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2006.07.30 新大宮商店街夏祭

やってきました!

年に一度のお楽しみ、新大宮商店街主催、夏祭り!
新大宮商店街というのは、おはりばこのある通りから一筋東の通りにある商店街。昭和10年ごろの区画整理の折、新しく作られた京都の中では比較的若い商店街です。

しかしここ、なかなか行事ごとに力が入っておりまして、この夏祭りは7月の目玉イベントなのです。
祭りといっても商店街主催のため、神輿が出るわけでもなく謂われがあるわけでもなく、ホント地元の夏祭り、といった風情。

裏から聞こえてくる喧騒に誘われて、早速行ってみましたよ。
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なかなかの人だかり。

的屋さんを通さない、商店街の皆様手作りの夜店やゲームが所狭しと並んでおります。

浴衣率もとても高く、特に小さな子供達の浴衣姿は
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祭りの賑わいを一層盛り上げてくれます。

商品つきのカラオケ大会などもあり、
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猩々顔のお父さんの歌声が、手拍子と共に紫野の黄昏に響きます。
商品はもらえたのかな?

どこからともなく聞こえてくる太鼓の音に誘われて、音の主を探しに行<と、サンバ隊発見!
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このサンバ隊、先日遊びに行った某店の5周年パーティでもご機嫌な音を鳴らしていました。
やっぱり太鼓の音はいいもんです。

この新大宮商店街の皆様の結束たるや、なかなかすごいものがありまして、他の商店街ではなかなか見ない催しを積極的にされています。

派手さもないし雅でもないけれど、紫野らしいとてもいい商店街です。
昔ながらの粉物屋さんや乾物屋さんなども残っており、最近流行の昭和テーマパークを地で行く新大宮商店街。

おはりばこにお越しの際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



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Post at 19:56(日)/No.224京都案内Com:5Tb:0Top↑

2006.07.28 驟雨

雲は湧き 光溢れて 天高く お洗濯物 今日ぞ干さん

しみったれた心を吹き飛ばすかのような青空に、鼻歌交じりでお洗濯物を竿に掛け、ついでといっちゃあなんですが、長雨にやられカビが生えてしまったバックパックもお天道様に曝してやることに。

夏の早朝というのは本当に気持ちがいいもので、「灼熱地獄の刑」の執行猶予中に家事をする徳は、とても三文では買えません。
たまには早起きしてみるもんですわな。

この酷暑の中、わざわざ京都の北端まで足を運んでくれる奇特な方もそうおらず、店も静かなものですが、今日はつまみかんざし作り体験のお客様が一組入っており、午後三時からは二階のロフトにてご教示仕っておりました。

ロフトといえば聞こえはいいですが、平たく言うと屋根裏部屋のため、その暑さたるや筆舌に尽くしがたく、脂汗を滲ませるお客さまに店主は冷や汗、という妙ちくりんな授業風景が展開されるこの季節。
花びらの五枚を作り終え、いざかんざしに、というところで突如瓦を打つパチパチという音が聞こえてきたかと思うと、次の瞬間には所謂「雷を伴った強い雨音」がおはりばこを襲いました。

「洗濯物!」

思わず口にしてしまったその言葉にお客様もお気遣いくださり、お言葉に甘えて店主は一目散、裏庭に飛び出し、物干し竿から洗濯物を避難させ、再び急いでロフトに駆け戻ったのです、新たな冷や汗と共に。

夕立のおかげで少しは涼しくなり、お客様の脂汗も店主の冷や汗も引き、無事に体験を終えました。

やれやれだぜ、と裏庭に出ると。
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7年以上店主の相棒を務め、共に世界を見聞した我がバックパックが濡れねずみのような有様に。

「ごめんよ、ごめんよ」と心の中で呟きながらも、ちゃっかりネタにするために写真を撮った店主の罪。

明日からの「灼熱地獄の刑」、謹んで甘んずる所存です。



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Post at 23:07(金)/No.223町家暮らしCom:2Tb:0Top↑

2006.07.26 覆水盆に返らず

朝から店内に響く大音声。
「諸行無常〜」と聞こえたか、音源に目を遣るとそこには無残なガラスの破片が。

商品を乗せていたガラスの棚が落っこちて、割れてしまいました。
これは何かの凶兆か、それともこのガラスが凶事の身代わりになってくれたのか。
何れにせよ一度壊れてしまったものはもう返せません。

しかし不幸中の幸い、周りに人間はおらず、第三者に迷惑をかけることなく散っていきました。

形の無いものですらいつかは壊れてしまうもの、形あるものならば言わずもがな。
壊れてしまったものは致し方なく、店主に出来ることは、怪我をしないように綺麗に片付けてやることと、在りし日のそれに感謝することぐらい。
新聞紙とナイロンの袋に包まれたガラスの残骸を不憫に思い、せめてもの餞にと、上から着物で包んでやりました。

その後コーナンに行き、塩梅の良い板を見つけてきて事なきを得ましたが、今回壊れたものが代用のきくものだから良かったものの、唯一無二の尊いものだったら・・・
そのときは事実を粛々と受け入れ、割り切れぬ思いを割り切り、絶てぬ未練を断ち、前を向くしかないのでしょう。

