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2008.06.29 天神さんの戦利品

さあ6月の天神さん、一年の折り返し地点。
有難い大きな茅の輪をくぐったって、厄は祓えても欲まで払えず、今日も物欲に任せていざ出陣。


【その1 朝顔の掛軸】
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最近、出格子のディスプレイが楽しくて。
朝顔の髪飾り販売中ですので、朝顔の軸をゲット。
ちょいと上のほうに染みがありますが、こうして飾れば見えません。

【その2 姫睡蓮】
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開いていた花に一目ぼれして衝動買い。
裏庭の池に入れてやったら、金魚たち大喜び。
いい遊び場になりそうです。

【その3 一つ提げ】
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根付から袋まで一体化している革の小物入れ。
帯巾サイズなので、提げた時の収まりのよさが気持ちよい。

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そしてなんと刻み煙草「小粋」がぴたりと収まるサイズ。

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さらには100円ライターも一緒に収まるサイズ。
煙管を直接帯びに差したときの煙草入れとして重宝しそうです。

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さらにさらに根付部分に隠しポケットの仕込みつき。
なに入れたろか知らん。

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直径1センチ強、1円玉サイズです。


実際に使える提げ物はなかなか見つからないので、見つけたときは迷わずゲットです。
おはりばこでも男物の新作を予定してますので、今しばらくお待ちを。



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Post at 20:52(日)/No.456着物Com:4Tb:0Top↑

2008.06.23 町家のお手入れその2〜荏胡麻(えごま)油編〜

弁柄塗りが無事に終わりましたら、続きましては油引きです。
油ッ気が抜けてカスカスになった木に、艶と潤いを与え、若さを取り戻します。
基礎化粧のようなものですね。

使うのは、荏胡麻(えごま)油。
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乾くと表面が酸化して固まる乾性油。割とサラサラしていて塗りやすく、、匂いも懐かしい匂いです。
荏胡麻油も柿渋と同じように、ウェスに含ませて拭くように塗っていきます。
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右側のさんが油を拭いた箇所。
長年放置されてきて乾いた木は、面白いように油を吸います。

出格子のガラス戸と、玄関のガラス戸を油で吹きます。
一つずつ慎重にガラスをはずしてから、丁寧に拭いていきます。すると・・・。

【before】
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木目がアバラのように浮き出し、干からびてやせ細っていた木枠が。

【after】
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なんということでしょう!
飴色の木目がふくよかに浮かび上がり、瑞々しい木枠が柱の黒をよりいっそう引き立てています。
油一つでここまで変わるのですね。

柿渋が乾いたら、上からコーティングするように荏胡麻油で塗ってやります。
黒により光沢が出来、雨をはじいてくれるのだそうですよ。

柿渋・弁柄・荏胡麻油によって、防虫・防水と同時に木に栄養を与え、着色まで出来たわけです。
しかも、体にも地球にも優しく。
ペンキやニスもいいですが、長く使うものですし、少々お値段が張っても手間がかかっても、天然塗料を使うが吉。
なんといっても、山中油店さんの楽しいこと。
油のことならなんでも、という具合で、建築用油はもちろんのこと、食用油も幅広く取り揃えたらっしゃいます。
しかも、どんなことでもとても親切に教えてくださいますよ。


そうそう、柿渋とベンガラの目安について。
おはりばこの間口は二間半ですので、それを参考に。

柿渋・・・一升
紅殻・・・250g

今回は実験の意味もあり、全部混ぜてみました。
結構な量の塗料が出来ましたが、実際使ったのは三分の一程度だったと思います。
もっとも、もともと黒い塗装がしてあるものに補修的に塗っただけですので、一回塗ったのみ。
白木を塗るなら、3〜7回くらい何度も重ねて塗ってやる必要があるようです。
その場合は、使う分だけ混ぜるようにして、柿渋には水を少し足してから蓋をして保存するのがいいようです。
固まってしまいますのでね。

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Post at 15:28(月)/No.455改修・引越しCom:0Tb:0Top↑

2008.06.20 町家のお手入れその1〜紅殻(ベンガラ)編〜

おはりばこも早いもので、紫野に移転してもう3回目の夏を数えます。
改修時に簡単に手入れをして以来、店の外装は簡単な拭き掃除以外手を入れないままで、大正元年築のこの町家も、アラが目立ってきていました。

