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2007.01.31 木が切られています

おはりばこ前庭石置き場。

チェーンソーの音が、朝の静寂を切り裂きます。
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おはりばこの目の前で、店主の目の前で、木が切られています。
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この前まで美しい紅葉を見せていた木々は、
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もうありません。
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店主の何倍も長生きの老松が切り倒され、
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棄てられ、
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跡には切り株が残るのみ。
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この景色も、
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この景色も、
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もう目にすることはできません。

せめて、桜の木だけでも残ることを、ただただ願うのみです。
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Post at 18:09(水)/No.306町家暮らしCom:11Tb:0Top↑

2007.01.28 魔法の布

たとえば、料理対決番組なんかで、高級和牛を育てている牧場へ行き、何処々の誰々さんが手塩にかけて育てている牛さんですよ〜と紹介され、モーと無邪気に鳴く牛を見ても、誰も「おいしそう〜」とは思わないでしょう。
画面がスタジオに切り替わり、霜降りの肉になって初めておいしそうと思えるのですが、「牛」から「肉」になる過程は当然放映されません。

いつしか、「牛」と「肉」を切り離し、命を頂いているはずなのに肉を食べている、というところで思考がストップしてしまい、肝心要の部分を見過ごしてしまうようになります。。
そりゃ、料理番組であってドキュメンタリー番組ではないのですから、食欲を煽ること以外は伝えませんからね。

同じ様に、買い物するとついてくるレジ袋も、スーパーで作られているのではなく、レジ袋を作る為の資源があって、その資源をめぐって遠いところでいろいろ悲しいことが起きたり、レジ袋の製造過程でいろんなものが出てきたり、出てきたものが原因でこれまた大変なことに今現在なってたりして、っていうところまで普段なかなか考えることはありませんが、結局巡り巡って地球、即ち自分の首を絞めていることになるんだよってところまで思考が及べば、王者よろしく「STOPや!レジ袋」代わりに「風呂敷や!」となるわけです。

「おいおい考えすぎじゃないの?」

いやいや、今まで考えてなさ過ぎでした。
スイマセン。

とはいえ、スーパーでこれ見よがしに風呂敷をブヮサッと広げるのも、なんだか他のレジ袋を使っている人を暗に批判しているようで気が引けるというものですが、お気に入りの一枚を持っていれば、
「私はこれを使いたいがために風呂敷使ってんのよ、別にエコぶってるわけじゃないんだから!勘違いしないでよね!」
とツンデレすることもできます。

というわけで店主のお気に入りをご紹介。
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こちらは山陰地方で嫁入り道具として作られていた、筒描きの風呂敷です。
真ん中に四方剣片食(しほうけんかたばみ)の家紋と、周りにサイケデリックな唐草が描かれています。
四葉のクローバーなんて、縁起がいいじゃないですか。
バティックとしても、かな〜りかっこいい。

そしてもう一枚、
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先日手に入れた格子宝尽しと寿のデザインのポップな風呂敷。
格子宝尽しといえば、店主愛用の印籠型携帯ケースと同じモチーフです。

こちらは四条堀川にある風呂敷屋、掛札さんで手に入れました。
この掛札さん、店主と同世代の三代目が独自にデザインしたポップなデザインが特徴です。
もともと風呂敷の染屋さんなので、作りも折り紙付。
サイトではかわいくバッグにする方法もおしゃれに紹介されていますので、女の子は大喜び間違いなしですよ。


誰しも初めてギターを持つときは、「もてたいから」「かっこいいから」なんていう動機から入るもんじゃないですか。
でもどっぷりはまって気がついたころには、音楽の持つ本当に大切なメッセージに気づいてたりするもんじゃないですか。

動機は不純でOK!
店主の能書きなんて右から左に流して、とりあえずお気に入りの風呂敷を一枚見つけてみてください。
そして必要以上にがんがん使ってみてください。
なんにでも使える魔法の布なんですから・・・。

ほら、ジャンベのヘッドカバーにだって。
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誂えたようにぴったり!




