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2006.08.29 美山町茅葺の里

京都の何が良いって、海は遠くとも山が近いところ。

なんせ盆地ですから、市内からちょいと小一時間半車を走らせればほらこの通り、
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茅葺の里が現れます。

目に映るすべてのものがキラキラと輝いていて、どれだけ眺めていても影の位置以外変わるものなどありません。

もし犬を飼うなら、こんな小屋がいいよなーむしろ住みたい。とか、
藤原造園


町ではまず見かけない丸ポストが現役である証拠写真を撮って喜んでみたりとか。
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田舎暮らしにはあこがれますが、「住め」といわれると正直まだ店主にはむり。でもこうしてたまに足を運んで人間:自然の比率を逆転させて、脳味噌をリフレッシュできるのはありがたいことです。

やっぱり夏はいいです。
もう終わってしまいますが、来年又必ずやってくる律義者。
来年はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。

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Post at 22:06(火)/No.242京都案内Com:4Tb:0Top↑

2006.08.28 ichi・man・benさん三周年パーティ

お仕事で取引があるわけでもなく、別段距離が近いわけでもないのに、なぜか馬が合うお店、「ichi・man・ben」さん。

「着物を洋服のように」という新しいテーマに取り組み、次々と新しい着こなしを提案している着物屋さんです。
そのいちまんべんさんの3周年パーティにお呼ばれしてきましたよ。

市内某所、会場に到着すると、階段付近で怪しい人発見。
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ネタを仕込むこの人は、ご存知キャスパー氏。
能面で登場し、一笑い頂こうという腹でしょうか。
しかしこのネタは残念ながら不発、皆さんノーリアクションだったようで、きまずそうにこちらに助け舟を求める氏。
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他人の振り、他人の振り。

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今日も素敵な店長さんのちょっぴり緊張気味なご挨拶でパーティは幕を開けました。
エントランスで頑張っていたのは、夜会巻が玄人風味なO嬢。
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拝見するたびに美しくなってまぁ。

もはや肩書きをなんと言えば言いのか分からなくなってきたスーパーガイ、ボッシーの今日のいでたちは、伴天連さん風スタイル。
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もはや説明不要、いや、不可能な伊達男っぷり♪
男の店主にもため息をつかせるとは罪な男です。

奥さんのchokoちゃんは、蝶々の紗袷。
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今日もラブラブでしたさ。

出鼻を挫かれたキャスパー氏、挽回すべく美女を侍らせやに下がり。
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そんなキャスパーさんと一枚撮ってみました。
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この日の店主のいでたちは、上半身にくくり雁、下半身に中村縞が透けて見える紗袷です。写真では分かりにくいですが・・・。
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ドレスコード、なんて言われてたもんだから、一つ紋でフォーマルを演出。したのですが、他の皆様は結構遊んだ着こなしでした。

さすがいちまんべんさんのパーティだけあって、個性的な着こなしばかり。
こんなに精力的に着こなしを発信しているお店、店主はなかなか知りません。
京都にこんなお店があってよかったと改めて思わせてくれました。

今後も、4周年5周年と頑張って欲しいですね。


そういや昨日はおはりばこ引越し1周年!
何事もなく一日が過ぎていきましたが、これからもよろしくお願いします!




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Post at 21:34(月)/No.241着物Com:4Tb:0Top↑

2006.08.22 おはりばこもリニューアル

おはりばこは明日から夏休みを頂き、25日までお休みです。
この3日間を活かして、おはりばこもリニューアル工事を行います!

