかおしゃれ。 この方が、私たちを守ってくださっているのかー、と思うと、なんだかありがたくなってくるから不思議です。 それにしても、今宮神社は今年で鎮座1010年を迎えたとのこと。 なんてこと無い地元の神社ですが、これからも紫野を見守っていただきたいものです。 お願いしますね、スポーツ狩りの大将軍様。 2005.11.25 冬はウールに限る
やってきました、店主の月一回のお楽しみ、北野天満宮縁日。
7時起床、なんだかんだで8時前に出発。 そろそろ自転車がつらい季節になってきました。 自転車をこぐのがきついのではなく、寒いのがきついのでもなく、厚着した着物で自転車に乗るのが難しいんです。 暖冬とはいえ、寒さも厳しくなってきました。 厚着に厚着をかさね、もこもこ状態で自転車にまたがります。 http://www.rakuten.co.jp/oharibako/img10052310389.jpeg こんな状態で、マウンテンバイクにまたがるもんですから、えらいことになります。 裾はギヤに絡めとられるわ、おまたはスースーするわ、往来の人にじろじろ見られるわ。 困難を乗り越え、天神さんに到着の後、いつものように顔なじみのお店めぐりが始まります。 まずは、正面通の鳥居前にある、キャスパー氏のお店と、正尚堂さん。 境内に入り、いつものおっちゃんに挨拶。 今日は長着を探していたのですが、あるお店にウールの長着を発見。 アンサンブル一対、長着一枚、銘仙一枚をゲット! ウールの長着は久しぶりなんですが、やっぱり気軽に着られて暖かいウー ル、冬はこれが一番ですね。こんな感じ。 ![]() 冬支度にちょうど良い、今年ラスト二回の天神さんでした。 おっと、今月のキャスパー! ![]() おお、今日はなんか男前やん! **+*+ 着物・和風小物:ファッション・ブランド +*+** 2005.11.24 デザイン変えてみました
というより、デザインがこんなに簡単に変えられるなんて知りませんでした。
「知らなかったら損をする」って言葉、あんまり好きじゃありませんが、「むむ・・確かに。」と思ってしまいましたわ。 ほんとはね、花柄のやつがやけに気に入ってて、それにしたかったんです。 どうも職業柄、花柄を見つけるとすごく反応してしまうのです。 むしろ、花柄が好きです。なんて、カミングアウト。 でも、花柄のデザインにひげのおっさんの写真ってのも気持ちが悪いので、無難に明るくポップな感じなのにしておきました。 これぐらいなら・・・許されますよね。 2005.11.23 高桐院を独り占め♪
朝。
早く目が覚め、こりゃあいい、って誰もいない大徳寺へカメラもって行くことに。 玄関を開けると、家の前の造園屋さんの木々が朝日に照らされてキラキラ。 ![]() うん、紅葉は今がピークですな。 ![]() 朝日を浴びる松を傍目に境内を散策。 朝の空気を脳漿に送り込み、ん〜と深呼吸。 朝早すぎて、誰もいません。 早起きは三文の徳、誰もいない大徳寺は三文以上の値打ちです。 ![]() てくてく進むと、高桐院に到着しました。 苔の緑、紅葉の赤、土壁の黄土色、視覚で感じられる詫び寂びは、説明要らずです。 この参道を左に折れると、 ![]() 門に到着。 妙にお寺っぽくない、侘しさを感じてしまいます。 ほんと、ここだけ異空間のような。 ![]() 門をくぐると出迎えてくれる、真っ赤な紅葉たち。 今年の紅葉はあんまり、なんていわれていますが、いやはやきれいなもんです。 ![]() そして、これがガイドブックなどにも載っている有名な景色。 誰もいない、静かなこの空間は、うそのように静かです。 ここに人が住んでいるなんて、信じられません。 しばしここにとどまり、ぼーっとしてしまいました。 帰りに見つけた面白い看板。 ![]() 北大路通りに、電車の路線図が描かれていて、「船岡公園前」なんて駅が 書かれています。 これ、京都の路面電車があったころに作られたと思われます。 この電車、店主が生まれる一年前の昭和53年に廃線となりました。 時代を感じます・・・。 お昼になり、観光客のピークを迎える2時ぐらいは、観光バスが駐車場に入 りきらず、おはりばこ前の道にはみ出してしまう始末。 おそらく、大徳寺境内もディズニーランド状態だったことでしょう。 観光にいらっしゃる皆様、ぜひ京都へ起こしの際は、早起きしてみてください。 きっと、神々しい光景を独り占めできますので・・・。 2005.11.22 370円の贅沢
