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2008.02.26 着物男子増殖計画 きっかけ編
店主は生まれついてのものぐさ太郎でして、まじめに生きているつもりでも気がつけばつい楽なほう楽なほうへと、水が流れるが如く流されて生きており、おかげで人様に支えてもらってなんとか生きております。
毎日着物を着ていることを他人様に知られると、決まって 「えらいわねぇ」なんて感心されたり、「おしゃれさんねぇ」と身だしなみに気を使っている苦労を労われたりしますが、そのたんびに申し訳ない気持ちでいっぱいになるのです。 と申しますのも、着物を着始めた切欠が、「楽だから」ってなあんまりほめられた理由じゃないからです。 といっても、何かとルールの多い着物の世界のこと、マメじゃなきゃ勤まらんとお思いの方も多いでしょうが、女性はともかく、男の着物ってのは実際着て見るととっても楽チンで、ものぐさな店主はその盲点に気づいたとき、「ラッキー、一生これ着て楽チンに生きよう」と心に決めたもんです。 そもそも考えてごらんなさい、おばあちゃんは、お出かけのときにおめかしして着物を着ていましたが、おじいちゃんは背広で出かけても、家にかえるや着物に着替えていたでしょう? 家に帰ったら寛ぐだけなんだから、わざわざ大変なもの着ませんよね。楽チンだから着るんです。 男の着物ってのは、そういうもんなんです。 ![]() と、説明しても良く分からないでしょうから、ここで男着物適正診断をしてみようと思います。 以下に該当する項目が何個あるか数えて見ましょう。 1自分はメンドクサガリである 2家に帰るとジャージやスウェットなど楽な服に着替えてしまう 3禿げ、チビ、デブ、短足など、ルックスに弱点がある 4流行り物に疎い 5似合う洋服が分からない 6そもそも洒落た服がない 7服を買いに行くための服もない 8和服の女性が好きだ 9ちょっとくらいはもてたいさ 10布団でゴロゴロしていると幸せを感じる 当てはまる項目が3つ以下の方は、洋服でもおしゃれができ、自分を律し、着物などなくても充実した毎日を過ごしてらっしゃることでしょう。 4つ以上当てはまった方は、着物生活に向いている可能性が非常に高い。 「ゴフク」なんて響きにだまされちゃあいけません。 着物はただの着るもの。 特に、男の着物はとにかく楽なんです。 メンドクサガリの店主が身をもって証明しているじゃないですか。 これからぽつぽつと、店主が着物にはまっていった経緯を辿りながら、世のものぐさ男子を着物の世界に引き込む手引きを書いていこうと思います。 ただし、どこの着物指南本やサイトよりもいい加減ですので、その辺はご理解の上。 **+*+ フダンキモノ生活。:ファッション・ブランド +*+** 2008.02.23 春が来た
朝から大暴れの風神様に、何度も乳をはずれる当店の暖簾。
「春一番ですかね。」 アサミちゃんの言葉に、まさかぁ、と口にしたあと、季節外れではないことを思い出す。 どれだけストーブを焚いても10度にしかならなかった我が家の一階も、15度まで上がっている。 底冷えはもう抜けたのでしょう。 晴れの内に車を出して工房に向かい、5分ほどで納品を済ませて外に出れば、すでに空は暗く雨が地面をぬらしている。 店に帰るまでの間に雲が晴れて陽が差すも、雨は落ちている。 雨が天から落ちてくる間に、天気は変わってしまいました。 陽が落ちて煙草を買いに外に出ると、今度は雪が積もっている。 晴れ時々雨のち雪。 季節の変わり目は忙しいことで。もう二月も終わりやもんな、と考えてふと思い出した。 明後日は天神さん。 前々日まで気づかなかったことなんて、初めてのこと。 2日前のあの暖かい日から、どうやら春が始まっていたようです。 2008.02.15 歩く花
CHOKOちゃん東京をへ引っ越す−−−−
先月の伊勢丹の催事に遊びに来てくれた着物女子たちの間では、この一報は一面トップ級の扱いで話題になっていました。 CHOKOちゃんとは、今更ご紹介するまでもなく、京都のセレクト着物ショップichi・man・benのカリスマ店員。おっと、カリスマなんてやっすい言葉じゃ語弊があるかいな。 着物の着こなし、ライフスタイル、思想など、唯一無二の存在として全国の着物女子に大きな影響を与える続ける素敵女子です。 一昨年結婚したご主人のボッシーのお仕事の都合により、このたび京都を離れることになりました。 お二人に初めて会った日のことは、今も鮮明に覚えています。 4年前のいつぞやの弘法さん。 正尚堂さんブースにいらしたお二人は、他の着物人とは明らかに違うオーラをまとっていました。 そう、華があったのです。 持たざるものは逆立ちしたって一生持つことが出来ない華を身に纏った二人。 その衝撃の出会い以来、お二人は店主にとって憧れのカップルであり続けました。 基本をしっかり押さえながらも、これまでの着物の先入観をぶっ壊す斬新な着こなし。 自分の好きなものと着物を融合させる楽しさ。 背の高い(167くらい?)女の子でも工夫次第でアンティーク・リサイクル着物を着こなせる。 彼女が身をもって実践してきたことが女の子達に与えた影響は計り知れません。 CHOKOちゃんに憧れて着物を着始めた方も少なくないはずです。 そんなCHOKOちゃんも、今日15日を以ってichi・man・benを卒業。 お疲れ様とおめでとうの気持ちを込めて、心ばかりの花束を手にichi・man・benを訪れました。 ![]() お疲れ様、CHOKOちゃん。華のあるあなたには綺麗な花が良く似合うぜ。 今日は全国のCHOKOちゃんファンの皆様のため、CHOKO写真を撮りまくってきました。