それがどれだけ難しいことか、分かった上で。

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Post at 19:33(水)/No.222趣味・日常Com:2Tb:0Top↑

2006.07.25 お金がなくても天神さん

やってきました25日!
25日は毎月いいことが二つもありまして、即ち、天神さんとお給料日。

しかしながら、入ったばかりのお給金を懐に、いそいそと天神さんに馳せ参じ、とはいかないものでして。
お給料は25日のお昼以降に入ってくるのですが、天神さんは25日の朝から参加するわけで、この視点から見ると天神さんは、究極の給料日前ともいえるのです。

従って、天神さんで使えるお金は、毎月のやりくりの末残ったお金ということになりますので、いかにこの日までにお金を余らすかが重要なのです。
しかし今月は何かと入用が重なり、自分用の物はたった2500円しか買えませんでした・・・。

んだども、お金がなくても楽しめるのが天神さん。
というより、天神さんは素敵なみんなに構ってもらう楽しいイベントなのですよ、店主にとっては。

本邦初公開でしょうか。
男チョコさんの異名をとる猪口さんと、そのお弟子さんのご存知キャスパーさん。
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自由を標榜するキャスパーさんも、猪口さんには全く頭が上がりません。
その上、猪口さんからはキャスパーさんのハズカシ話がぽんぽん出てくるもんですから、キャスパーさんは立つ瀬無し。
半身に構えるキャスパーさんから、その様子が伺えますね。
仲がいいのか悪いのか、この二人の掛け合いも、天神さんの名物なのです。

今日はうろうろしても先立つものもなく臍を噛むだけなので、おとなしく正尚堂さんの前でボッシーchokoちゃんに遊んでもらっていた店主。
ボッシーの話はいつ聞いても面白く、勉強になりやス。

今日の店主は夏モード。
黒の麻の単の下はタンクトップ、兵児帯巻いて革雪駄。
画像はおそらくボッシーor chokoちゃんブログ風雅舎さんブログにアップされるので、よろしければご覧くださいな。

来月こそは、ちゃんと切り詰めて天神さん資金をきっちりためて、秋物を手に入れなければ!

・・・地道に自炊します。

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Post at 18:36(火)/No.221京都案内Com:0Tb:0Top↑

2006.07.24 土用丑

昨日は土用の丑の日。
皆様鰻はたべましたか?

価格上昇のあおりを受けて、なかなか鰻を食べることのない皆様も、価格上昇のあおりを受けて、なかなか鰻が売れないと嘆く鰻屋さんも、昨日ばかりは良い一日だったのではないでしょうか。

鰻フィーバーに沸く土用丑ですが、京都のとある有名鰻料理屋さんは、なんと毎年夏の土用丑は鰻の供養のため休業するとのこと。
ハッタリや奇をてらってできることじゃぁありません。
商売に対する強い誇りを感じます。

そう、商売のやり方は色々。

仕事というのはその人のペースがあり、やり方があり、こだわりがある。
天神さんを明日に控え、忙しい中遅くまで看板とにらめっこするキャスパーさんを見ていると、
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なかなか仕上がらないことも許せてくるから不思議です。

今年は夏の土用丑がもう一度あるようです。
8月4日は鰻でも一緒に食いましょうかね、キャスパーさん。

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Post at 21:57(月)/No.220改修・引越しCom:2Tb:0Top↑

2006.07.23 ボウフラ全滅セリ

裏庭の池から発生する蚊に日々悩むおはりばこ。

この季節は窓を開けることもままならず、除虫菊を焚いてもベープを焚いても湧き出る蚊には追いつかず、さながら答えの出ないニュートン算。

もはや物理的にヤるしかないのか、と、仁義なき戦いを決め込んでいた店主に朗報が舞い込んできました。
なんと、池のボウフラを全滅させることが出来る裏技があるというのです。

将を射んと欲すればまずは馬、蚊を滅せんと欲すればまずはボウフラ。
理に適っております。

その方法とはいたってカンタン、10円玉を水場に放り込むだけ。
日本銅センターの実験によると、銅を入れた容器で飼ったボウフラが全滅したとの事。
「全滅」です。
「効果がある」のではなく、「必殺」なのです。これは画期的!

というわけで早速、店主の個人的小銭入れを検めます。
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なんでも、錆びていない綺麗な10円玉がいいということなので、年代の若い10円玉を探してみることに。
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褐色真新しい、平成十六年・十七年の10円玉を三枚用意しました。
これを持ち、早速庭へGO!

お!
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長雨の所為か、枯れ蔦から無数に顔を出すキノコたち♪

おっと、今はキノコ風情に構っている場合ではない。
10円玉三枚を池に放り込み、パンパンと二拍一礼。
三重に縁がありますように、っと。蚊のご縁はいりませんよ、っと。
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これで裏庭のボウフラは全滅です。
コストはたったの30円。
カンタン、低コスト、安全と三拍子揃ったこの裏技。
発見とは、こういう身近なところで画期的なアイデアを言うのです。

ボウフラを殺すメカニズムですが、日本銅センター曰く、

「解明はこれから。」

つまり、分かってないってこと。
なんか良く分からんけど効果は覿面ってこれ、当たる迷信のような胡散臭さと不思議さが男の子心をくすぐります。

10円玉も使いようですね。

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情報を提供してくださったしっぽさん、ありがとう!