めっきり寒くなってまいりました。
前の家よりましとはいえ、我が家は隙間だらけ。 外との隙間ももちろん多いのですが、間仕切りの隙間はもはや隙間と呼べる 範疇を逸脱しております。 こちらが我が部屋を隣の部屋から見た状態。 ![]() 鴨居と梁の間は数十センチ開いており、柱と壁の間も同じく人が通れるほど の隙間が開いています。 夜が来て、寒くなればもう何もする気が起きません。 昔の人はこんなの我慢してたの?とびっくりするほどです。 が! そんな寒い冬に強い見方がいます。 それは、銭湯。 おはりばこから歩いて1分、門前湯というお風呂屋さんがあります。 ここに毎日湯を浴びに通う店主。 ここは少し熱めの湯をいれているのですが、冬はとても助かります。 銭湯に入って、まず桶で湯を浴び、その後サウナへ。 じっくり汗をかいたら、体を洗います。 後はゆっくり湯につかるだけ。 こうも毎日風呂屋へ通っていると、お風呂やさんが自分ちの風呂のように なってきます。 1日370円の贅沢ですが、お風呂を沸かすより手間も無く、かつ気持ちがいいのです。 大きな風呂はやっぱり気持ちがいいですからね。 風呂屋から帰ってきたら、あとはもう寝るだけ。 暖かいうちに布団に入れば、気がつけば夢の中。 内風呂(死後)がある皆さんも、冬はぜひ銭湯をご利用あれ。 これ、ハマリマス。 2005.11.21 東男に京女
店主は、生まれも育ちも京都。
生粋の京都人です。 でも、実は江戸っ子にあこがれています。 京都人がこんなことを言ってしまったら、見も蓋も無いのですが、江戸っ子はいいです。 ご存知のとおり、平安遷都以来、京は天子様のお膝元ということで、上品で優雅な文化が育ちました。 政治の中心が江戸に移った江戸時代以降も、天皇という大儀を戴いていた京は、公家を中心とした伝統文化が継承されていきました。 対して、江戸は、250年にわたる天下泰平ミラクルピースのおかげで、町人文化が栄えます。 武家政治の下、風流を解さないけれども男らしく勇猛な益荒男たちが、 「粋」の文化を作り出しました。 口は悪く上品とはいえないけれど、情に厚くてわかりやすく、一本筋の通った偉丈夫。そして、見えないところにこだわりをもって、色町を闊歩する遊び人。 さしずめ松平健扮する徳田新之助といったところでしょうか。 実際、生粋の東京人の友達の、分かりやすく男らしいところはちょびっとあこがれてしまいます。 「京女」という言葉はしばしば登場しますが、「京男」なんて言葉はあまり聞きません。なんだか優男を想像してしまうのは店主だけでしょうか。 「京女」は、伊右衛門での宮沢りえさんや、グリコ「和ごころ」での木村多江さんなど、イメージしやすい女性像だと思います。 情、才、美三拍子そろった、なんてね。 しかし!「京男」はいまいちピンと来ません。 そもそも、「東男に京女」という言葉からも見て取れるよう、「京男」は影が薄いもの。 「こっそり」を信条に掲げるおはりばこ店主においては、それで良いといえばいいのですが・・・。 いいなあ、江戸っ子。 2005.11.20 門前町、火の用心
町家でお店をやることになったとき、誓ったことが3つあります。
