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2007.08.29 おはりばこ臨時休業と喜狂家臨時オープンのお知らせ

暑すぎた夏もそろそろ終わりを迎え、エアコンの稼働率も少し下がってきました。
皆様夏バテなどしていませんか?


さて、今年はお盆休み返上で盛夏も店を開けていたおはりばこ。代わりにといってはなんですが、9月3日(月)から6日(木)までの4日間、お休みを頂くことになりました。
ただ4日間も休んでいるだけではそわそわするだけで、結局店を開けてた方が落ち着くもの。
だからこの連休を利用して、おはりばこスタッフ3人は研修旅行に出かけることにしました。

行き先は、京都と滋賀の境にある朽木村の山奥。
ここでひそかに、されど盛大に行われる秘祭に、テントを立てて小さな店を出店いたします。
この4日間は、おはりばこ店主ではなく、喜狂家店主。
新店舗



着物、飲み物、マッサージ、着物着方ワークショップなど、自分たちの引き出しの範囲で出来そうな楽しいことをしながら、山の中で、音の中で、人の中で、楽しく過ごそうじゃないか。というわけです。

おはりばことはまったく関係ありませんが、小さな村の中での小さな経済活動は、きっと今後のおはりばこにもいい影響を与えてくれるものと今から楽しにしています。

この4日間にお越しになる予定だった方々には大変申し訳ございませんが、あしからずご理解いただきますようお願い申し上げます。


祭に行く皆様、喜狂家をどうぞご贔屓に。

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2007.08.24 地蔵盆本番

地蔵盆当日。
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朝から豪雨に見舞われ、どうなることかと思いましたが、なんのことはない、地蔵盆が涼しく過ごせるようにとの天帝の粋な計らいに過ぎなかったようで。

朝7時半から始まった設営も無事に終了し、子供たちの一年に一度のお楽しみ、地蔵盆が幕を開けました。
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会場になっているこの場所は、大徳寺の中にあるお茶所をお借りしています。
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このお茶所には、もともと大黒様が祭られているんです。
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シヴァの化身、憤怒の大黒様。
もともと破壊と豊穣の神である大黒様の、オリジナルのイメージに近い威厳のあるお姿です。

そんなお茶所に縁あってやってきたのが、このお地蔵様。
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優しく笑みを含み、子供を抱いた慈悲深いこのお地蔵様は、もともと乞食僧が托鉢の際に背負っていたものだそうで、紆余曲折を経てこの場所で我々門前の者がお世話するようになったとか。
極彩色が美しい立派なお地蔵様です。


さて、午前の部の目玉は数珠回し。
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なつかしや、思い出します。
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店主が子供の頃は、近所の小さな山寺の和尚さんがお経を唱えてくださり、子供たちはその周りに座り、大きな数珠をみんなで回すのです。
大きな珠がまわってくると、「まんまんちゃんあん」とするしきたりです。

お寺の中でやるのですから、当然大徳寺のおっさん(「お」にアクセント。和尚さんのこと)が読経するのかと思いきや、名刹大徳寺のおっさんはお忙しいのか、なぜか店主が「なんまんだー」。
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坊主なのは頭だけ。
我ながら、まったくありがたくない数珠回しであります。

お昼休みをはさみ、午後一番からは沖縄三線のライブです。
今回のスペシャルゲスト、月光荘京都店店主カズーと、おはりばこ店主ひでまの一日限りのコラボレーション。
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夏の京都に響き渡る、琉球とアフリカの音色。
こういうときに改めて思い知らされるますね、音楽のチカラ。
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楽しんでもらえたようで、なによりです。

店主のもう一つの大きな仕事が、子供の福引でした。
この微妙なチョイスのおもちゃは果たして子供たちに喜んでもらえたのかな・・・?
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子供ってのは素直ですね。
そんなに楽しそうにしてくれたら買ってきた甲斐があったもんです。

ちなみに札束のメモ帳が当たったときは、子供よりも大人たちが騒然となったそうです。
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冗談が過ぎましたかな?