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Post at 16:50(日)/No.219町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2006.07.22 天気の話

祇園囃子とともに店主を囃し立てた雷は、次の日には文字通り鳴りを潜め、それからはうんざりする様な長雨続き。

天を仰いでも日輪は望めず、聞こえてくるのは聞き飽きた雨音と、自分の溜息ばかり。
「止まない雨は無い」ことは分かっていても、ひょっとしたらこのままずっと・・・などとくだらないことが頭をかすめ、憂鬱が臨界点に達するほんの手前、やっと晴れ間がのぞきました。
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北京で羽ばたく蝶によってニューヨークで嵐がおきるように、全ての物事がどこかで繋がっているのだとしたら、今日の晴天をもたらしたものはもしかしたら、誰かの何かによるものなのかもしれません。
ならばこの晴れを始まりとし、次に繋げていかなければいけません。
それがたとえ結果の見えないカオスだとしても。

明日はまた新たな雨が降りそうですが、それが分かっていれば手立ての打ちようもあるというもの、何を恐れる必要もありません。
あとは曇りを経て晴れるのを待つのみ。


そうして梅雨をやり過ごせばもうこっちのもの。
長雨のあとの晴天は、きっと今まで以上に輝いて見えることでしょう。

それが紫野きっての雨男、店主が梅雨に学んだことです。
Post at 21:40(土)/No.218趣味・日常Com:3Tb:0Top↑

2006.07.18 鐶色々

羽織紐と、羽織の乳(ち)を繋げるカン。
漢字で書くと鐶。変換では出てこない漢字です。

普段何気なく使っているこの鐶にも実は色々あるんです。
今日はこんなところにこだわって見ましょう。

先日、ご近所さんから着物などをいただきまして、その中に鐶ばかり入った桐箱を発見。
中を見てみると色んな鐶がありまして、持ち主様のこだわりを垣間見ることが出来ます。

まずはこちら。
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スタンダードなクロム鍍金の鐶。
1円玉は大きさの比較です。ちなみに、1円玉はこちらが表です。

こちらも普通の鍍金の鐶かと思われますが、
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謎の刻印が。
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なんて書いてあるかは判別不能です。
メーカーの銘なのかな?

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こちらもよく見かけますね。
銅か真鍮でしょうか。小ぶりでカーブの美しい粋な鐶です。

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こちらは少しスマートな印象。
鐶の先の丸い返しがありません。
そして良く見ると、こちらにも刻印があります。なになに・・・?

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KKと読めます。
株式会社?全く謎です。

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出ました!
18金羽織紐。たまにお目にかかりますが、店主の手にやってきたのはこれが初めてです。

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きちんと「K18」と読めます。
形も、丸鐶とS鐶を組み合わせたこだわり意匠。
これをつければ気分は成金。
「どうだ明るくなつたらう」

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珍しい形の鐶です。
ちなみにこちらも、
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18金。
ただし、残念ながら片方だけでした。

そして、誰も聞いたことも見たことの無い20金の鐶を発見!
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ってこれどうみても鍍金なんですが。
そもそも20金ってあるのでしょうか?ひょっとして白金?なわけないですよね。
またしても謎ですが、ネタとしては悪くない。

よしお前、一張羅の勝負鐶に決定!

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Post at 18:23(火)/No.217着物Com:0Tb:0Top↑

2006.07.17 本品は、食べられません

今日、祇園祭は山鉾巡行。

十代の頃は全く意識することのなかったオマケ的行事ですが、祇園祭にとってはハイライトといえるものです。
これが終わると、「ああ、祇園祭も終わった。梅雨明けはまだかいな」などとついつい口走ってしまうのですが、実は7月晦日まで祇園祭は終わらず、だけども正直鉾の巡行以降にそれ以上パッとする行事もなく、ここから「あとの祭り」ってな言葉が出来たとか出来ないとか。

さて、その鉾に店主は数年ぶりに上ったわけですが、タダでは上がることが出来ません。
鉾に上るには、鉾の下にある受付で券を求め、それを上る際に渡すのですが、その券の値段が1000円。

高い!と思われるかもしれませんが、さにあらず。
券にはご利益たっぷり、厄除けの粽(ちまき)がセットに!
自転車

しかも今ならなんと!
ありがた〜いお札もつけちゃいますよ!
晴明神社

ちなみにこの粽、鉾町で売り子さんから買ってもおんなじ値段。
つまり、鉾に上る人は粽も買ってね♪というシステムなのです。

この粽ですが、粽とは名ばかりで、中身は食べられません。というより入っておりません。

「何を殊更当たりめぇのことを」

いや、店主も常識と思っていたのですが、ご存じない方に立て続けにお目にかかり、案外知られていないのかも、と思い筆を執った訳なのです。

この粽は食べるものにあらず。玄関に飾るものなのです。
もともとは夏越の茅の輪にルーツを持つらしく、この下を潜ると厄を祓ってくれるといういわれがあります。
さらに、オプションとしてそれぞれの鉾オリジナルのご利益がついています。例えば店主が上った菊水鉾は商売繁昌と不老長寿、といった具合に。