一つ。 町家を、職住一致の家にすること。 つまり、町家を、すみながら仕事をする場所として活用するということ。 一つ。 無理な改装はせず、元の状態に戻してやる。 つまり、不便や暑さ寒さもおいしくいただきます、ということ。 一つ。 町内の行事には極力参加。 つまり、目に見える文化も目に見えない文化も愛そうということ。 「これが町家のあるべき使い方だ!俺はそれを実践している!」 なんて嘯くつもりは毛頭ありません。 いろんな使い方があっていいし、その人にあうライフスタイルで活用していけばいいと思うのですが、店主のテーマは以上のような感じでした。 というわけでやってきた、引っ越して最初の町内行事「防災訓練」。 戌亥町の時にすでに何度か経験済みですが、門前町では初めてです。 町家でなくても一番怖いのは、やはり火事。 特に町家は木と土と紙でできた、日本家屋です。 火がつけばひとたまりもありません。 日ごろから防火に対する意識を高めておかなければいけません。 ましてや、おはりばこは、門前町の消火器をお預かりしています。 ![]() おはりばこの市内局番は、「0119」。 さらに、店主の母方の祖父は、元消防所長。 防災訓練不参加などということがあれば、先祖の位牌に申し開きが立ちません。 そんなこんなで、消火器をぶっ放してきました。 いざ、というときに慌てて使い方がわからないなんてことにならないよう、一度消火器には触れておいたほうがいいですね。 皆さんも、くれぐれも「火の用心」。 2005.11.19 前掛けライフ
全国前掛け愛用者協会会員を自負する、店主。
こんな便利なもの、現代ではなぜ使わなくなってしまったのか。 先日のメルマガでも書きましたが、店主の生活には無くてはならないものとなりました。 分厚く丈夫で、防寒にもなり、汚れを防ぎ、見た目にもよい。 店主愛用の前掛けは、柿渋染め。 もうかれこれ、2年愛用しているので、いい感じの色落ちになってきました。 天神さんの縁日などに行けば、藍染で、会社名や商標を抜染したものがよく売られていますが、新品の商標前掛けなんて、いまどきありません。 と思っていたら・・・ ひょんなことから、手に入れました、新品商標前掛け。 ![]() 右が店主愛用前掛け、左が千鳥酢の前掛け。 これ、ご近所で酒屋を営む細見酒店さんで、いただいたもの。 この細見さん、何かと店主をかわいがってくださり、移転以来お世話になりっぱなしなのですが、先日通りかかったところ、この前掛けを下さったのです。 細見さんの話によると、昔はメーカーの営業マンが、宣伝のためにこういうのを作ってよく持ってきたそうなんですが、今ではほとんどなくなってしまい、千鳥酢だけになってしまったそう。 でも、使わないのでとっておいていたとのこと。 今では、この前掛けの紐を作るところは全国で数えるほどしかないとか。(一説によると、一軒だけとも) そんな貴重な前掛けを、いただいちゃいました。 ちょっとした、店主の宝物です。 さて、明日は朝から防災訓練。 きっちり参加してきますよ! 2005.11.18 おはりばこがるるぶの表紙に載っているらしい
らしい。
というのは、まだ現物を見ていないから。 今日、お店も終わりに近づいた夕方五時ごろ、 「るるぶの表紙に載っている兎のお人形、ありますか?」 なんてお問い合わせを頂き、どのるるぶだったかな?と思い巡らせるも 心当たりなし、お客様に伺ってみると、このたび発売されたばかりのるるぶ「秋だから京都」の表紙に載っているとのこと。 通常、発売されたら出版社から送られてくるのですが、まだおはりばこには届いておりません。 というわけでネットで調べてみると、ありました。 ![]() 兎のお人形と、その上の雪兎のストラップがおはりばこの商品。 二つも載っちゃってます。 それにしても、まずい。 こんなでかでかと載っちゃったら、お人形のご希望が殺到すること間違いなし。去年は、表紙ではなくおはりばこの紹介ページにちょびっと載っただけなんですが、それでもすごい反響をいただきました。 このお人形、おはりばこ職人北井とき子が手の空いたときにちくちく作っているもので、はっきりした納期というものが存在しません。 だから、お人形のページはかなり前からこの有様。 兎のお人形のページ しかも、ネットのお客様、ご来店のお客様共に、たくさんのお問い合わせとご注文を賜り、現在3ヶ月待ち。 電話のお客様も、何ヶ月でも待ちます、なんていってくださいましたが、いくらなんでも何ヶ月もお待たせするわけには行きません。 というわけで、作ります! お人形。 せっかく載せていただいたのに、「売り切れです」なんて、秋だから京都に来たお客様に申し開きが立ちません。 ネットのお客様にも、公開できる日を夢見て・・・ というわけで、オーダーをお考えの方はお早めにご注文くださいね。 兎のお人形のオーダーのページ るるぶ「秋だから京都」は、こちらよりお求めいただけます。 ![]() 2005.11.17 骨董における店主考