とは申しましても、店内の改装ではありません。
裏庭の庇を改修するのです。
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この庇が作られたのが大正元年。
爾来94年、裏庭の風雨をしのいで来た庇ではありますが、老朽化には勝てず、奥のトイレが雨漏りしてしまいました。
去年の夏の改修の折、工務店さんに少し手直ししてもらってはいたのですが、抜本的な改修が必要との判断を受け、全面改修と相成った次第です。
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ついぞ先に瓦屋さんに見ていただいたのですが、率直な感想が
「こりゃひどいなー」
とは恐れ入ります。

施工以来それほど大きな改修をしていなかったようで、瓦も下地もボロボロ。
とはいえ、94年も雨ざらしに耐えたことは、特筆物。
しかも手を加えて直してやれば、まだまだ使えるんですから。

町家暮らしと改修はセット。
文句を言おうものなら94年前、筋交に誇らしげに銘を入れた、
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二人の大工さんに怒られてしまいますからね。



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Post at 17:46(火)/No.240改修・引越しCom:3Tb:0Top↑

2006.08.21 いちまんべんさんリニューアル

京都の古着着物シーンを独自路線でリードし続ける、「ichi・man・ben」さんがリニューアルされたとの情報を得、早速冷やかしに行ってきましたよ。

たった3日間のリニューアル期間でしたが、床・棚・壁・バックヤードなど、がらりと雰囲気が変わっていました。
驚くべきことに、業者さんにお願いすることなくすべてスタッフだけで改装したそうなんです。

中でも目を引いたのが、中央にあるこのショーケース。
記念写真

見た瞬間、「こういうのが欲しかったんやよ!」と店主に思わしめたこの棚は、なんとボッシーの手作り。
他にもスタッフ手作りのものが満載です。

さてぼちぼち、と踵を返そうと思ったそのとき、
「お団子食べていきません?」
とのお誘いが。

店主も京都人、頂き物は2度ほど辞するのが常ではありますが、こと食べ物となりますと遠慮という言葉は辞書から消え、二つ返事で
「いただきます」。
地蔵盆

いちまんべんの萌え担当、Oさんのお里のお土産だそうで。
日本人のお菓子の原点、団子を美味しく頂いてまいりました。
ご馳走様でした。

そんないちまんべんさん、もうすぐ3周年を迎えられるらしく、3周年記念パーティが26日に開催されます。

一般の方も参加OKだそうですので、着物にドレスアップして行ってみてはいかがでしょうか?
着物の達人達の色んな話を聞けるチャンスですよ〜。

もちろん店主も参りますよ。

あードレスコード、どうしましょ。どうしましょ。



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Post at 20:03(月)/No.239着物Com:2Tb:0Top↑

2006.08.20 一日通行止

8月の第三日曜。
京都各所で行われる恒例行事といえば?

そう、地蔵盆。

町内の子供達を見守ってくれているお地蔵様に感謝し、お祭りする行事です。
地蔵盆の日だけは子供達が主役。
町内の大人たちがゲームやお菓子でもてなしてくれます。

この日ばかりは子供達も無礼講、大人の目が甘くなったのをいいことに殿様気分を満喫するわけです。

看板1

いたるところで通行止め。
しかも、上賀茂警察署のクレジット入りです。

おはりばこがある門前町はといいますと、、、
地蔵盆情報が入ってきません。
門前町には子供さんが少ないのかな?
ちなみに去年、おはりばこが引っ越す前に行われた戌亥町の地蔵盆は、
看板2

立派なモンでございました。
地蔵盆がないと、夏が終わった気がしないのですが・・・
来週の日曜日にかけてみます。

とはいっても、そもそも門前町には物凄い量のお地蔵さんがあり、どのお地蔵さんを祭るのか、とても疑問なのです。
我が家から裏手のお風呂屋さんまで、一本の道約30mほどなのですが、その道中で見止められるだけでも4箇所ものお地蔵さんがあります。
町内すべてのお地蔵さんとなると・・・いったいいくつになるんでしょうか。


涼しくなったから数えてみますね。



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Post at 17:51(日)/No.238京都案内Com:5Tb:0Top↑