日は傾き、午後6時。
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山内に日の入りを知らせる鐘が響き渡る中、山門「金毛閣」にて、各塔頭の和尚さんたちによる拝経が始まりました。
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この金毛閣は、千利休が建てた物で、秀吉に切腹を命ぜられることになるきっかけを生んだ、因縁深き門です。

この金毛閣での拝経が終わると、ありがたいことに和尚さんたちは茶所にある我々のお地蔵様にもお経をあげてくださります。
これこそが、我らが大徳寺門前地蔵会のメインイベント。
これがあるから、町内区分ではない、門前の住人と大徳寺山内のご家族との合同の地蔵盆が存在するのです。

拝経を終えた和尚様の中には、地蔵盆に遊びに来ていたわが子を抱いて塔頭に帰っていく和尚様もいらっしゃいました。
名刹の和尚様から、一人のお父さんに戻って。

その子にとっては、この広い広い大徳寺はお庭のようなものなのでしょう。
店主のような町人の子とは、京都という町も違った景色に見えるのでしょうか。


日が暮れてからは、ご町内の皆様と懇親会です。
大徳寺が子供の遊び場だった頃の話や、店主の祖父ほどの年齢の方から「おじいさんから聞いた話」を教えていただいたり。

変り行く紫野。
減っていく若い人。
地蔵盆を続けることの難しさ。

小さな頃から顔なじみの人たちの輪に混じって、楽しく寿司を食らう店主。
皆様本当に良くして下さいます。
うれしくもあり、またご町内で生きていく責任の重さも感じました。

文化と人と町。
切っても切れないこの輪の中で自分はこれから何が出来るのでしょうか。

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Post at 17:31(金)/No.380町家暮らしCom:2Tb:0Top↑

2007.08.22 渋谷パルコ京都展のお知らせ!

9/8から24まで東京渋谷で行われる京都展のフライヤーとポスターが届きました。
他の京都催事とはちょっと違う、面白企画が盛りだくさん。
もちろんおはりばこも出展します。

フライヤーから詳細を抜粋!

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KYOTO DEPARTMENT
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【おいでやす。17日間だけのデパートへ。
見て楽しい、買ってうれしい。
老舗から、人気店から、京都の「かわいい」がいっぱいどすえ。】


◎京都スーベニイルの展示

老舗の和雑貨など29の名店のスーベニイルたちをお店ごとにディスプレイした京都デザイン展。
和傘と和照明を使ったインスタレーションなんかもご覧いただけます。


◎歴史資料・希少品お蔵だし

約150年前の友禅着物の見本帳や明治時代の手ぬぐい、昭和初期のお菓子型、舞妓の名刺まで、各店の協力によって貴重な資料も特別展示。やっぱり古いもんも、かわいいどすなぁ。


◎京友禅の老舗とアーティストのコラボレーション

ワールドワイドに活躍する京都出身アーティストが創業450年の老舗・千總(ちそう)とのコラボレーションで手描き友禅の着物を発表。どんな作品になるんか、楽しみやわぁ。
〔参加アーティスト/田中知之(Fantastic Plastic Machine)、グルーヴィジョンズ〕
●展覧会限定コラボレーショングッズ【風呂敷/FPM&GRV×CHISO】7,245円(税込)


◎新作、限定品、名物商品の販売

普段は京都のお店でしか手に入れることのできへん名物商品をはじめ、新作や限定品も、期間中に限って、パルコミュージアムでいっぺんに買ってもらえますえ。
●お買い上げ2万円以上の方に展覧会限定トーとバッグを先着プレゼント!
〔一澤信三郎帆布×パルコミュージアムダブルネーム帆布トーとバッグ〕
※ショップのみご利用不可(要入場)。また商品・プレゼントには数に限りがございます。あらかじめご了承ください。


◎展覧会と連動した”京都本”「京都、らうらうじ」の販売

きれいなもの、かわいいもの、うつくしいもの・・・京都のものづくりの魅力をふんだんに紹介。
写真集のようなガイドブック片手に、”KYOTO DEPARTMENT”を楽しむのはいかがどすか。