人間、誰しも好きなものに囲まれていきたい。
音楽の好きな人は、CDやレコードを買いあさり、手をかけたサウンドシステムを構築するだろうし、車好きの人は、車雑誌を買いあさったり、自分だけの車をカスタムしたり。 24時間自転車に囲まれて生きている人もいるし、PCやシンセなどの電化製品に囲まれて生きている人もいます。 みなそれぞれ、自分という人間を補完するため、時には第三者から異常とも思える有様で好きなものを集めます。 古いものを集める人は、おそらく妄想癖のあるロマンチストです。 天板の瑕ひとつに、10のストーリーを書ける人。 品の仕事から、職人の人柄を自分勝手に思いを馳せられる人。 自分が所有する以前に使っていた人の性格を、勝手に思い描ける人。 ![]() とにかく想像力、というより妄想力が勝負です。 かめはめ波を出そうと試みて力いっぱい失敗したにもかかわらず、布団の中でかめはめ波を出している自分を想像しながら寝たあなた。 好きな男子の苗字の下に自分の名前を連ねて書いて、本気で赤面してしまったあなた。 才能あります、骨董の。 高い安いは関係ない、価値はあなたが決めるもの。 1円の価値もない石ころに、異常な愛着と執念を燃やしたあのころの気持ち。 これさえあれば、古いもの集めはとても楽しくなります。 古いことがいいのではなく、それに刻まれた歴史や物語(を妄想すること)が面白いのです。 ん?古いものと骨董はぜんぜん違う? はい、そのあたりは次回以降に・・・。 2005.11.16 よっ!大統領!
2005年11月16日、朝。
空を旋回するシングルローター式回転翼機のけたたましい音で目が覚めました。 外では、ご近所さんの話し声、車のエンジン音、クラクション。 普段静かなこの紫野に、いったい何事ぞ?と思い、急いで降りてみると・・・ なんと、店の前の大徳寺通(旧大宮通)が大渋滞。 もしや・・・ そう、合衆国大統領と、その親友、内閣総理大臣が金閣寺にいくってんで、北大路通を西進中、それに伴い交通規制が敷かれていたのです。 ![]() 大徳寺といえば、一休さん。金閣寺といえば、将軍様。 その間を幾久しく往復した新右衛門さんに替わり、平成の今日、2大VIPが鹿苑寺へと向かいます。 「民草や そこのけそこのけ ブッシュが通る」 ご近所さんもわらわら出てきて、井戸端会議です。 テレビの無い店主は、ここで情報収集。 隣のおばあちゃんが面白いことを言ってました。 なんとこのおばあちゃん、戦後間もないころ、昭和天皇の京都巡幸を見たというのです。 歴史で学んだ、あの全国の国民を励ますために昭和天皇が行った巡幸。 リアルタイムで見た人は、いまや貴重です。 ご主人は、神様を見ると恐れ多くて目がつぶれる、なんていって見に行かなかったそうです。 時代は変わりましたが、あの大統領と総理大臣が、店主に200メートルまで接近したことは、店主史の備忘録に残る、ちょっとした事件でした。 ★★本日のアップ★★ ●クリスマス特集第一弾! おそろいの髪飾りをセットでご用意 ![]() おそろいの手帳、名刺入れをセットでご用意 ![]() 2005.11.15 大徳寺にいってみよう
京都人の京都知らず。