とは言っても、中から餅が出てくると思っている人も当然いるわけで、その人たちは何の疑いもなく腹が空いたらこの粽を解き、ご利益のある御餅を頂こうとするのでしょうが、中には餅はおろか何も入っておらず、途方に暮れることとなるのです。

この粽には、そんな人の欲を戒める効果もあるのです。多分。

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Post at 22:48(月)/No.216京都案内Com:3Tb:0Top↑

2006.07.16 果報者

梅雨も明けきらぬ7月半ばではございますが、京都は、いや店主は、祭モード真っ只中でございます。

昨日は黒の麻に鼠色の兵児帯と十六弁菊の地紋の入った真っ赤な下帯のようなものを絡ませて結ぶという、ギリギリアウトのコーディネートで朝から気合を入れておりました。

そりゃあだって、今日は祭ですもの。

午後一から「BATI・HOLIC」という和太鼓を中心とした音楽・ダンスパフォーマンスユニットのライブに行っておりまして、丹田に轟く太鼓と素晴らしいパフォーマンスの数々に柏手を打ち、アジナチャクラのスイッチをポチッと入れると、夕方からは祇園祭に向かうべく町へと足を向けました。

町に降り立ったその瞬間、「晴れ時々曇り」なんていう守りに入った気象庁の予報を嘲笑う雷神様の轟音豪雨のソロライブが、店主を歓迎するかの如く幕を開け、予想外の雨にてんやわんやの人たちを尻目に「祭だ、祭だ」と一人楽しんでいたわけです。

雷神様のおかげで、完全に祭モードになった店主。
煙と店主は高いところが好き、って数年ぶりに鉾に上り、屏風祭を見て周り、コンチキチンが響く中祭のハレを噛み締めておりました。

三条大橋の袂から、なにやら調子の良い音が聞こえてくるので行ってみると、太鼓好き有志によるジャンベライブが。
今日三回目の太鼓のライブじゃ、と小躍りしていると、それまで天からおとなしく見ていた雷神様、地上から聞こえてくる太鼓の音に我慢しきれなくなったのか、はたまたこう叩くんだと手本を示したかったのか、太鼓のセッションにゲリラ参加。もうこれ以上ないほどの大暴れっぷりでした。

祭り好き、太鼓好き、雷好きの店主にとって至れり尽くせりの一日は、こうして幕を下ろしたのです。
七月十五日限定、店主は京都一の果報者でした。

そして今日、最近よく遊びに来てくれる友人三人より、「寿司奢ったる」てな電話が入りました。
なぜに?

「いつも世話になってるから」

お互い様やろが、と返そうとも思いましたが、ここは一つ甘えてみることにします。

「回る方やけどな」

いやいや、嬉しいのはその心意気。


どうやら店主は、今日も果報者のようです。

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Post at 18:55(日)/No.215京都案内Com:2Tb:0Top↑

2006.07.14 祇園祭のジンクス☆思い出編☆

今日は祇園祭宵宵宵山。
今日から3日間、各山鉾は豪華に飾られ、祇園囃子のコンチキチンの中、歩行者天国となった四条近辺は、黒山の人だかりとなります。

「祇園祭に行ったカップルは別れる」

こんなジンクスをご存知でしょうか。
京都では結構有名なジンクスですが、なぜこのようなジンクスがあるのでしょうか。
今日はその辺りを検証してみましょう。



さて、日本三大祭に数えられるこのお祭も、京都のキッズ達にとっては単なる地元の祭。
1学期の期末試験も近づいた7月頭、京都のキッズ達の間では祇園祭の話題で持ちきりになります。
鉾や屏風祭など、文化的な話は一切なく。何の話かってそりゃ、「誰と行くのか?」これに尽きます。

小学校の頃は親に連れられて行った祇園祭も、中学に入ると友達同士で行くようになります。
最初は5〜6人の男女混合グループで遊びに行くわけですが、ちょっとませた連中になりますと、いわゆる男女二人で行くようになりまして、若人達にとっては気になるあの子を誘うチャンスでもあるのです。

「お前祇園どうすんねん」

この台詞は7月京都の風物詩。

まあ中高時分というのは、モテる奴ってのは大概決まっておりまして(男女共に)、順当なところは順当にペアが成立していくのですが、そこからがお楽しみ。
店主は往時、硬派を気取っておりまして、平たく言えばもてなかったため、余り物の店主は同胞の友人とともに祭に繰り出して徘徊していたのです。

祇園祭というのは不思議なもので、何万人もの人出にもかかわらず、面白いように友達に会うのですが、我々負け組み男子の目的は一つ、同級生の意外なカップル情報を入手すること。
身動きが取れないほどの人出ですので、向こうさん達も我々の姿を確認後、機転を利かせて他人の振りをするなどという余裕などなく、あえなくフライデーされてしまうわけです。

恥ずかしそうにしているご両人をニヤニヤ眺めるという趣味の悪い行為は、確実に負け組みであるはずの自分たちに、一瞬でも優越感をもたらしてくれるのです。って全然硬派じゃねぇな。