●展覧会公式ガイドブック「京都、らうらうじ」B5版112ページ 1,800円(税込み) 写真:小林敏伸・川内倫子
●展覧会限定ポストカード「京都、らうらうじ」3つ折2種 各525円(税込み) 写真:川内倫子
※「らうらうじ」【古語】上品で洗練されて美しい


【参加店】
◎阿以波(透かし団扇)◎一澤信三郎帆布(帆布鞄)◎いちもく京乃雪(化粧品)◎裏具(文具類)
◎永楽屋細辻伊兵衛商店・RAAK(手ぬぐい)◎おはりばこ(古布和雑貨)◎開化堂(茶筒)◎甘春堂(干菓子)◎京都掛札(風呂敷)
◎京都ちどりや(オーガニックコスメ)◎興石(指物照明)◎鈴木松風堂(型染紙・紙官)◎清課堂(金属工芸品)
◎seisuke88(西陣織図案テキスタイル)◎SOU・SOU足袋(モダンデザイン地下足袋)◎總屋(京友禅・和装小物)◎竹笹堂(木版画製品)
◎竹松尾上竹材店(竹製品)◎辻和金網(金網製品)◎豊田愛山堂(匂い袋)◎内藤商店(箒<ほうき>)◎二十三や(本つげ櫛)
◎日吉屋(和傘)◎ぴょんぴょん堂(ぽち袋)◎本家尾張屋(そばぼうる)◎本家船はしや(福だるま<お菓子>)
◎Platz(座布団)◎京あめ処豊松堂(京あめ)◎山田香木店(香水線香)※五十音順、括弧内は代表商品
※数に限りがございます。あらかじめご了承ください。※展示内容・販売商品は変更になる場合がございます。


2007.9.8[sat]-9.24[mon/祝]
パルコミュージアム[渋谷パルコ パート3/7F]
入場料[税込] 一般¥300 学生¥200 小学生以下無料
会場時間 10:00-21:00[入場は20:30まで]最終日は18:00閉場/会期中無休

お問合せ先:パルコミュージアム TEL.03-3477-5873 www.parco-art.com
主催:株式会社パルコ 後援:TOKYO FM 協力:Hanako・株式会社桜風舎・株式会社コトコト
企画制作:株式会社バウコミュニケーションズ
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期間中、店主はブースに立ちませんが、こっそり様子を見に行こうかと画策中。
特に古布ファンは、千總様ご提供の古布友禅見本帳は必見。
京都でこっそり店をやってるとわからないもんですが、こうやって東京に発信されているんですねぇ。

おはりばこからは、毎年ものすごい人気のスケジュール手帳を店・ネットよりも早く販売いたします。
フライヤーにも載っている、がまバッグもたくさん持って行きますよ。
限定30個のピルケースもあります。
どんな押し絵かはお楽しみに・・・。


ところで、スーベニイルってなに?
インスタレーションってなに?
最近横文字が多くてオジサン困ります><

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Post at 21:05(水)/No.379京都案内Com:6Tb:2Top↑

2007.08.18 地蔵盆の準備 ”福引の景品編”

地蔵盆の楽しみといえば、なんといっても福引です。

福引の時間になると、子供たちが鉦を鳴らしながら町内を歩いて知らせ、町内中から子供たちが待ってましたとばかりにパブロフの犬の如く福引券を握り締めて会場に集まってきます。

何が当たるかな、と子供たちは屈託の無い笑顔を見せながら今か今かと列を成し、当たったものに一喜一憂しながら見せ合いっこするわけです。

そんな一大行事の景品担当になってしまった店主の責任は重大です。
子供たちの笑顔の裏には、「オトナの事情」があるのです。

福引の景品は、当然地蔵会の予算から捻出するのですが、その予算も元を糺せばご近所さんから集めた大切なお金。
ヘタな景品だった日には、子供たちの落胆はもちろんのこと、親御さん達からの苦情にも繋がりかねません、大げさではなく。