大徳寺の目の前に住んでおりながら、大徳寺の特別拝観に行かないのは、まさに愚行。 いつか行こう、なんて思っていたらいつまでもいけません。 「迷わず行けよ、行けば分かる」 某有名カリスマも引用する、大徳寺の元住持一休さんの言葉を胸に、いざ出発。 徒歩0分なので、出発も何も無いのですが、顔なじみの門衛さんに挨拶の後、総門に到着。さあ、どの塔頭に行きましょうか。 せっかくだから、普段非公開の塔頭に行こう、というわけで、北の端、 芳春院を目指すことに。 ここは、松田利家の妻、「まつ」の、利家没後の号。 かの賢妻のゆかりのお寺にして、お墓まであるということなので、これはいかねば。 ![]() これは、山門。 大徳寺に入って最初に目に入る、派手な門です。 ここの二階に千利休が自分の木像をおいたことから、秀吉の怒りを買い、切腹させられたという曰く付きの門です。 ここを通り過ぎ、すぐに見えてくるのが ![]() 芳春院。 門をくぐると、ほんのり色づいた紅葉がお出迎えです。 ![]() わくわくしながら奥に進むと・・・ 「拝観は10時からです」の看板が。 早起きしすぎました。 というわけで予定変更、大仙院へ。 大仙院といえば、沢庵和尚が宮本武蔵に剣術を教えた場所として有名ですね。 ほかにも、日本最初の床の間や玄関、枯山水が有名。 残念ながら写真は禁止とのことで、皆様にご紹介することができないのですが、枯山水は見事でした。 帰りがけに見かけた、本殿での朝の読経。 ![]() 邪魔にならないよう、遠くから撮影しました。 帰りに、別の塔頭に行こうかとも思ったのですが、なにぶん拝観料が馬鹿になりません。 シーズンフリーパスとか作ってくれないかな? 近所の人のため、お願いしますよ和尚さん。 2005.11.14 黒船襲来前夜
てーへんだ!てーへんだ!!
秋のシーズンで忙しいおらが村に、あの男がやってきます。 「ミスタープレジデントof USA」。 おかげで京都は大混乱。 今日から京都御苑は完全封鎖、主だった交差点では問答無用の検問中。 何にも無くてもこの時期京都のトラフィックは麻痺するのに、この検問のおかげでほんと、てーへんだ。 京都人としては、皆さん「大迷惑」という見解で一致しているようです。 「こんな時期にこんでもええのに。」という声がそこかしこから聞こえてきます。心の中では思っていても、「ブッシュさんのおかげで京都が大宣伝される!ラッキッ!」なんて言いません。それが京都人。 店主も、「ミスターのおかげでこちとら大迷惑だぜ、べらんめえ」なんて吹いているのですが、実はこっそり当日御所まで見にいってみたかったり。 おそらく多くの京都人が同じでしょう、決して言いませんが。 良くも悪くも世界一の有名人が京都を訪れるなんて無いですからね。 黒船をみた、なんて曾孫の代まで語り草じゃないですか。 そんな喧騒の中、明日ついにエアフォースワンという黒船が日本に襲来。 明日、明後日は家でおとなしくジョン万次郎の伝記でも読むことにします。 外に出てろくなこと無いですからね。 観光にこられる皆様も、くれぐれもお気をつけて・・・。 2005.11.12 アカエを設置してみる
おはりばこにやってきたA型看板「アカエ」。
![]() アカエにメッセージを描くことをついにあきらめた店主、マイちゃんにお願いしました。 そう、こういうことは女の子にお任せしたほうがいいのです。 かわいいセンスなんて男子には備わっていないものですから。 髪飾りの写真と、スタイルブックを自由にご覧ください、という旨のメッセージを入れてもらうよう指示。 約1時間かけて片面が完成しました。 ![]() どう? アルバムも、ポストも、暖簾も、看板もすべて挿し色が赤。 というよりアルバムは真っ赤。 なんとなく、前よりも看板で立ち止まったり入ってくれる人が増えたような。 まだまだ効果のほどはわかりませんが、気長にやっていきます。 ところで、キャスパー氏にお願いしている看板、まだかな〜? ★★本日のアップ★★ 大人気!スケジュール手帳 カスタム自由♪バインダー手帳 戌年間近 犬根付 千鳥根付 カードケースにもなる名刺入れ シーズンです!飛び兎羽織紐 2005.11.11 京町家の耐震性
京都新聞で、気になる記事を発見。