そして次の日には、志を同じくする別のグループと蜜に情報を交換し、瞬く間に校内に口伝で打電します。
時には独身の先生のデートも生徒によってすっぱ抜かれ、スクープとして扱われます。

特に意外性のあるカップル達の仲は学校中の知るところとなり、まだ付き合ってもいないのに冷やかされたりするため、どうにもお互い気まずくなり、次第に疎遠になっていく、というパターンがしばしば見られました。

これが、冒頭のジンクスにつながっているのではと店主は推察いたします。


我々もカップル達も、若かったんです。
若さゆえ、必要以上に面白がってしまった我々。
若さゆえ、相手を守るということの意味を知らなかったカップル達。
でも、若さを理由に許される範囲の過ちです。

祭の華やかな喧騒の中、ドキドキしながら手を曳き曳かれる子供以上大人未満、友達以上恋人未満の二人。
ジッタリンジンの名曲「夏祭り」そのままの世界。
最高じゃないですか。


今日から三日間、そんなドラマが其処彼処で繰り広げられるのです。
若いっていいね〜。

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Post at 19:54(金)/No.214京都案内Com:2Tb:0Top↑

2006.07.12 新柄入荷情報

とある平和な昼下がり・・・

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「わーわー」


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バサバサバサ・・・・


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「ホーホケキョ」


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バサ・・・


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「いやーめでタイねー」


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「ほんまほんま、めでたいねぇ」


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「ちょ、瓢箪関係あらへんがな」


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「ボウズ、関係ねぇ物もってくんじゃねぇぞ。なあポチ」


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「そうそう犬、ってもっと関係あらへんがな!しかもなぜにプードル?」


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「あらやだ。バカばっかり」


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「パンツ履いてから言え!
アホばっかりやなほんま、嫌になるわ。次!」




火の用心
「いやー諸君、めでたいですなーはっはっはっ」


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「お ま え 論 外 !」

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唐子柄っていつ見てもシュールですよね。
これらの布はもうすぐ登場予定です!
お楽しみに・・・。

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Post at 19:54(水)/No.213着物Com:6Tb:0Top↑

2006.07.11 無から一を

キャスパーさんが、ご自身の作品を見せにに来てくれました。
なんでも、伝統工芸のコンクールに出展するとのこと。

「伝統とは守るものではなく、進化するべきもの」

技術を後々まで伝えることは大事だけど、その技術を使って新しいものを作らなければ意味がない!
との信念に基づき、彼の言うところの「面白いもの」を、さまざまな技術を使って表現したいのだそうです。

彫、漆、象嵌、螺鈿。
さまざまな技術を使って、今までにないものを作るそうです。
キャスパーさんは、ご自身が考案したという透かし螺鈿という技術をお持ちです。
透かし螺鈿を使って作った竹製のZippoを見せてもらいましたが、螺鈿を透かして金魚が泳ぐ意匠で、とっても涼しげでした。
目下特許出願予定とのとことですので、写真はNG。

今回製作中の作品はこちら。
071101.jpg


蓮畑にて夕日に手を振る化け猫です。
まだ彫の途中ですので、完成は遠いですが、上記の技術を惜しむことなく使って仕上げるらしいです。

職人気質のキャスパーさん、商いは少し不器用なところがありますが、こと製作仕事となると、何時間でも休まずに作品に没頭しています。

店主は商人、1を2にするのが仕事。0から1を生み出す術を知りません。
しかしなぜか、店主の周りには絵描き、物書き、職人、作家など、0から1を生み出す人たちがたくさんいます。

もしかしたら自分にないものを持つそういう人たちを求めているのかも知れません。
出来上がったもの勝負、一切誤魔化しが効かない世界です。
だから、ものづくりをしている人たちは、どこか捻くれている割に一本気な性格。

今日もどこかで何かを生み出している誰かさん、店主はあなたを応援しています。


頑張れ!

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Post at 19:35(火)/No.212趣味・日常Com:0Tb:0Top↑

2006.07.10 履き倒れ、ってこれホントにこけるかも

先日天神さんでお江戸の素敵ガール達に出会って以来、江戸に行きたい熱がふつふつと沸いているのですが、単純な店主は、「江戸→浅草→履物→履き倒れ」という単純な思考フローをたどり、柄にもなく履物にこだわってみようと目論んでいるこの夏。

偶然にも今日、誂えてもらっていた二つの履物が届きました。

一つ目は、西陣に工房を構える吉靴房さんにお願いしていた革雪駄。
尻鉄(しりがね)をどうしてもつけて欲しいと無理を言いうも、見事浅草の履物屋さんの倉庫から尻鉄を探し出してくれた職人の野嶋さん。感謝です。

こうなりました。
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無骨で男らしいシルエット。
持ち込んだ布で作ってもらった鼻緒も男子の匂いプンプンです。

肝心の尻鉄はこんな感じに。
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こんな尻鉄、見たことない!
馬蹄型は良くあるタイプ、三角の鋲タイプやチャラガネなら見たことありますが、三日月型ははじめて見ました。