2006.08.19 京都の旨いもんその1

昔はご馳走といえば肉だったり揚げ物だったりしたのですが、もう20台も後半になると、あっさりしたものや地味ながらも美味しいものに心惹かれるようになってきます。

先日実家に帰ったときにもらってきたのが、京都北山にある「しののめ」さんのちりめん山椒。
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おじゃこと山椒を炊き込んだだけのシンプルなもの、それだけにごまかしが効かない食べ物でもあります。
醤油をちょいと垂らして白ご飯の上にかけて食べる。
玉子掛けご飯に加えてもいいし、鰹節を一緒に掛けてもよし。
飽きの来ないご飯がススム君です。

続きましてはお菓子。

お菓子といえばカルビー・明治・湖池屋・やおきんと、ジャンク路線をひた走ってきた店主ですが、この仕事に就いてから、いろんな方から和菓子を頂くこととなり、少しは和菓子の話も出来るようになりました。

今日いただいたのは、千本玉寿軒さんの銘菓「西陣風味」。
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このお店、創業約70年と比較的新しいお店ですが、かの本家玉寿軒さんで修行を積まれた先代が暖簾分けを許されて開業したという和菓子屋さん。
玉寿軒を名乗るだけ合って、その質には定評があります(だそうです)。

箱を開けると、レインボーカラーのレトロ且つモダンな箱が二つ。
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その箱を開けると、綺麗に並べられたお菓子がお目見えです。
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この開けていくワクワク感も、和菓子にとっては大事な要因ですよね。

その中から一つ取り出してみると、西陣織を意識した、美しい包み紙に包まれた西陣風味がお目見えです。
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このパッケージ、たとう紙を意識しているんだとか。頷けます。
美しいたとう紙を開けてみると、
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絹を意識したという羽二重餅に透ける餡子が美しい。
餡子とお餅だけというシンプルなお菓子ですが、それだけにこちらもごまかしなし。
驚くほど滑らかな羽二重餅に、しっかりとした味の餡子が絶妙です。

この千本玉寿軒さん、旧おはりばこの近くにあったのですが、その佇まいはひっそりとしており、あまり奇を衒うわけでもなく老舗ブランドを前面に出すわけでもなく、職人気質な店構えが個人的に大好きです。

大ブームが来ることは無くても、この先もずっと和菓子ファンをひそかに魅了し続けることでしょう。
皆さんも京都の北の方にお越しの際はぜひお試し下さい。

「ん!んまいぞーー!!(ゴゴゴゴゴ)」
なんていう某味っ子のようなリアクションはおそらくでませんが、質実剛健なその味に、柏手打つこと請け合いです。


と、たまには京都人らしい日記も悪くはないでしょ?





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Post at 17:29(土)/No.237町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2006.08.18 小さい秋、無理やり

日本は四季がはっきりしている、なんていわれますが、それぞれをさらに6分割して、「二十四節季」てなものが日常で使われるように、日々季節は移ろっていくもの。

二十四節季をさらにそれぞれ三分割して七十二候、ってこれ本気なのかい?と思ってしまいます。そのくらい、季節はこまごまと移っていく、ということなのでしょう。

店主が気付いた小さな季節の変化。
ここ数日、桜の葉がよく落ちます。
今朝掃除したばかりなのに、夕方になればこの通り。
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気温は相も変わらず暑いままですが、桜は桜なりになんらかの季節の変化を感じているらしいです。

そして我が家の庭に目を向けると、
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去年は毛虫に食われて紅葉することの無かったモミジ。
当然の如くまだまだ青いですが、よくよく見てみると
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先のほうが気持ち紅くなっているようないないような。
これが季節の変化の所為かどうかは分かりません。
分かりませんが、そういうことにしたくなる店主の気持ちは分かってくれますか?