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Post at 19:28(日)/No.305着物Com:5Tb:0Top↑

2007.01.26 初天神

運良く定休日である木曜に重なった初天神。
こいつぁ春から縁起が良いや!と、休みをいいことに寝坊して駆けつけました。

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朝からやってますね〜やられてますね〜。
今日は文句の言えないところですよ。

初天神は12回の天神さんでもっとも寒くなる季節。
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所有することを拒否する人間と、物欲渦巻く人間が交わる交差点。
せめて不必要なものは買わないようにしたいですな。

なぜかこの日はカメラを持ってきてテンション高めのスタッフフミちゃん。
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いろんな人を撮りまくってました。

ボッシー発見!
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一言で「着物」と言っても、趣味によってこれだけ違ってくるもんだから面白い。
この日店主が一番上に着ているのは、筒描きの夜着です。
防染の糊を筒に入れて柄を描いた後、藍で染めていくという技法を使ったもの。
これに綿を入れてお布団にしていたのです。
本来着る物ではありませんが、この日はおめでたい初天神、松竹梅が描かれたこの夜着をどうしても着たかったのです。
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これはオークションでゲット。
chokoちゃんハズレ〜。

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正尚堂佐野さんを不意打ち撮り。
うむ、母性本能をくすぐるスナップですな。
正尚堂さんでは蜥蜴が描かれた帯をゲット。
茶山にある実店舗では、3月3日にターケンのライブが。
反応した方はぜひおいでやす。

さて、天神さんの西の端、島流し生活をしているキャスパー氏を訪問。
したのですが、氏はおらず、消えかかった火鉢に乗せられた冷凍そばがあるのみ。
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しばらく待っていると、西のほうからカッ、コッと特徴のある下駄の音。


ん?
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・・・
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・・・
・・・・
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見るからに怪しい。

横断歩道を渡って、インチキおじさん登場!
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小さな髑髏が描かれた絹更紗、中にはもう一枚風車の絹更紗、その下はゴルチェのインナー。
自らデザインした陣羽織を羽織り、帯はこれまたゴルチェ、足袋もオリジナルの絣、下駄は磨り減った一本下駄。

旦那、今日も余念がないですな。

キャスパーさんにお茶を頂き、お菓子をもらい、しばし談笑。
さてそろそろ、と腰を上げ、何気に火鉢を見ると、
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やっと出汁が解けはじめていました。

日が暮れるまでに食べられると良いですね、キャスパーさん。


この日買ったものを一つご紹介。
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やっと見つけました、腰からぶら下げられる携帯灰皿。
何の実かわかりませんが、蓋が緒締めで留められるようになっており、根付はモダマ。
モダマは、店主がよく首からぶら下げている、友の形見のネックレスのトップと同じもの。
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あいつが生きてたら、お返しの誕生日プレゼントにしたのになぁ、なんて叶わぬことを思ってみたり。

秋芳やい、そっちでもいいもん作ってるかい?





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2007.01.23 初弘法

1月21日は初弘法でした。

今年もお世話になるであろう弘法さんにご挨拶をしに、日曜日にもかかわらず休みを取って行って来ました。

前回、コインパーキングで高額の請求をされた教訓を踏まえ、今回は地下鉄で行くことにしました。
地下鉄九条駅で下車し、ひたすら西へ向います。

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歩道橋なんて何年ぶりか知らん。
信号がいつもより大きいぜ。

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この日は日曜ということもあって朝から人が多いこと。

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着物の若人もちらほら見受けられますな。
嬉しいことです。

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15分ほどひいこら歩いたら、東寺の南門に到着です。
今日は特に欲しいものもありませんので、きらく〜にウィンドウショッピング。

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実演販売の細工物や、

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陶器などなど普段は目を遣らんものに目が行きます。

それにしてもこの日は豪く人が多かった。
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日曜日の初弘法だからしょうがないのでしょうが、こうも人が多いといつも行ってるお店さんに行くこともままならん上、ゆっくり見ることも出来ません。
お店さんからしても、人が多すぎてもよくないんでしょうね。

もごもご蠢く黒山に酔い、全員参加型押し競饅頭にへとへとになったため、這う這うの体で揚げ餅屋に駆け込んだ店主。
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和風出汁に鰹節、生姜が入った揚げ餅にほっこり。
これ、オススメですよ。