「人の家に遊びに来た様な」というオブラートに包んだお客様の言葉の真意が、「店に見えないよ」という意味であることを薄々感じながらもスルーしてきたおはりばこですが、ここにきてようやく重い腰を上げました。
6月第三水曜日のお休みの日に、一気に店らしくするべくスタッフ達に休日出勤を命じ、外装の手入れに取り掛かりました。

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本当は桜が咲くまでに綺麗にしようと冬の終わりに山中油店さんで買ってきた黒い弁柄。
酸化鉄、つまり鉄錆びが原料の顔料です。
弁柄といえば、茶褐色がメジャーですが、おはりばこの格子は元々黒いので黒いベンガラをゲット。
「着色力・隠蔽力が大きく、耐熱性・耐水性・耐光性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれにも優れており、安価な上無毒で人体にも安全なため非常に用途は多い。」(wikipedia

ベンガラを着色させるのに、柿渋を使います。
柿渋は防虫・防腐に優れ、太陽によってタンニンが発色し、独特の色になります。
とての臭いですが、最近は匂いのない柿渋も売られているようですね。
こちらも山中さんでゲット。
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ちなみに奥にいるのは業者さんじゃありません。
うちのスタッフアサミです。

今回は、柿渋一升にベンガラ250gを混ぜました。
顔料なので溶けるわけではありません。よ〜く攪拌してやります。
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それを刷毛で塗ってはダスターで拭き伸ばしてやります。
拭き漆みたいな感じですね。

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細かいところは歯ブラシを使い、丁寧に。
ペンキですと木に膜を作ってしまうため、木がダメになってしまいますし、白々しい光沢が出てしまい、ゴテゴテしてしまいます。
オイルステインは木に良く馴染みますが、塗料自体の質感が弱く、のっぺりとした印象。
しかも、どちらも化学物質が多く含まれています。

柿渋+ベンガラですと、木に良く馴染む上に、柿渋が程よくぽってりとした質感を持っていますので、木目の表情を豊かにしてくれます。
油が抜けてカスカスになった木も、生き生きと蘇ります。
そしてどちらも天然素材なので安心!

では塗りあがりを比べてみましょう。


【before】
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油も抜け、塗料も剥げてみすぼらしい姿になっていた格子も、ベンガラを塗ってやると・・・。

【after】
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なんということでしょう!
優しい炭色になり、木目が力強く綺麗に出ています。
見た目だけでなく、防虫・防腐も施されたわけです。なんと素晴らしき天然塗料。まさに劇的。

店の前で弁柄を塗っていると、通りすがりのご近所さんが興味津々に眺めていきます。
「シブ塗ってんのか?」
「紅殻やな」
「今度うちも弁柄塗りなおそうと思てたんです。見せてください」

などなど、さすが皆さん昔から町家暮らしだけあって、誰も「ペンキ」なんてことは言ってきません。
ご近所さんに色々教えてもらいながら、無事に完了。

さあお昼はなんにしようか!とスタッフ二人に振ってみると、「店長の奢りでお寿司!」なんてこの二人まったく遠慮というものが無い。
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まあ年頃の別嬪さんに作業着着せて肉体労働させてる身ですから、しっかたねぇなあ。と握り三人前を注文。
ちなみに左が新人のサトミちゃんです。

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肉体労働の後に外でつまむ寿司ってのは旨いね。
ビールを飲みたいのを我慢して、午後からに備えます。

お昼も頼むよー。

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Post at 12:38(金)/No.454改修・引越しCom:5Tb:0Top↑

2008.06.15 【改訂】メール便の配送につきまして

前回のブログで、メール便の送料についてお知らせいたしました。
お知らせして間もないにもかかわらず大変申し訳ないのですが、新たに重要な変更をご連絡いたします。

前回のお知らせでは、3150円以上お買い上げでメール便送料を無料にすると通知いたしましたが、メール便の送料は、お買い上げ金額に関わらず全負担とさせて頂きます。
舌の根も乾かぬうちから重大な変更をして申し訳ございません。

さて、ここでなぜ送料を負担できなくなってしまったかを改めてご説明しなければなりません。
6月23日より使用するメール便のクッション封筒は、これまで使っていた箱ほどの容積がありません。
したがって、今までならメール便1通でお送りできていたものが、2通、3通にもなってしまいます。