夏が去っていくのは惜しいですが、去っていくから惜しいものでもあります。
次にやってくる季節は、美しく、美味しい秋。

京都でも指折りの紅葉の名所の前に住んでいるんですもの。
きのこが美味しくなる季節ですもの。
新物の秋刀魚もそろそろ魚屋に並ぶ時期ですもの。

来る秋もこの夏のように楽しむぞな、もし。


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Post at 21:16(金)/No.236町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2006.08.17 「大文字焼」というと京都人に怒られます

昨日は五山の送り火。

京都は盆地ですので、盆地の中でしたらどんなところでも一つぐらいは見えるものでして、毎年8月16日は日が沈んでから洛中が騒がしくなります。

人ごみが嫌いな店主は、実家の屋根から見ることに決め、北上。
早速屋根に上がって山を見渡します。

実家は西賀茂にあり、ここから見えるのは船形のみです。
船形は実家の校区、目と鼻の先。
つい3年前まで、船形のある船山の登山道沿いのアパートに一人暮らしをしていたぐらい。
つくづく山好きです。

さて、屋根に上って東の山を見れば、
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山に火の手が!ではなく、「妙法」の火が見えます。
ちょうど妙法を真横から見ているような感じです。

妙法の火を確認して10分ぐらいでしょうか、船山の火床に火が点りました。
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この船山、店主が小学生の頃の遊び場でして、のび太君がいうところの「学校の裏山」というやつで、よく一番上の火床から京都を一望したものです。
火床があるところは木が伐採されているので、景色がバツグンなのです。

五分もすればこの通り。
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アングルを引いてみれば、夜空を焦がす大船と、隣のおっちゃんの隻影。
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さらに後ろから見れば、店主もこんな感じなのでしょう。

聞く所によると、この日は送り火が見える料理屋さんはボッタクリ価格で場所を提供しているところもあるとか。
絶景をタダで一人締めしている店主のなんと贅沢なことか。

無事にご先祖様を送り出し、船形は静かに消えて行き、左大文字へとバトンを渡します。

京都は風水を元に作られた計画都市ですが、この宗教行事を見るとそれも納得行きます。
盆地を活かして街を目一杯使ってこんなことをするんですから。
毎年当たり前のように見てますが、よくよく考えるとすごいことやってるよな、と思ってしまいますね。

と、8時半になり居間へ降りてみると、すき焼きの用意が。
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そう、京都では大文字の日にすき焼きを食べるのが慣わしなのです。



もちろん嘘です。

なぜか知らんが出てきたこの霜降は、かの三嶋亭のお肉とのこと。
店主の知らぬ間になにかめでたいことでもあったかどうかは分かりませんが、肉を前に四の五の言うのもアレですので、おとなしくパクついておきましょう。

こんなことならかっぱえびせん食べてくるんじゃ無かったよ、と少し後悔した、2006年のお盆でした。




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Post at 18:10(木)/No.235京都案内Com:4Tb:1Top↑

2006.08.16 武士道というは死ぬことと見付けたり

今日も文句無しの真夏日、「暑い」と言うのもそろそろ飽いてきました。
蝉の鳴き声にもとうに耳は慣れ、一斉に鳴き止めばおそらく、静寂に違和感を感じてしまうことでしょう。

何年も土の中で準備期間を過ごし、ぶっつけ本番1週間で結果を出さなければいけない蝉たちですが、どのくらいの割合で子孫を残すことに成功したのでしょうか。

昨日から我が庭に居候を続ける一匹のクマゼミ♀。
大文字

たまに羽ばたいてみるものの、力なく地に落ちるか、近くの木に移るのがやっと。
ここを死に場所と決心したのか、産卵のためなのか、いややはりただ本能に従っているだけなのか。この場から動こうとしません。

彼らにとって生きる意味は子孫を残すことのみ。
すべての行動はそれに従って発生し、「死」に意味などありません。
あるとしたら、それは人間が勝手に付け加えたもの。
遺伝子の運び屋として生まれ、残し、死に、朽ちるのみです。

宇宙の根源から見れば人間も同じはずですが、自分が死んでしまうことを死ぬ前に知ることとなった唯一の生物である人間は、死に意味を持たせることに成功したようで、消えて無くなってしまう恐怖を物語で克服しました。
その物語は、科学が擡頭した今も一つの都市の五山を燃やすほどの力を持っています。