人の波に揉まれながらも、やっとこさ到着した正尚堂さん。
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何も買わない予定でしたが、「これはぜひ北井君に」と勧められた一つの襦袢。
なんと背中に富士山と天女が描かれた物です。
破格値を言って下さったので、ありがたく頂戴して来ました。
お見せしたいのですが、一応下着ですから・・・。

正尚堂名物、着物井戸端会議。
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やっぱり縁日はこうでなくちゃね。

そろそろ弘法さんは退散し、今日が最終日の着物フリーマーケット、「キモノルイノク」へと向うことに。

今や紙芝居屋とならんで天然記念物となってしまった「月光仮面ごっこ」が、境内の東南角で見られました。
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投げる、こけるの大立ち回り。腕白でも、たくましく育つことでしょう。

場所は変わって寺町四条下ル、ルイノクの会場にこんにちは〜。
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柱の陰からカリスマを隠し撮り。

今回は10日間の長丁場だったルイノク、最終日だけあってたくさんの人でした。
なんと持ってけ泥棒箱という、夢のような箱も用意されていたのですが、残念ながらすっからかんになってました。

2000円以下コーナーの棚もご覧の通り。
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「最終日兵共が夢の跡」
キモノ女子のパワー、恐るべしですな。

店主は、前回訪れた際に狙っていたボッシーのお下がりの綿更紗を破格値でゲットしました。
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出際に今年初chokoを写真に収め、帰路に着きました。


さて、明後日は初天神です。
店主は松竹梅を身に纏ってお参りする予定。

定休日ですので、思う存分楽しんできますよ。

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Post at 22:28(火)/No.303着物Com:2Tb:0Top↑

2007.01.22 鏡開き

今年は雪が降りませんねぇ。
どうにも冬が盛り上がらん。

松の内も終わり、底冷えがやってくるはずの今時分ですが、もう梅の花なんてほころびちゃって。
今年はこのまま春になってしまうのか知らん?
なんて思っていても、寒いか暖かいかと問われれば、寒いに決まっているこの季節、少しは季節を満喫できないものかとあれこれ家の中を見回してみると、ありましたよ、鏡餅。

昨年の暮れに錦市場で買ってきた搗き立てホヤホヤ柔らかな鏡餅も、すっかり鏡開きのタイミングをものの見事に逸し、乾燥しきってひび割れて遣る瀬のない体たらく。
5日ごとに季節が変わるニッポンです、遅ればせながらきっちり開いてやりましょう。

叩き開いたお餅を一口サイズに切り分け、店主自慢の長火鉢に網を敷き、その上にころんころんと並べます。
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もうこれだけでうまそうです。
餅が焦げないよう菜箸でころころ転がしながら待つこと数分。
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ぷっくり膨らんだ食べごろの餅が完成です。
焦げ目も食欲をそそりますな。
このまま砂糖醤油に漬けて海苔巻いて食べても良いですが、このほうがほら、あったまるじゃないですか?
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身があったまれば心もあったまる。
心があったまれば優しくなれる。

冬が寒くてよかったと思えた、そんな鏡開きでした。

Post at 20:50(月)/No.302町家暮らしCom:2Tb:0Top↑

2007.01.14 おかえりなさい

今日は朝から大徳寺周辺は、山伏がほら貝吹きながら歩き回っていたり、都道府県対抗女子駅伝で通行止めになったり、警察やらヘリコプターやらボーイスカウトやらが徘徊したりと、何かと騒がしかったのですが、お店の方はといいますと、なぜかお昼過ぎまでお客様が全然見えないという、日曜日とは思えない静けさの内にあり、おはりばこだけ石ころ帽を被っているような、そんな心地。

暖冬とはいえ、この冷え込む時期は道行く人もまばらなので仕方ないのですが、おかげさまで常連のお客様方とゆっくりお話しすることが出来たり、外に出る用事に時間を割けたりと、ある意味有意義な一日を過ごすことが出来ました。

外に出る用事と申しましたのは、お花屋さんに預けていたうちの子、そう、先日弘法さんで出会った梅盆栽が、見事苔玉に変身完了したとの一報を受け、その身を請け出しに参ったのです。