築70年超の京町家は大きく変形 京大などが兵庫の研究所で耐震実験 築70年の京町家を振動台に乗せて揺らし、耐震性を調べるという実験がこのたび兵庫県の防災研究所で行われたとのこと。 移築した町家と、耐震構造の新築町家を並べて実験したところ、震度6で移築した京町家は壁が崩れてしまったそうです。 一方、耐震構造の町家は大きな損傷は無かったということです。 では、やはり京町家は地震に弱いのか? そこが肝なのですが、「壁が崩れた」という情報以外は記事から読み取ることができません。 柱や梁は大丈夫だったんでしょうか。 先の大地震で震度6強を経験しているすべての京町家にとっては、6強では崩壊しないことが実証されているのですが、壁が崩れてしまうほど大きく揺れてしまったことは心配です。 しかし! 町家に住むものから一言言わせていただければ。 この実験には一つ大きな落ち度があるように思えます。 実験の様子をご覧あれ。 ![]() 実際の京町家との大きな相違点があるのにお気づきでしょうか。 それは・・・ そう、連棟になっていない! 京町家の多くは、家が何軒もくっついて並んでいます。 くっついているだけでなく、隣どおしの家の柱を共有していることも珍しくありません(現におはりばこはそうです)。 例外を除き、京町家は路地から路地までの間の家はすべてくっついているものなのです。こんな風にね。 ![]() だから、本来はこんな細長い建物ではなく、平べったい建物をいくつもの世帯で割っている感覚なんです。 まるで「人」という字のように支えあって建っている京町家。 鯖寿司を思い浮かべればよくわかりますね。 一人前を並べたのが京町家の並び。 今回の実験は、そのうちの一切れだけ取り出して揺らしてみた、ということになります。 京町家震動台実験研究会のウェブサイトに行けば、実験の様子を動画で見ることができますが、こんにゃくのようにゆれています。 これだけゆれているということは、振動を逃がしている、ということにはならないんでしょうか?ポジティブすぎ? とまあ今回は町家を擁護してみたのですが、現実には、両側が取り壊されてしまい、一人がんばって立っている京町家もたくさんあります。 美的景観と、免震の間での葛藤、これからも続きそうですね。 あぁ、鯖寿司食べたくなってきた。 2005.11.09
くどいようですが、おはりばこは今日もこっそり営業中。
「こっそり」はわが社の社訓であります。 とはいえ、何屋さんかもわからないようではお客様に優しいお店とはいえません。 というわけで注文した、A型看板、本日無事到着しました。 それがこちら。 ![]() 赤い枠がチャームポイントの、その名も「アカエ」。 なぜ赤かというと、おはりばこの外観は黒い格子なんですが、暖簾が赤い 柿渋に紅殻(ベンガラ)のマーク入り。 さらに、ポストにもおそろいの赤いマークを入れたところ、黒い格子に妙に 映えて、われながら気に入ってる次第で。 ![]() なんとかの一つ覚えで、カラーコーディネートしちゃおうかなと。 よ〜し、明日からいろいろ書いて、皆さんに気軽に入っていただける店作りを目指しちゃうぞ!と、意気込んでいるわけですが、果たして店主にかわいい黒板デザインのセンスがあるわけも無く。 ほら、よくあるじゃないですか、おしゃれなカフェとかで、黒板にかわいい絵やメッセージ、メニューなんかが描かれているやつ。 しかし、残念ながらそんなセンスを持ち合わせていない店主。 届いたはいいが、看板とにらめっこすること数分、とりあえずなんか書いてみた。 ![]() 「お〜、かけたよ」と感動するも、すぐに愕然。 こんなんじゃない。 こういうのがやりたいんじゃあない。 嗚呼、妄想と現実のハザマに挟まって店主、動けません。 ★★本日のアップ★★ ![]() お待たせ!大人気、古布のスケジュール手帳 2005.11.08 不法侵入手配中
「姉さん、事件です」