煌々と燃える道標に導かれ、このクマゼミも迷うことなく冥府まで辿り着けるといいのですが。
そう考えると、蝉にとって今日は死ぬのにいい日だったのかもしれません。


そんな勝手に付け加えた物語のクライマックスを、店主は実家の屋根の特等席から手を合わせて眺めることに致しましょう。


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Post at 19:28(水)/No.234京都案内Com:0Tb:0Top↑

2006.08.15 「夏の終わり」の始まり

暑い暑いと文句を垂れながらも、秋はまだかと希いながらも、夏がもうすぐ終わってしまうことに気付くこの時期、どこか寂しさを感じてしまうのは、夏生まれだからだけなのでしょうか。

8月もまだ半ば、「真っ盛り」といばそうなのですが、明日は五山の送り火。
これを見ると、秋がすぐそばまで来ていることの喜びよりも、夏が逃げてしまうことへの焦りの方がじわじわと涌き出てくるのです。

不必要なまでに夏に対して感傷的になった店主には、ヤゴの抜け殻や
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熟して落ちた夏蜜柑など、
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いつもと違う景色を見るだけでなんでも夏の終わりに結び付けてため息が出てしいます。

しかし、晩夏も立派な夏。
単純な店主は、暑いうちはまだまだ夏と決め込み、小さい秋が見つかるその日まで、頑なに夏を満喫する予定です。


なんて言いながら、早く涼しくならんかいな〜。



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Post at 20:47(火)/No.233町家暮らしCom:8Tb:0Top↑

2006.08.12 学習と応用

熱中症で倒れた話を人に話すと、決まって
「もう若くないんやから」
と諌められまして、当の本人も頭で分かっているつもりだったことが体で分からされたのですから、その事実を認めざるを得ず、
「熱中症は懲り懲りやわ」
と、反省の弁。

しかし山に懲りたわけではなく、今日の夜からのキャンプも予定通り遂行致します。夏ですから。

店主も馬鹿ではありません、前回の教訓を踏まえ、下記の通り対策を講じます。

●スポーツドリンクを多めに持っていく
●夜は良く寝る
●塩分・ミネラルたっぷりの都こんぶを携帯(Mさん助言ありがとう!)
●梅干も持っていこう
●太陽の下はぬらした手ぬぐいをかぶって歩く

これだけ準備すればまず大丈夫。
それでも熱中症になるようなら、店主は芸人になったほうがいいかもしれません。

しかし、ここにきて予想されるのが、
「熱中症にはならなかったけど、熊さんがじゃれてきたよ♪」
というオチ。

熱中症以上に笑えませんので、こちらも備えることに致しましょう。
これ。
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歩くたびにタラちゃんよろしく音が鳴るスグレモノ。
しかも、仲間達に店主の居場所がすぐに分かるという効果も期待でき、

鈴の音が聞こえない
 ↓
捜索願

てな具合で遭難を防ぐことも可能。
歩くたびに音が鳴るなんて、メルヘンじゃないですか。

そんなこんなで、今回こそは何事も無くただひたすら黒くなって帰ってきます。
店主と同じく、週末お出かけになる方々、お互い気をつけて参りましょうね。

Post at 19:58(土)/No.232趣味・日常Com:2Tb:0Top↑

2006.08.11 人に甘えて生きてます

本人にとっては誕生日ったって、世間様にとっちゃただの平日の木曜日なわけで、結局いつもと変わらない一日を過ごすことなど分かりきってはいたものの。

まあ勝手に今日の主役は俺だ、と思う分には自由ですので、かかる気持ちを方寸に秘め、顔なじみの店に相手をしてもらいに出かけました。

まず向かったのは、岩倉同志社高校すぐ東にある飯屋、「宝」。
ここは店主が高校生のときからの馴染でして、うまくて安くて人情ありという店主にとっては第二のお袋の味を提供してくれる超優良店。
いつものカツ丼をかっ喰らい、今日は誕生日やしね、と言い聞かせてアイスコーヒーを注文しました。