手前味噌ではありんすが、ささ、ご覧なすって。
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かわいいなぁ。
緑と茶色とピンクのコントラストがたまりません。
しかもよく見ると、
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3日前までは固く結んでいた蕾が、ちらほらと綻んでいるではありませんか。
やあめでたいなぁ。

ご存知のとおり、おはりばこの髪飾りの多くは梅をモチーフにしています。
髪飾りのスペースには年中梅が咲いているわけですが、こうして同じ空間に本家本元の梅が咲くというのは感慨深いものがあります。
これまでなかったのが不思議なくらい。

これからこうして毎日、梅花の開き具合を孫のあんよを見守るように、目を細めて愛でることができるわけです。

旧正月を迎える頃には、老け込んだ店主が帳場で茶をすする姿が梅の花とともに見られることでしょう。ホホホ。



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Post at 21:59(日)/No.301趣味・日常Com:6Tb:0Top↑

2007.01.13 珍品揃ってます

年に数回の楽しみ、やってまいりました京都骨董珍品展。

場所はおなじみ、地下鉄東西線・近鉄竹田駅下車新堀川通を下がったところ、京セラの本社となりにある京都パルスプラザです。

全国から骨董珍品の類が一堂に会するこの催し、縁日などでは到底見られないようなお宝も集まっています。
見て回るだけでも目の保養。
珍品骨董はもちろんのこと、出展者さんたちも一筋縄じゃいかない珍人そろい。当然見に来るお客も好事家揃いです。

もちろん朝から張り切って、オープンの10時丁度に乗りつけた店主は、普段手に入らないものを目の保養がてら物色してきました。

さすが珍品展と銘打つだけあって、ありそうでなかったもののオンパレード。今回は大陸物がたくさんあったように思います。

チベット密教関連のお店や、モロッコのお宝、見事なペルシャ絨毯、手彫りの大黒様やら不動様やら。
世界中のニッチな品々が店主の琴線に触れまくりでした。

さて、今日の店主の戦利品はといえば。
ありそうでなかったもの三点手に入れてきました!


まずは。
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お馴染正尚堂さんで見つけました、ありそうでなかった男持ちの綿更紗籠巾着。
持ち手の紐とかがりがちょっとアレですが、こんなのうちの工房でちょちょいと直せます。
新商品のヒントにもなればいいかしらと。

続きましては
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ありそうでなかったヒツジの根付。

店主の干支は未なのですが、未グッズってありそうでないんです。
根付もこれまで、未以外の11種はすべて見たことあったのですが、未だけが何故かないんです。
確かにあまり動きを持たせることも出来ないですし、平凡ですし、インパクトにかけますし。
これまでは未に良く似たヤギの根付を代用していたのですが、これからはこのヒツジさんを相棒とします。
紐通しの穴を調節する必要がありますが・・・。


最後はこちら。
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ありそうでなかった男物の裂き織りの帯。

裂き織りの帯、女性物ならよく見ます。
でも男物って、見たことなかったんです。
一度女物の幅のかなり狭いのを見つけ、ちょっと無理して締めてみたのですが、どうやらかなり古いものだったらしく、あっけなくビリッと裂けてしまいました。裂き織りだけにね、ハハ。
ってあんまり笑えませんでしたが。

とまあありそうでなかったもの、見つかる可能性高し。
しかも、同じパルスプラザでやっている「京都大骨董祭」よりも知名度が低いのか、お客様の数も少なめ。
需要と供給で決まる古物の値、安く良いものを手に入れられるチャンスかもしれませんよ。

14日までやってます。
京都へ来られる方は、ぜひ行ってみて下さいな。


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Post at 20:18(土)/No.300着物Com:4Tb:0Top↑

2007.01.10 店主と梅と花うらら

もう去年の話になってしまいますが、先日の弘法さん、終い弘法での出来事。

今年最後ってことで張り切って早起きした店主は、東寺の敷地内といえるほどの最寄のコインパーキング(2台分のみ)に駐車することに成功し、昼過ぎまで師走の風情溢れる東寺を徘徊・物色していました。
一通り楽しんだあと帰る段になり、人の波を縫い縫い東へ向い、黒山を飲み込み吐き出し続ける東門の敷居を跨いで一礼の後、コインパークの精算機の前に立ちました。