おはりばこに不法侵入者が! 店主が寝ている間に、何者かが我が家に侵入したようなのです。 場所は作業場。 幸い、何かを荒らされたり盗られたりという被害は無かったのですが、 まったく物騒な世の中になったもんです。 犯人は証拠を残していきました。 ![]() 土足で上がるとは、まったく間抜けな野郎です。 この足跡、階段箪笥の中段まで上がった後、引き返したようです。 二階に店主の気配を感じたのでしょうか。 しかし、戸締りはしていたし、前の店と違い、両側は連棟になってり、 床下から入ってくることもできません。 いつの間に入ったんだ? そういえば、二週間ぐらい前に庭に犯人と思しき影を見たことがありました。 全身茶色の毛に覆われた、体長40センチぐらいの目がくりくりしたヤツ。 足跡の大きさから見て、こいつに間違いありません。 目撃された方は、ご一報を。 ★★本日のアップ★★ ![]() 七輪梅コームぶら下がり 2005.11.07 喜安流茶の道
おはりばこのお客様には、お茶をされている方が多いと思います。
いただくメールにも、お茶関連のものが多いです。 お茶をされている方ならご存知でしょうが、お茶の席ではあまり派手な格好 はしてはいけないされているようです。 できるだけアクセサリーも控えめに、着物も派手になりすぎず。 店主も先日のお茶会では、肌身離さず着けているネックレスをはずし、 ブレスレットも置いていきました。 さらには羽織も処置の仕方がわからないので、新品の白足袋着用の上着流し で参加。 ところが。 そんな常識が通用しない男が京都紫野にはいます。 その名は・・・ そう、キャスパー。 ![]() 昨日の晩、閉店後に遊びに来てくれました。 氏曰く、初めての茶会に参加してきたとのこと。 で、そのいでたちがこちら。 ![]() 花柄の更紗、羽織は鳥獣戯画の襦袢を仕立て直したもの。 袴はいいとして、腰にささった喧嘩キセルとはいったいどういうことでしょうか。 首からは髑髏の根付がぶら下がってます・・・ さらに、写真では見えませんが昔の幟の生地で作った足袋を履き、なんと 一本下駄(天狗が履くヤツね)を履いていったというのです! 同席した人、びっくりしたことでしょう。 先生はしかめ面をしていたそうです。(そりゃそうだ) しかし、こう見えてキャスパー氏、おじいちゃんが数奇屋建築で有名な 中村外二工務店の職人さんで、自身も大工さん。 作法はしらねど、茶の心はよくご存知とのこと(本人談)。 失礼の無いよう気をつけたらこのような格好になったとのこと。 まあ、ある意味この格好で茶会にいけるだけでも大したもんです。 賛否あるかと思いますが、京都にこんな京都らしくない着物人がいることは、 面白いんじゃないでしょうか。 でも、もし知らずに茶会で会ったらびっくりするだろうな・・・ ★★本日のアップ★★ 新商品!犬根付 千鳥根付 手鏡 2005.11.06 サインボード
おはりばこは、「こっそり」商売するのが信条。
目立たぬようこっそり今日も営業中です。 だから外観もこんな感じ。 ![]() でも、あんまりこっそりすぎて「何屋かわからん」というもっぱらの噂。 そりゃ、店内は格子のおかげであまり見えず、派手な看板も出ていません からね。そもそもお店かどうかもわからん、という話もちらほら。 というわけで、少しはお店らしく、少なくともどんなものが置いてあるか ぐらいアッピールしようではないかということで。 A型サインボードを注文しました! A型サインボードというのは、いわゆる「A」の形をした、店先に出す簡易 型黒板付き看板。 そこに、季節のオススメ品の写真などを貼って、黒板でメッセージをかこう かなぁなんて思っています。 これからのオススメ商品は、成人式に向けた髪飾り類ですから、そのポスター を作るべく、昨日せっせと作業にいそしんでおりました。 で、完成したのがこちら。 ![]() とりあえず興味を持ってもらうべく。 さらには、写真アルバムを購入の上、髪飾りスタイルブックも作ろうと 目論見中。これを外において、「ご自由にご覧ください」とするわけです。 いままで外に向けてのアピールをしたことのないおはりばこ。 はてさて、どのようになりますやら。 ★★本日のアップ★★ 古布のがま口 マメがま 名刺入れ 飛び兎の根付 六輪梅かんざしビラ台 六輪華かんざし |
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