するとここの若女将、
「きーちゃんソフトクリーム入れたげよっか」
と来たもんだ。
これが誕生日の徳か、と、お言葉に甘えることにしました。
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氷に触れてシャーベット上になったソフトクリームの旨いこと。
こんな贅沢な飲み物は何年振りでしょうか。

「今日誕生日やねん。ありがとうな」

やっぱ誕生日には良いことあります。
しかも若女将、コーヒー(フロート)をサービスしてくれました。
いつもいつもサービスしてもらいっぱなしなのに、こういうのはグッと来ます。

腹を満たしたあと向かったのは、叡山電鉄茶山駅下車東へ10m、ポストの前にある「正尚堂」さん。
ここでお茶して時間を潰そうか、と思って暖簾をくぐると、店主の佐野さんが一言「お誕生日おめでとう!」。

嬉しい!と同時にスゲエ!と思ってしまいましたよ。
こういうことがさらっとできてしまうのは。

しばしおしゃべりして時間を潰し、トイレに立って帰ってきたら席になにか置いてあります。
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「それ、誕生日プレゼント。第一弾。」

店主の趣味を見透かしたかのような本二冊と、優しい如来さん(かな?)の絵のポスターが。
しかも第一弾って!
もう、ありがたいやら申し訳ないやら嬉しいやら、遠慮なく頂いて店を辞しました。

店を出ると、妹からメールが。
「どうせ暇なんやろ。エビフライあるよ」

はい、どうせ暇です。
エビフライいただきます。

強がっても仕方の無いこと、実家に車を走らせ、ありがたくエビフライ5尾いただきました。
ありがたや、ありがたや。

熱中症以来すこしげっそりしていた店主ですが、一日で元に戻ったようで、今朝も店でフミちゃんと顔をあわせると
「元に戻ってる!」
とびっくりされたほど。

そんなフミちゃん、一席設けてくれるらしく、今から友達やらと飲みに行ってきます。

みんなすんません、店主は人に甘えて生きてます。
いつもお返し出来ていない阿呆ですが、感謝だけは誰よりもしてるつもりです。

祝福してくれた皆、おめでとうのメッセージをくれた皆様、こっそり祝ってくださった人たちにも、ほんまほんまに感謝を込めて、心からありがとう。



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2006.08.09 LOVE&PEACE道の日

皆様、明日8月10日は何の日かご存知でしょか。

8・10で、「ハートの日」
そして8・10で、「ハトの日」
さらに、国土交通省が定める「道の日」でもあります。

ハートは愛のシンボル。
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ハトはご存知のとおり平和のシンボル。
ピースマークと呼ばれるこのマークは、
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ハトの足跡からとられています。

道は辞書によると、「人の行うべき道」と載っております。

てんでばらばらに見えるこの3つを強引に繋げると、8月10日は「LOVE&PEACE道(どう)の日」ということになります。
つまり明日は、「愛と平和を通して人の行うべきを究めんとする」大切な日なのです。

最近は金儲けに使われすぎて若干安売り気味な「LOVE&PEACE」、現実として人間が完全にその境地に達することはまず無理なことは分かってはいながらも、少しでも一歩でも近づければ、と願ってやまないのも事実。

そのことを広く伝えることが、明日27歳になる店主の使命なのです。



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2006.08.08 マリア

夕焼けの様子が少しおかしい。
青空は見えるし、雲もそんなに厚くないのに、どうも夕焼けが黄色い。
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通り庭から外に目を遣ると、格子から漏れる光が不穏に黄色い。
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風の音、ざわつく木々。
台風が来る前兆は、不謹慎にもなぜか店主の胸を躍らせます。