予算は一人600円。
景品の数は30個。

今日び600円で子供が喜ぶおもちゃが買えるのか知らん?
年齢・性別を問わず受け入れられるおもちゃを、平均600円で30個集めなければいけないのです。
昔はトランプや剣玉、メンコでよかったのでしょうが、いまどきのお子様達は、そんなものでは納得するはずがありません。
普段2万円近くするような携帯ゲームで遊んでいるわけですから。

というわけで、捻りの効いたチープなおもちゃを探すべく、北山にあるVILLAGE VANGUARDへ行ってきました。

立ち並ぶ本・雑貨・POP。
サブカルなのにその風呂敷は広く、誰でも必ず引き込まれるものがある、飽きないお店です。
1時間半かけてゆっくり選んだたくさんのおもちゃ、いや600円でも色々探せるもんですね。
そのうちのいくつかをご紹介。

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誰でも持ってるものこそ、誰も持っていない仕様で持ちたいもの。
一日くらいならクラスの人気者になれるけど、先生には見つかるなよ。

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OLさんの間で人気という、噂のうなずきんちゃん。
たまにはお母さんに貸してあげて、愚痴を聞かせてあげましょう。

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「正義とは、自己犠牲なしには成り立たない」誰でも知っているヒーローの原点ここにあり。
男の子はドキドキ、女の子はワクワク出来る、元祖変身少女、メルモちゃん。
古きを温め、新しきを知れ。

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名作が500円で楽しめるとは、いい時代になりました。
優しい子供に育ってください。

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「丁度30年前、地蔵盆の福引で当たったこのジョークメモ帳こそが、私の実業家のとしての原点なのです。」
〜2037年8月号日経BP誌インタビューより〜

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いろんなおとをきいてみよう!
チョコのえのぐでえをかいてみよう!
実は大人も楽しめるおもちゃなのは、ここだけの秘密。
お父さんに取られない様にね。


我が門前町地蔵会は、町内単位の地蔵盆ではなく、大徳寺前の並びのおうちと、大徳寺内にある大小20以上の塔頭寺院にお住まいのお寺さん一家との合同地蔵盆という、ちょっと特殊なシステムになっています。
そのため、30人いる子供たちの半数は、お寺さんの子達。
だからといってなんら気を使うことはしませんよ。
「伸びるうんち棒」なんていう超が付く低俗なおもちゃもございます。

しかしお寺の子達よ!
人間は聖俗合わせ呑んでこそ人間なのです。
ゴータマ・シッダールタも、若い頃は俗に塗れていたわけで。
カルマなくして解脱なし!


ということで大徳寺の和尚さんたち、ちっとは大目に見てくれませんか?





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Post at 18:09(土)/No.378町家暮らしCom:3Tb:1Top↑

2007.08.17 地蔵盆の準備”松上げ編”

紫野に来てもうすぐ2年。
今年初めて地元の地蔵会の寄り合いにお誘いいただきました。

関西独特の行事、地蔵盆。
地域の子供たちを見守ってくれているお地蔵さんのお祭であり、一年に一度大人たちが子供たちを接待する大事な行事。
子供の頃は、この行事が楽しみで楽しみで。
お菓子に映画、数珠回し。
この日ばかりは子供たちも無礼講となり、日が暮れても何時までも遊んでいられたものです。

接待される側から接待する側にはじめて回った今年の地蔵盆。
我が大徳寺門前地蔵会も、出し物を考えなければいけません。

初参加の店主に任された仕事は、お昼の部に催す出し物の誘致と、子供の福引の景品です。

子供たちが喜ぶ出し物ってなんだ?
町内の皆様から頂くお金を使っての出し物ですから、皆さんが納得いくものをお見せしなければいけません。

マジックショー?紙芝居?人形劇?
色々悩んでいると、京都の北の花背という山奥の村で、エキサイティングなお盆の行事があると聞き、参考のため見に行ってまいりました。

なんでも松あげというこの行事、聞くところによると「火の玉で玉入れをする」らしい。
そんなあほな。

半信半疑で車を走らせ、到着したのは花背のとある集落。
村の広場のような場所には、無数の松明と、高さ15メートルはあろうかというトーチ状のでかい松明一本。

その広場に、30人ほどの男衆が火のついた松明をもって入場していきます。
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広場に立てられた無数の松明に、火をつけていきます。
でっかいバースデイケーキのようになった会場内。
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もしやこれをでっかい松明に投げて玉入れをするというのか?
事前の情報を持たずに奇特な祭を見るのは楽しいモンです。