まあ3000円もありゃ大丈夫でしょ、と高をくくっていた店主の目に飛び込んできたのは、予想だにしないべらぼうな金額。
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ふざけんじゃないよ、何の末端価格だこのやろう。
何かと入用の師走にぼったくりやがって、ここは木屋町やないんやぞ、と料金看板を見上げると、小さな字で
「毎月21日のみ下記料金となります云々」
と弘法さんの日だけボッタクリ価格であることが記しくさってありました。

機械風情に足元を見られるとは店主としたことが不覚をとりました。
当の本人の足元の、地団太を踏む下駄の音はそのまま通りへと向かい、千円札を作れる場所、そうやなコンビニなんぞは無いかと右へ左へ。
しかし近くにコンビには見当たらず、こうしている間にも彼奴の料金時計はほくそえみながら確実に時を刻んでいるわけで、思う壺に嵌っている自分が情けないやら悔しいやら。
仕方なく再び東門の敷居を跨ぎ、何か購入して万札を崩さんと画策した店主は、その近辺に広がる盆栽エリアに取り急ぎ駆け込みました。


そんなご縁で店主の元にやってきたがこの小さな梅盆栽。
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年末は結局忙しくてどうすることも出来なかったこの子の面倒を見てもらうべく、今日やっとこさ千本出水にある谷川花店さんを伺うことが出来ました。
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自分でなんとか出来れば良いのですが、如何せん植物に関しては全くの無知である店主のこと、下手をして枯らしてしまっては不憫でなりません。
餅は餅屋、花は花屋に頼むのが筋というものです。

対応してくださった奥様と、この子の処し方を一緒に考えます。
尋常の手順ならば鉢に据えるところでしょうが、下手に盆栽然たる設えにしてしまうと、その道の通の目に留まった時に恥をかいてしまうことにならんとも限りません。
なにかこう、遊び心に富んだアレはないもんでしょうか、と尋ねてみると、奥様は優しく微笑んでこう仰いました。

「苔玉にしたらどうですか?」

つまり、この子の根の部分を大きな苔玉にしてしまおうという算段です。
なるほどそいつぁいい。
ポップでキュートな梅盆栽、想像するだけで口元が緩みます。
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綻びそうなこの蕾が開くまでに間に合うかどうか分かりませんが、あとはプロに任せて立派になって帰ってくるのを待つことにしました。

この子をどうかひとつ、宜しくお願いしますと丁重に礼をして、店を出ようとした店主の目に飛び込んできたひとつの鉢。
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目が合ってしまいました。
名前は「花うらら」。
春には檸檬色の花を咲かすそうです。

一足早くおはりばこにやってきたこの子と共に、麗かな梅の花を愛でる日を、今から楽しみにすることに致しましょうか。




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Post at 19:56(水)/No.299趣味・日常Com:2Tb:0Top↑

2007.01.08 祝辞:成人の日に寄せて

本年最初のハッピーマンデー、皆様いかがお過ごしでしょうか。

二十歳の皆様は、今日は成人式ですね。
今日から大人の仲間入りです。成人としての自覚と誇りを持って、ご活躍されることを期待しています。

なんて偉そうなことを書いてみたものの、たった一日で大人の自覚が出来りゃ誰も苦労はしないわけで、店主自身も成人後7年経った今でも大人の仲間入り出来たと胸を張っていえないのが現実。
そりゃそうだ、成人式は大人になる為の儀式というよりは、好む好まざるにかかわらず大人になったと見做されるよ、っていう大人社会主導のイニシエーションなのですから。

和装業界と成人の日とは切っても切れない関係にありまして、即ち、不信にあえぐ呉服業界にとっては毎年コンスタントに振袖の需要が期待できる数少ない鉄板のパイであり、髪飾りを製造・販売するおはりばこにとっても成人式は特別な存在です。
今年も多くの新成人の女性が髪飾りをお求めくださいました。
皆さんとても初々しく、きらっきらの笑顔で振袖にあわせる髪飾りをああでもないこうでもない、と迷いながら選んでくださっていました。
店主も一緒に選んで差し上げていたのですが、髪飾り屋にとって、晴れの日のお手伝い、これほど商人冥利に尽きるものはありません。