今、日本めがけて接近している台風は、奇しくも今日日本を去るイスラエル人の友人と同じ名前。


マリア、元気なのはいいことだけど、怪我人が出ない程度に暴れておくれ。
あなたの前途をここに祈っています。


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2006.08.07 熱中症体験レポート

先日危惧していたことが現実となってしまいました。
昨日遊びに行った某山のキャンプ場で、店主は熱中症に罹ってしまったのです。

テントを張って一夜明けた6日早朝、太陽と共に店主のテンションはぐんぐん上昇し、訳もなく丘をふらふらしてみたり、太鼓を持ち出して出鱈目に叩いてみたりしていました。
登山客の皆さんとすれ違うたびに、「暑いんで熱中症に気をつけてくださいね〜」などと、少なくとも自分よりは熱中症対策をしている方々にお節介を焼いていたのは前振りだったのでしょうか。

午前11時頃、坂道を登るのが急にしんどくなってきました。
ふむ、ちと疲れたか、と思い、トイレの水道に頭を冷やしに行こうと歩き始めたそのとき、軽いめまいと吐き気に襲われました。

水を含ませた手ぬぐいを頭からかけ、顔を洗い外に出たときには、全身が痺れ始め、歩くことが困難になり、トイレ横の影にうずくまり、マシになるのを待つことにしました。

ところが、待てど暮らせど一向にマシになる気配は無く、それどころか全身の痺れは激しさを増し、手を1グーパーするのに10秒ほどかかってしまうわ、口も動かず言葉を発することさえできなくなるわと、脳内非常事態宣言を発動するに至ったのです。

(ひょっとしてこのまま・・・)とか、(そういえば昔は熱射病って言ったよな・・・)とか、もはや思考回路にまとまりなど無く、完全にパラノイア。
なんとか人のいるところまで帰らなくては、と、20分かけてゆっくり起き上がり、さらに10分かけて20mほどの距離を歩き、全然知らない人のテントに助けを求め、彼らに手厚く介抱してもらったのです。
しばらく寝させてもらったおかげで、手以外の麻痺以外は収まり、無事に帰ってくることができました。

帰ってからネットで調べた結果、店主の症状は熱痙攣と類推されました。
水分を取っていても、ミネラルや塩分が足りていないとおきてしまう症状。
自覚症状が出たときには、もう既に遅いそうです。


皆様も、くれぐれも熱中症にはお気をつけて。
Post at 19:50(月)/No.228町家暮らしCom:9Tb:0Top↑

2006.08.05 Gパンのタタキ

最近毎日着物を着ており、すっかり着物イメージが定着している店主ですが、もちろん洋服だって着ます。
とはいえ、「洋服」という響きからはかけ離れた古着専門ですけどね。

何が好きかって、Gパン。
あえて「Gパン」とよびましょう。
ジーンズ、デニムパンツではなく「Gパン」。

Gパンを履くと、気分が違います。
男として本気が出ます。
履くというよりは、装備するという感覚に近いかも。
ちょっぴり強くなれた気がする便利グッズです。

しかし、Gパンには「履きつぶす」という言葉があるように、どんどんボロボロになっていきます。
それを直してまた履くのが楽しみなのですが、先日お直しに出していたGパンが出来上がってきました。
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膝、股の付け根、お尻とビリビリになっていた我がお気に入りGパン、中京区にある古着屋さん「emu」のカリスマ店員にして店主の心の師匠、Sさんをイチゴシェイクで買収することに成功し、タタいていただきました。

これで心置きなく夏を迎えることが出来ます。
山と音にはやっぱりGパンです。
夏のGパンは暑いですが、だからこそGパン。
やせ我慢こそ美学です。

最近何かとさわやか系で形容されることが多い店主ですが、ごめんなさい、実は全然さわやかじゃないです。
無骨で、土が似合うような垢抜けない格好が好きなのです。

今日はこれを履いて某山にキャンプです。
本気出してきます!


最後に、忙しい中時間を割いて直してくれたSさん、周旋してくれた某銀輪屋の兄貴に感謝します。
ありがとう!