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さあ始まりました。
松明をでっかい松明の頂点目指して次々に投げつけます。
普通に投げては絶対に届きません。
松明をひゅんひゅん回し、遠心力を利用して上に向かって放り投げます。

「オラオラオラオラ!」
「いくぞいくぞいくぞ!」
威勢のよい掛け声と共に空中に舞い上がる無数の火の玉。

でっかい松明をかする度に上がる歓声、そしてため息。
あたったぐらいでは火はつきません。
うまくトーチ状の上部にポスっと乗らなければいけないのです。

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何十回も投げて、ようやく上に乗った瞬間。
ギャラリーからは、大歓声と拍手喝采。
徐々に燃え上がるでっかい松明。
それでも玉入れはまだまだ続きます。

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どのぐらい時間がたったのでしょうか。
ひたすら投げ続けられる松明。
それでもなかなかヒットしません。いかに難しいかが伝わってきます。

でっかい松明も燃え尽きてきた頃、太鼓の合図と共にいきなりでっかい松明が男衆によって倒されました。
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ものすごい音と火の粉が飛び散る中、勝鬨を上げる男衆たち。
なんとダイナミック。なんとエキサイティング。

この祭は、花背のみならず広川原、美山といったあの地域一帯で行われている行事のようです。
一体誰が考えたのでしょうか。

神事ではありますが、スポーツに近いこの祭。
男衆と観客が一体になれる、すばらしい祭でした。

よし、今年の出し物は大徳寺松上げをぜひ!

なんて提案したら、来年から村八分ですかね。





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Post at 21:09(金)/No.377京都案内Com:2Tb:0Top↑

2007.08.11 一年ぶりの誕生日

8月10日朝。

目が覚めると二件の新着メール。
どこの気が効くベイビーかな?とメールを開くと、

姉「ひでくん、28歳誕生日おめでとう」
妹「お兄ちゃんお誕生日おめでとう

まあ、妥当だわな。
いや、弟は、兄は素直に嬉しいよ。

そして出勤してくるいつもの二人。
手には大判風呂敷てんこ盛りのスナック菓子が。

「店長お誕生日おめでとう!」と唱和。
うう、君たち・・・。

こうして幕を開けた一年ぶりの誕生日が、最高の一日になるとはこのときは思いもしなかったわけで・・・。

その後も、プレゼントを手に店を覗きに来て下さるお店つながりの皆様、遠くのお客様から宅配便で美味しいものが届いたり、体験のお客様に「今日誕生日なんです」とむりやり「おめでとうございます」を頂いたりと、おいおい今日は俺の日か、と勘違いしてしまうようなサプライズの連続。

「店長、仕事終わってから暇ですか?」

どうやらスタッフたちがささやかな誕生日会をしてくれる様子。
店の終わりがけに実家からのお土産を携え遊びに来てくれたcoloちゃんも交え、店の軒先で誕生日会を開きました。

スタッフたちからの二つ目のプレゼント、「一日殿様権」を頂いた店主の前にじゃんじゃん出てくる料理とお酒。
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お茶が無くなれば台所へ走り、シシャモが焼けたらさらに取り分け、マッサージ、うちわあおぎとまさに王様の心地。

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すっかりリラックスして、羽毛の心地でうどんをすするぬらりひょん。

さあ夏といえばスイカ割り。
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フミちゃんに目隠しをしてもらうオプションつき。
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隣のおばあちゃんこんばんは。

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「父様のカタキ!!」
割ったのは、しんがりのフミちゃん。
お隣さんやご近所さんにおすそ分けし、みんなで頂きました。

パーティの締めは、国産の線香花火。
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真夏に生まれた男の特権です。
遠く宇治川では、店主の生誕28周年を祝う7000発の花火と、共に祝う19万人の人出。
いやー最高の夜だわ。