どうぞお楽しみください。 ![]() ![]() ![]() ![]() オマケ ![]() 京都に咲く大輪の花が一輪なくなってしまうのは少し寂しいですが、天神さんの日には京都に戻ってきてくれるとのこと。笑顔で見送るのが道理でしょう。 京都に根を張り、誰も見たこともない姿形に咲いた花も、今日からは歩く花。 根っこが消えて足が生えて、野に咲かず山に咲かず、愛する人の庭に咲く。 そういうことやんねぇ、CHOKOちゃん。 ![]() ------------------------------------------------------------------- CHOKOちゃんとは別件ですが、ichi・man・benから耳寄り情報が入りましたので着物人諸氏に業務連絡です。 ichi・man・ben spring sale! 2/16〜2/20 5000円以上のお着物・帯が2点で1000円、3点で2000円、4点で3000円の割引。 ’08spring〜summerのオープニングにあわせたセールとのこと。 割引の方程式は点数に上限なく適応されるそうです。 分かりやすく言うと、こういうこと。 【ichi・man・benの定理】 5000円以上の着物・帯をn点買ったときの割引金額x円 x=(n-1)×1000 分かったかな? 着物がはじめての方でも優しくオススメコーディネートを教えてくれるぞ! 画面の前のみんなも、お友達を誘っていざ、来た!見た!買うた! ![]() 2008.02.11 あと3日
さああと3日を切りましたよバレンタイン。
自分にしてみれば実感もなく空騒ぎできる程度の日であって欲しいくらいのイベントではありますが、女性のお客様を多く抱えるおはりばこ店主にとしては、男性への贈り物を必要とする女性たちの需要に、供給で応えるのがこれ商いの道、なり。 男物の充実を図り、ひいては着物男子の増殖を謀る店主の野望にも逸れるものではありませんしね。 そんなわけでいくつか男物を世に出してみました。 まずは印籠型携帯ケース。 先だってお知らせしておりましたとおり、リニューアルいたしました。 ![]() もともと印籠とはこういう姿形をしておりまして、なるべくそれに近づけるため色々と仕掛けを案じました。 わざわざ組紐屋さんに組んでもらった印籠紐を使い、房をやめて飾り結びを施しました。一般的な印籠のイメージは水戸黄門の房付き印籠ですが、実際に房のついた印籠は余り存在せず、飾り結びになっておりますので。 印籠の楽しみの一つが、緒締めや根付との組み合わせ。 さすがにアンティークの緒締め・根付は仕入れられません。小さな玉がウン万円という世界ですから。 ですので、現代根付でまずはその楽しさを知ってもらおうと。 迫力や風合いは、本物のそれにはもちろん敵いませんが、まずは楽しむことが大事です。 それに、実際に腰に下げるなら、本物は少し気を使ってしまいますから。 まずは敷居を低くして、ゆくゆくほんまもんに手を出せばいいのです。 そして最後に男物のブックカバー。 ![]() 紐は印籠紐。栞は寛永通宝。生地は名物裂。 ほんまもんの三拍子です。 これならカバーの中身が「お父さんたちの好色広告」なんていう実も蓋もない本だったとしても、ハッタリが効きます。 こういうものが欲しかった、という店主の声を反映させた一人マーケティング商品です。自営業万歳。 人が持っているものを嫌がる偏屈のお知り合いがいらっしゃいましたら、買ってやってくださいまし。すごく喜んでもらえるか、突きかえされるかの二択を味わえますよ。 今年のバレンタインは、幸か不幸か定休日。 浮世の悲喜交々を他所に、ちっとも進まない部屋の掃除でもして過ごす事にします。 世の女性たちに栄光あれ。 2008.02.03 彼女は合鍵を僕に返し、部屋を出て行った
1月晦日、黄昏を告げる鐘が鳴る頃。
振り返ると彼女は僕の家の鍵を持って立っていた。 「これ・・・お返しします」 「行ってしまうのかい」 「4年間楽しかったわ。もう会う事もないわね・・・」 「君の事はずっと忘れないよ・・・」 なんていう昼ドラなやり取りをフミちゃんとしたのには訳があります。 1月末をもって、フミちゃんはおはりばこを卒業いたしました。 突然のことで、皆様にご報告が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。 なんて冗談ですよ〜 といいたいところなのですが、残念なことに本当なのです。 イヤ実は、販売から製作のほうに移ったのです。 今までは、おはりばこの看板娘として、女将として、店主のドラえもんとして、店に立ちながら奥で裁断・加工をしてくれていたのですが、その仕事の正確ぶり・物作りの確かな手を職人に見込まれ、工房に引っこ抜かれてしまったという話。 これまでもちょくちょく工房と店を往復して製作の方も頑張ってくれていたのですが、これを期に軸足を完全に工房に移した次第です。 全国のフミちゃんファンには非常に申し訳ないですが、おはりばこの商品の多くは、フミちゃんの手を経て世に出てくることを忘れないでください。 とはいっても、工房と店は歩いて3分ほどの距離。 お友達の皆様、事前にご指名いただければ、当店ナンバーワン太夫「おふみ」を、この遣り手店主が置屋から引っ張ってきておきますので、ご安心を。 フミちゃんの抜けた穴は大きいですが、代わりましておはりばこのスッピン娘、アサミちゃんが埋め合わせ・・・ ![]() するにはまだ早いか。 どうか長い目で見守ってやってください。 フミちゃん、4年間ありがとう。 これからも頼りにしてます。 |
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