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2006.08.04 惚れたモン負け

いまさら言うまでもないですが、あえて言います、暑い。

今日の京都の最高気温は摂氏36度、体温レベルだったわけですが、そんな外の気温が涼しく感ぜらるほどに暑い。
何処がそんなに暑いかって、おはりばこの二階です。

二階にはエアコンなどという大発明品はなく、天井は低く断熱材なども当然なく、この時期ばかりは熱を放つ天窓が憎く思えてきます。
先般開発した空気流動システムも全く効果なし、二階からと1階の温度差はおそらく15度くらい。
階段から降りてくる時、サウナから水風呂に移動するような幸せを感じるのです。

なら二階に上がらねばいいではないか、という声もあるかと思いますが、商品を撮る簡易スタジオ、さらにつまみ細工作り体験をする部屋は二階にあり、二階に上がらないという選択肢は店主にありません。
今日のつまみ体験をやって決めました、8月はもう体験やりません!
下手をするとおはりばこから熱中症患者が出てしまいます。
今日のお二人様、よくぞ耐え難きを耐えてくださいました。

もとより店主の家は二階にあり、夜などは熱帯夜にうなされるのが常ですが、唯一の頼みの綱がこの扇風機。
階段箪笥1

かれこれ80年選手です。

当然昼間もこいつに頼るほかなく、昼夜問わず文字通りフル回転のこの扇風機、袂から褄から空気を送り込む至福の技も、体温より高い空気が送られてくる今日のような日はまったく気持ちよくありません。
しかも連日のフル稼働によりオーバーヒート気味で触ったらやけどしそうなほど。
二階においてあるノートPCもオーバーヒート、冷却シートはもはや用を為さず、併せて冷凍庫に10分ほど放り込んだ次第です。

もちろん店主もオーバーヒートな訳で、エアコンの効いたうどん屋に即時逐電し、なぜか天丼を食らう始末。

とはいえ、好きで町家に住んでおきながらうだうだと暑さにブー垂れるのも筋が通らぬ話。
冬にも書きましたが、町家は店主に合わせてくれません。
店主が町家に合わせるしかないのです。
これを惚れた弱みというのでしょう。

頑固で不器用で融通が利かず、こちらに擦り寄ってくることはしないくせに不思議な優しさと包容力をもった古風な女。


ああ、惚れるに不足はありませんよ、チクショーめ。



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2006.08.01 葉月宣言

祇園祭も梅雨も終わり、八月に入り身も心もウズウズしている8月1日、皆様お変わりありませんでしょうか。

今朝方おはりばこに迷い込んだ一匹の白点花潜り。
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店主に盛夏を告げに来てくれたのでしょうか。

夏といえば海、巷では水着だマリンだとかまびすしいですが、三方山に囲まれた京都で育ったからでしょうか、店主は根っからの山派でありまして、浮き輪はなくともトレッキングシューズはあり、水着はなくともテントは持っているといった有様。

今年ももちろん、隙を見て山へ逐電せんと目論んでおり、それに備えて気の充填を図っているわけです。

といいますのも、8月は店主の誕生月でして、真夏に生まれた男としては、「暑い」を理由に活動が停滞することなどプライドが許さず、逆に「暑い」を己の糧として、一年でもっとも充実した一月にしなければいけないのです。

しかも8月は、おはりばこが紫野に引っ越して来た月。
気が付けば宿替えしてから一年が経とうとしているのです。

昨年晩夏に越してきて、すぐに涼しくなりました。
燃え上がるような秋を迎え、
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身を刺す極寒を体験し、
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待ちわびた春に喜び、
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そうして向かえた初めての盛夏。
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店主にとっては8月は新たなスタートの月でもあります。
ガキの頃の夏休みの思い出に浸る月ではなく、新たな思い出を作る月。

準備はできてます。
夏よ、何処からでもかかって来なさい。



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