そんなこんなで、ささやかだけれども幸せすぎる誕生日会は過ぎていったのです・・・。
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一夜明けて。
昨晩の余韻覚めやらぬ店主に、またもや素敵な美女三名がお越しくださいました。
ichi・man・benのカリスマスタッフ、chokoちゃんとO嬢、いつも仲良しのタチコマさんのお三方。
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美女に囲まれ、かなり緊張気味の店主。
花束なんて頂くのは、人生初めてのことです。

みんな、本当にありがとう。

今年は、別に告知したわけでもないのに本当にたくさんの方からお気持ちを頂戴しました。

山盛りのスナック菓子も、高級ほうじ茶も、豆乳ロールケーキも、合計三個のスイカも、ラベンダースティックも、手ぬぐいも、一日殿様権も、讃岐うどんも、とと煎餅も、イカした切り絵の団扇も、和風でオトコマエな花束も、お香セットも、美味しい料理も、口当たりのいい美味しいお酒も、心のこもったお手紙も、たっくさんのメールも、おめでとう!の電話も、全部全部店主の宝ものです。

誕生日を過ごして、いろんな人に支えられ、応援されて生きていることに、改めて気づかされました。

この一年も、たくさんの出会いと楽しいことがありますように。
店主と繋がる大事な人たちと、その周りの人たちが、幸せでありますように。

日本一の果報者より、心よりの感謝を込めて。

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Post at 22:00(土)/No.376町家暮らしCom:8Tb:0Top↑

2007.08.08 帯を仕立てました

夏帯が欲しい!
しかし手持ちが無い・・・。

この季節、帯周りの暑さたるや異常。
男着物とはいえ、毎日腹巻しながらこの酷暑をすごせというのは一体何の罰ゲーム?
とはいっても、なかなかイカした夏帯というのは見つからないもので、ならば作ってしまえ!と思い立ったのが約1ヶ月前。

正尚堂さんでたまたま生平麻の反物を見つけ、それを自分好みの帯に仕立て上げるべく、色々手を尽くした一ヶ月。
昨日無事に帯が完成してまいりました!
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正尚堂さんで手に入れた生平を、つい最近5周年を迎えたばかりの手染メ屋さんに持って行き、染めてもらいました。
染料は柘榴。
ちょっとくすんだ緑系の色に仕上げて頂きました。
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生平の素材感とマッチして、味わい深い色合いに。
ちなみにこの老竹色、先日麻の足袋も染めてもらいました。足袋とお揃い。

これをさらに三希堂さんで帯に仕立てていただきました。
三希堂さんは、最近オープンしたばかりの小さな隠れ家的お店。
男着物を普段着として着てらっしゃるご主人、辻さんのお店です。

というわけで、早速今日着けてみました。
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朴訥とした色合いが、アカソの着物によく合います。
お盆に間に合ってよかった!

さてさて生地選びから染め、仕立てまで自分でこだわったお誂えの帯。
気になるお値段のほうは?

生平麻4m(正尚堂)・・・・・・4000円
染め(手染メ屋)・・・・・・・8000円くらい
仕立て(三希堂)・・・・・・・2500円
悉皆屋(俺)・・・・・・・・・0円
合計・・・・・・・・14500円

安いと見る?高いと見る?
人それぞれでしょうが、そんなことよりも、自分の好きな店をフル活用して自分だけの帯を作ったってのが、ウキウキ嬉しく、ワクワク楽しいのです。

誂える楽しみ・・・・・・・priceless

お世話になったお店様、どうもありがとうございました!