こいつは良い音がでそうです。
そして良く滑りそうです。デパートなんかで踏ん張った日にゃ、派手に後頭部からこけそうな感じです。

安全性?そんな言葉は梅雨入り前に忘れました。
この夏は粋がってやりますよ。

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足を大きく包み込むシルエットは、和のちょい悪オヤジ然。
かかとを出して歩くのが粋、なんていいますが、いやいやこれはこの方がいいんですよ。
背の低い店主は、足元が大きいとなんだか漫画みたいで意外とバランスが取れるんです。

麻を兵児帯で着流したときなんかに履きたいですね。


そしてもう一つ、浅草のとある履物屋さんのネットショップで購入した、お店オリジナルの塗りの下駄。
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黒塗りに赤い縁取りが伊達を気取ってます。
鼻緒は生成りの正絹の縞。こちらもお誂えです。

あんまりキャラじゃないんですが、やっぱり男の子ですからたまにはカッコつけたいときもありまして、パリっと背伸びしたカッコした時にお供させたい下駄です。

ぬ?
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裏には滑り止め兼減り止めのウレタンが!
効率性?そんな言葉は梅雨が明けたら忘れます。
この夏は粋がってやるんだ、ってば!

まったくの独断ですが、下駄というものはあの「カランコロン」という音も含めて下駄。
去勢された下駄で伊達が気取れるものか!(※独断です。お許しを。)

というわけで、あの乾いた音を取り戻すべく、引っぺがしてやりましたさ。
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店主のためを思ってウレタンを貼ってくれた職人さんに何度も詫びながら、ちょっとずつ、丁寧に。

そんなわけで今年の夏は、つるつる滑って空を掻く店主が彼方此方でご覧になれます。時にはすってんころりん、派手に尻で餅をつくこともありましょう。

おっと、同情の眼差しは無用です。

起き上がるその所作にこそ、伊達を気取ってやりますから。

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Post at 19:08(月)/No.211着物Com:5Tb:0Top↑

2006.07.09 一石何鳥

たまには部屋の片付けもしてみるもので、小銭は出てくるわボールペンは出てくるわ、必要なときにどれだけ探しても見つからないライターも売るほど出てくるわ。

これというのも、夏の着倒れのためちょこちょこと散財し、気が付けば現金もなくなってきてしまったため、何か金目の物見つけてをネットオークションで捌いてやろうなんて思っているのです。

ネットオークションというのは古い物好きには革命的なツールでして、例えば時代物の長火鉢を古道具屋さんに持っていき、次の日同じものをその店で買ったとすると、両者の価格には大きな開きがあり、損をします。
古道具屋さんは、在庫リスク・管理手数料などを加味して値をつけるわけで、これは当然といえば当然。

しかし、ネットオークションでは、時の運もありますが買値と売値はほぼ同じになります。
古いものであればあるほどその傾向は強く、例えば今年発売の流行の服は、来年になれば値崩れを起こしますが、大正時代の着物であれば大きく値が落ちるということもなく、うまく行けば買ったときよりも高く売れる、なんてことも。

さらに、部屋を物色していると、しばらく店主の記憶から忘れ去られていたものがひょっこり出てくる、なんていうメリットもあります。

冬の間に買った、本麻の長襦袢。
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買った記憶はあったものの、長らく目にしていなかったため、アレはひょっとしたら夢だったのかしらて、などと思っていたのですがちゃんとありました。
この夏活躍間違い無しです。


ごみを減らし、部屋をすっきりさせ、その上お小遣いまで手に入る、そんな21世紀の夢のツールを使わない手はありません。

さあ今日も、お宝探しに木置きに出かけますか!

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Post at 18:33(日)/No.210着物Com:0Tb:0Top↑

2006.07.07 爆弾が落っこちる時

「誰一人望んではいないのに
 誰一人喜んじゃいないのに」


昨日、一枚の絵葉書が届きました。
去年の今頃、遊びに来てくれた彼をそのまま阿蘇のとあるミュージックフェスティバルに強引に誘い、一緒に遊んだ朋友からでした。

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彼はそのまま旅を続け、日本を周った後もう一度京都を訪れると、その足で海外へ飛んでいきました。
トルコに入って日食を見、ヨーロッパを踏破して海峡を渡り、サハラ砂漠を歩いて旅し、今度は再び海峡を渡るようです。
絵葉書には、阿蘇から旅が始まったこと、これからドイツへ向かうこと、まだしばらくは帰ってこないことが書かれていました。

とはいえ、数十年前まではSFの世界だった現在に生きる店主には、数日ごとにPCを通して彼の近況が伝わってきます。
笑った、泣いた、友達が出来た、ガイドブックを捨てた、彼の日記はあたかも少年漫画の主人公の日記のようです。


「僕は自由に生きていたいのに
 みんな幸せでいるべきなのに」


きのこ雲禁止のTシャツを着て世界を周るヒロシマのラスタマンの目には、今の日本はどう写るのでしょうか。
Post at 21:22(金)/No.209趣味・日常Com:0Tb:0Top↑

2006.07.05 キャスパー面目躍如

今日は閉店後、昨日キャスパーさんから売っていただいた葦戸の調整しました。
というより現在進行で調整中。
本日は町家暮らし日記初、現場より生中継です。

築94年の京町家、鴨居も敷居もいがんでしまっており、それにあわせた調整が必要になってきます。
昨日五分×五分の下駄を履かせた葦戸、今度は高すぎた分を減らなければいけません。
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まずは打った釘を釘締めで締めます。
鉋をかけなければいけませんからね。

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鉋を調節するキャスパー氏。
おお、目が真剣だ。
鉋の調節が済んだら、あとはひたすら
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かけます。
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かけます。

時にはしゃくり鉋を使い、微調整。
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ぶっとい腕に生傷、男のロマンっスよキャスパーさん!