今となっては「成人式業界」の端っこに従事する店主ですが、自身の成人の日を振り返ってみますと・・・。

さかのぼること7年前、2000年1月10日成人の日。
店主は某ライブハウスでドラムを叩いていました。
別にぐれていたわけじゃありませんが、若干世を拗ねていた店主は当時、同い年の友達と遊ぶ機会はほとんどなく、年上の友達と遊ぶことが多くなっており、成人式のことなど頭の隅を掠めることすらなかったのです。
京都市から来た成人式の案内状には、何の迷いもなく欠席に○をして返しておりました。

当時は将来和装業界で働くなどとはよもや思っても見なかったわけですが、今にして思えばいろんな意味でもったいないことをした、と少し後悔しないでもないのです。
ひょっとしたら、いまだに大人になれないのはこの業、カルマの所為なのかもしれません。って責任転嫁ですね。

しかしとりようによっては、これも大事な成人の日の思い出。
元服を場末のライブハウスで迎えたっていうのも、因縁めいたものがあって悪くない。誰も経験していない成人の日なわけですから、これはこれでプライスレスやんかいさ。

いや、いいんですよ自分は。
成人式に出席するチャンスは二度とやってきませんが、これから毎年毎年、成人式を控えたお嬢様方をお迎えし、お送りすることが出来るのですから。
きっとこれは、店主が背負った業に対する贖罪の行なのでしょう。
皆さんと一緒に迎える成人の日の数が十ばかりを数える頃、店主も大人になれたらなぁ、と気長に構えることにします。

すでに成人式は遠くなりにけり、な皆様も、今日ばかりは過ぎ去りしその日を思い出してみては如何でしょうか?
ペンテコスト島出身のあなたは思い出すのも憚れるでしょうが・・・。

おはりばこで髪飾りをお買い求めくださった新成人の皆様、ありがとうございました!
ぜひぜひ晴れの日の写真をお送り下さい。
HP及びブログへの掲載の可否も添えていただけると助かります。
「目線ありならOK」なんていうグレーな基準でも大歓迎。

宛先はこちら

ともあれ、今日成人の日を迎えた新成人の皆様、おめでとうございます。
未来はあなた達の手の中ですよ!
Post at 19:02(月)/No.298町家暮らしCom:4Tb:0Top↑

2007.01.07 遅くなりましたが、新年

明けましておめでとうございます。

と申し上げるのも若干憚られる時期となりました。
やっと始まった本格的な冬に、朝は布団からなかなか出られず、晩は風呂屋の帰り道に湯冷めの心配が絶えません。
外は年明け初めての雪が降り、道行く人も疎らで底冷えの到来を感じさせています。皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
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さて、店主はといいますと、大晦日の宵から近所の宿屋「月光荘」にお邪魔して行く年を惜しみ、そこに居合わせた人々ともに、煩悩を消すべく大徳寺の鐘楼に鐘を搗きに行ってまいりました。
階段式の高い鐘楼に登って鐘を搗くまでの間に来る年を迎え、皆とこれを寿ぎ、その足で氏神様である今宮さんを詣で、大挙列を成す本殿を尻目に、門前町の神様が祀られている小さな祠に一人挨拶を済ませ、皆と合流して踵を返して月光荘に帰し、未明まで酒を酌み交わした後、我が家へ帰ってきたころにはすっかり見事に風邪を引いてしまったのですへいくしょん。

新年早々野暮風邪で厄払いを済ませられ、幸先の良いスタートを切った2007年、どんな年になることやらと今からワクワクして堪りません。
やりたいことや見たいもの、行きたい処や会いたい人が次から次へと湧き出して、書き留めておかなければ分からなくなってしまいそうなほどです。
一つでも多く叶えられるよう、今年も動けるだけ動いて、高めて行きたいものです。

今年もたくさんの素晴らしい出会いと、たくさんの気付きがありますように。
去年よりもっとお客様を大事にし、皆様に愛される店にできますように。

本年もおはりばこを、宜しくお願いします。

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