お店データ

【正尚堂】(古布・アンティーク)

〒606-8233
京都市左京区田中北春菜町20−29 
叡山電鉄 茶山駅下車 東へ徒歩30秒赤ポスト前
075-724-0137
営業時間:11:00〜22:00
定休:15日、21日、25日他不定休


【手染メ屋】(染処)

〒604-0983
京都府京都市中京区麩屋町通
夷川上る笹屋町456-2F
tel&fax 075・211・1498


【三希堂】(仕立て・男着物全般)

〒602-8393
京都市上京区御前通今出川上ル鳥居前町671
電話075-461-4003


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Post at 18:12(水)/No.375着物Com:2Tb:0Top↑

2007.08.04 琵琶湖で山羊皮を洗う

雲一つない青空!
肌も露な褐色の美女たち!
階段箪笥1
という目論見は台風に吹き飛ばされてはしまいましたが、先の木曜日、琵琶湖は近江舞子に行ってきました。

京都は盆地のため海がありませんが、お隣の滋賀県には、日本一大きな湖があります。
ここにやってきたのは、愛用する太鼓の皮を張り替えるためです。

ジャンベ叩き三人の太鼓、たまたま三つとも皮が破れてしまっており、せっかくだから水着見物がてら琵琶湖で皮を張り替えようか、ということになり、台風近づく琵琶湖にやってきた次第なのです。

ジャンベというアフリカのトライバルなこの太鼓は、ヘッド(打面)の部分が山羊の皮で出来ており、ボディは木をくりぬいた臼のような形。
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とても原始的な楽器のため、張替え作業は半日を要します。

まずは買ってきた山羊皮を琵琶湖の水に浸し、2〜3時間待ちます。
ぱりぱりだった山羊の皮は帆布のように柔らかくなります。

皮を張っているロープを緩めてリングをはずし、皺がよらないよう気をつけながらリングに固定した後余分な皮を切り、縦紐を何度も何度も力いっぱい締めていきます。
階段箪笥2
ぬれた皮は、締めても締めてもすぐに緩んでくるので、根気よく何度も締め直さなければなりません。
ロープでテンションをかけるという原始的な構造ゆえ、一周締めるだけでも重労働。
まあ汗をかいてもすぐに行水できますがね。

最後に皮の毛を剃ってとりあえずは作業完了。
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皮を傷つけないよう、慎重に。

この時点ではまだ皮が乾いていないため、叩いてもパキっとした音にはなりません。その代わり、低音がまるでベースのようにドゥーンと鳴ります。
誰もいない浜辺での、波の音とのセッションは思ったよりも心地よく、結局夜の9時までゴロゴロしながら居ついてしまいました。

「日本に京都があってよかった」なんていうキャッチのポスターを最近よく目にしますが、いやいや近くに琵琶湖があってよかった。
滋賀県は少し地味なイメージで語られることが多いですが、山もあり水もあり人もユルく、ゆったりとした空気が流れるとても良い場所です。


皮が乾いたらまた琵琶湖まで叩きに行くとしますか。



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Post at 19:42(土)/No.374趣味・日常Com:2Tb:0Top↑

2007.08.01 2年後の奄美大島

昨日、奄美大島から帰ってきたばかりの友達がお土産を携えて店に立ち寄ってくれました。

子供が生まれたばかりのこのご夫婦、奥さんのお姉さんが奄美に移住しており、夏休みがてら10日ほど滞在してきた様子。
きらっきらの笑顔と共に頂いたのは、奄美大島産の黒糖かりんとうと、パッションフルーツです。

パッションフルーツなるものは、店主ははじめて口にします。
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見た目は卵を二周りほど大きくしたような形。

甘酸っぱい香りのその実を真っ二つにすると、びっしり詰まった種から美味しそうな南国の香りがさらに漂います。
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プチプチした種と一緒にとろとろの汁をズルズルっと。
その味は、店主がイメージする「日本」の味ではなく、南の島の味でした。

とはいえ、奄美といえば日本を代表する紬である「大島紬」の産地でもあります。
南の小さな島の普段着が、日本が誇る和服の有名な産地というのも、興味深いものがありますね。

さて、以前から申し上げている通り、2009年の7月の店主の居場所は、奄美大島と決まっております。
日本で見られる数十年ぶりの皆既日食。
海外を旅していた頃に出会っては別れた旅人たちとの約束の地、それが奄美大島。

あの頃は、まだまだ先のことと思っていましたが、いつの間にかあと二年を切っていましたか。

2年後の7月、自分は誰とどんな顔でダイヤモンドリングを仰いでいるのでしょうか。

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Post at 18:54(水)/No.373趣味・日常Com:4Tb:4Top↑