五分×五分だった下駄も、作業を終えればこの通り。
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素晴らしい仕事です。

お!出来たようです。

三枚の葦戸を、それぞれの位置に合わせてひとつずつ調節する作業は、並大抵のものではなく、予想以上に時間がかかってしまいましたが、見事にぴったりはまりました。
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さすがに無理を言ったので、ビールとトマトを追加で差し上げることに。
うまいですか?
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うまそうです。

さすが祖父に中村外二の大工を持つ男。
感謝感謝です。

こんな器用で面倒見の良いキャスパーさんに、ぜひとも励ましのお便りを!
宛先はこちらまで

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Post at 20:25(水)/No.208町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2006.07.04 吉日

朝、そろそろ浴衣の用意でもしますか、と箪笥の奥から引っ張り出してきた浴衣の袂から5000円札を発見し、最高のスタートを切った7月4日。
今日は良いことありそうだ!

と思っていたら、ご近所さんから小さな古い抽斗をもらうわ、某Fさんご来店だわと、絶好調。

そして夕方、解体帰りのキャスパーさんが大きな手土産を携えてご来店。いや、ご営業。
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お寺から初出ししてきたという葦戸三枚。
勝虫の透かしが入った立派なものです。
ハイテンションな値段交渉の末、建具調整代込みで12500円+ビール+トマト一個+賀茂茄子一個にてハンマープライス。

ちょうど店主の部屋と撮影部屋の間の建具を夏建具に変えようと思っていた店主にとってはタイミングの良い話でした。
ただ、高さが五分ほど足りないので、葦戸に下駄を履かせなければいけません。

裏庭にほってあった要らない格子戸を分解し、調整にかかるキャスパー氏。
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元大工だけあって手馴れたものです。
手際よく3つの葦戸を調整してもらったのですが、今度は少し高すぎたようで、嵌め込んだときにどうも動きが悪い。
仕方がないので明日してもらうことにしました。

いやしかし、これでやっと店主の部屋も涼しくなるって物です。
忙しくも充実した一日。
そんな一日は、大好物の賀茂茄子田楽と、
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7時間かけて作った豚の角煮で
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締めることに致しましょう!

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Post at 16:03(火)/No.207町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2006.07.03 やっちまいました

降る降るといってなかなかあたらない京都の天気予報。
逆だったら大ブーイングですが、うれしい外れ方なので多めに見ている方も多いのではないでしょうか?

今日は午後から、どんなド素人でも雨を予言できるほどに、今にも雲ごと落っこちてきてしまいそうな重たそうな雨雲が洛中を覆い、店主がこれシャッターチャンスと外に出たその瞬間、音と光と水のアーティスト雷神様のリサイタルは幕を開けました。

もとより雷神様の大ファンである店主は、光ってから1秒も経たないうちに轟が身を打つほどの特等席で、臍を隠すのも忘れてドーパミンを分泌し倒していたのですが、直後の大雨によって浸水した通り庭を見た瞬間、慌てて庭に飛び出しました。

庭には雨よけの軒があり、その下には店主の大事な大事な時代物陣羽織が置いてあったのです。
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普段は仕舞ってあるのですが、昨日何を思ったかそれを取り出し、眺め愛でていたのをそのままにしていたのです。
一応軒の下に置いておいたとはいえこの大雨、もしかしたら・・・という嫌な予感が店主を走らせたのです。

そしてその予感は見事的中。

尋常の雨なら問題なかったのですが、大ハッスルした雷神様が降らせる雨は尋常のそれではなく、水切りや樋の類は本来の用をまったく為さず、隙間という隙間から水が零れ落ち、陣羽織を直撃していたのです。

浅くても明治、欲目なしで江戸末あろうかというこの墨染の陣羽織は、経年の風化により生地にリキはなく、墨もポロポロに煤けてしまっているほどデリケートな品。
そこへさして最も忌避すべき水がかかってしまったからさあ大変。
慌てて家の中に入れ、雑巾で水分を吸い取り、ハンガーにかけて乾かしたのですがとき既に遅し。

やっちまいました。
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右の家紋は無事でしたが、背紋の古代縮緬はぬれてしまい、さらに周りの墨が溶け出してどす黒く染めてしまいました。
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自分の所有物が雨にぬれてわやになった、という話なら自己責任論のもと一笑付されるのみですが、これは大事な時代の預かり物。
店主の手に渡るまでに預かった人たちが、大事に大事に守ってきたがゆえに年代の割りにコンディション良く保たれていたのですが、自分の代でそれを傷つけてしまったとあっては、先人達に顔向けできません。


というわけで。

本来ならば隠すべき恥をあえてここにさらすことで、贖罪とさせていただきたくお願い申し上げます。


Post at 23:34(月)/No.206着物Com:4Tb:0Top↑

2006.07.02 出されたぶぶ漬けを食べて帰る京都人

ichi・man・ben latte打ち上げ開催の一報を受け、店主は一切手伝っていないにもかかわらず厚かましくも参加を決め込み、細帯に塩沢紬、そして勝負襦袢を仕込んで向かうは花街先斗町。
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歌舞練場の隣のビルの二階にある、鴨川を見渡せる飯屋に到着。
一切手伝っていないので、初めましての方が多数です。

初めましてぼくちゃん。ばっちりキマッテルネ!
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お母さんは人妻なのでお顔はカットしましたが、こんな大きなお子様がいるとは思えないほど若くて綺麗。

おっと某Fさん、煙草☆初体験☆ お父さんお母さん、ごめんなさい。
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で、いかが?

「おいしいものではないですね。」
うん、おいしいものではないですよ。

おいしい食事に舌鼓、あっという間のラストオーダー。
だるま商店のディレクター、嶋さんの帰り際をキャッチ!
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今度一緒に風呂屋行きましょう。

ほろ酔いで店を出る一行。今日はこれでお開き!
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なわけもなく、当然のように二次会開催の運びになり、一切手伝っていないにもかかわらず当然のように店主もお伴します。
千鳥の町先斗町を、千鳥足で歩く近江女と東北女。
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なかなか絵になってるよ、君達。

さて、大人の魅力満開のロベルトさんとタチコマさんご案内により、木屋町の奥の奥にあるお茶漬けバー「英楽」さんへと向かいます。
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若かりし頃遊んだこの辺りですが、こんな大人の隠れ家があったとは。
勉強になりまス!

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ご主人特製の梅酒を、赤・青のおそろいの切子のグラスでいただきます。
「乾杯(チン!)」なんつってこれ、大人の階段上る瞬間ですね。

そして締めはやっぱりこれ。
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京都人たるもの、ぶぶ漬けをよばれずして宵を越すことなど出来やしません。
適度に固めのお米と熱々のお茶が、少々呑み過ぎた体を優しく癒してくれます。はぁー、やっとほっこりした。
酔いの所為か、目蓋が重くなった店主は、これにて退散。皆様ごゆっくり・・・。

一切手伝っていないにもかかわらず、二次会まで散らかしてしまった店主ですが、いちまんべんスタッフの皆様、モデルの皆様、裏方の皆様に優しくしていただき、つくづく店主は人に甘えて生きてるなーと痛感した次第です。

いちまんべんの皆様、本当にお疲れ様、いつもありがとう。これからも仲良くしてね♪
Post at 20:28(日)/No.205京都案内Com:7Tb:0Top↑

2006.07.01 革セッター

今まで内緒にしておりましたが、実は店主・・・
履物を誂えているのです。

完成まで内緒にして皆様をびっくりさせようと思っていたのですが、本日、お願いしている吉靴房さんからうれしいお電話を頂き、このうれしい気持ちを誰かに伝えたく存知、筆を執った次第です。いや、完成したわけではないんですが。

ことの始まりは3ヶ月前の上賀茂神社手作り市、偶然見つけた個性的な靴屋さん。お洒落な靴たちに混じって一際異彩を放つ革下駄に目を奪われたのが、吉靴房さんとの出会いでした。

オーダーメイドに弱い店主、どんな履物を誂えようかとその日から思案し、先日正尚堂さんに作っていただいた帯に使った布を鼻緒にして、革雪駄を作ってもらうことにしたのです。
形をもっとスマートにし、雪駄の形でお願いしました。

雪駄を誂えるにあたって店主がどうしても譲れなかった点が一つ。
それが、かかとの馬蹄です。
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この馬蹄、かかとのヘリを減らす役割を果たすと同時に、歩く際に「チャッチャッ」という音を出すためにも重要なのです。
で、これを革雪駄につけて欲しい、と。無理難題を突きつけたのです。

とはいえ、馬蹄など扱ってらっしゃるわけもなく、無理を言った手前、店主も下駄屋を周って馬蹄を譲ってもらえるところを探しました。
しかし、この馬蹄は雪駄の裏を貼る際に先に埋め込まれているものらしく、下駄屋さんでは扱っていないそうなのです・・・。

半ばあきらめかけていたそんな今日の昼下がり、「吉靴房」の野嶋さんから、見つかったとの一報が入ったというわけなのです。

探していただいた金具は、馬蹄状ではなく三日月状なのだそうですが、いやいやそっちのほうが粋じゃないですか。
馬蹄よりも雪駄チャラチャラ度が高そうじゃありません?

聞くところによると、浅草のメーカーに問い合わせて見つけてくださったそう。
さすが、浅草の靴メーカーで修行を積まれただけのことはあります。

さぁ、あとは完成を待つのみ。
祇園祭までに間に合うといいなー。

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Post at 19:24(土)/No.204着物Com:5Tb:0Top↑