そうなった場合、メール便3通分の送料と梱包資材代だけで、商品代金の10%以上の経費を負担することになり、現在の価格設定では完全に商いが成り立たなくなってしまいます。
だからといってこの経費をすべてお客様にご負担頂く訳にも参りません。
これまで送料無料で頑張ってきましたので、なんとか当方・お客様・環境の三者にとって負担の少ない方法を検討いたしました。

それが、お取り置きです。

最初のご注文から1週間以内のご注文は、ご希望でしたら発送せずにお取り置き致します。
なるべくまとめて発送することによって、送料や梱包資材、発送代金を節約することが出来ます。
もちろん、お急ぎのご注文や、8400円を超えるご注文は、すぐに発送させて頂きます。
大きな選択肢の一つに、お取り置きを加えてくだされば、というご提案でございます。

今後も、古布価格や金属部品の価格が日に日に上がっている昨今ですが、なるべくお客様にお求め易い価格でお届けできるよう今後とも努力してまいりますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

Post at 20:37(日)/No.453改修・引越しCom:0Tb:0Top↑

2008.06.11 【重要】メール便の対応について変更のお知らせ

現在おはりばこでは、メール便配送に薄い箱を使用しております。
メール便には厚さの制約がありますので、あまりしっかりした箱が使えません。
また、梱包材を使うと厚さが増し、メール便対応の商品が少なくなってしまい、お客様に負担を強いることになってしまいます。
そこで、出来るだけシンプルな形でメール便でお送りしておりました。

しかし最近、お客様のご指摘の中に、「箱がつぶれてしまっている」というお叱りをよくいただきます。

なるべく送料の制約に縛られることなくお買い物を楽しんでいただきたいという願いから、おはりばこオープン以来この薄い箱を使い、また、少々の厚みオーバーもヤマトさんに目を瞑ってもらい、メール便送料無料のサービスを続けてまいりましたが、かえってお客様を落胆させてしまう結果になっていることは、とても残念に存じております。

つきましては、今後はこの箱の使用をやめ、クッション封筒を使用することにいたしました。
包装材の厚みが増すのに伴い、これまでメール便で送れていた商品の一部が、メール便でお送りすることが出来なくなります。
また、環境に配慮し、プチプチ部分と紙部分を簡単に剥離し、分別してリサイクルに回せるプチプチ封筒を採用いたしました。
結果、コスト上昇は免れぬものとなり、メール便の送料無料に条件を設けさせていただくことになりました。
お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、今般の諸事情を鑑み、ご理解ご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

【新システム開始日】
6月20日午前11時以降のご注文分から

【メール便非対応になる商品】

今回の改正にともない、これまでメール便に対応していた商品のなかで、メール便非対応になる商品がございます。

●古布のポーチ
●梅ダッカール
●華ダッカール
●剣華ダッカール
●一輪梅簪飾りビラ

これらの商品は、メール便で発送できなくなります
ご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいませ。

【クッション封筒の特徴】
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小と大の二種類がございます。
小封筒ですと送料は80円、大封筒ですと送料は160円となります。
小にはがま口一つ、大にはがま口二つまで入ります。


【メール便の送料について】

●恐れ入りますが、メール便料金は実費ご負担いただきます
●一回のご注文で3150円(税込み)以上お買い上げいただきますと、メール便送料無料(速達代除く)となります。
別途100円で速達にすることが出来ます。(翌々日までに配達。)
●ご注文内容によっては、複数のメール便にてお送りすることがあります。
●メール便のご利用は、メール便対応商品に限らせていただきます
●メール便対応商品と、メール便非対応商品を一緒にご注文いただいた場合は、宅急便小包配送となり、別途送料が必要となります(お買い上げ合計8400円未満の場合)。
●メール便でお送りする場合、一部の商品はリボンでのラッピングはできません。該当商品でリボンラッピングをご希望のお客様は、宅配便(送料別)をご利用くださいませ。
●小袋をお付けするだけなら、これまでどおりメール便でおおくりできます。その場合は小袋にいれずにお送りしますので、お客様で小袋に入れていただきます。


【なるべく送料をかけないためには】

この改正により、メール便対応商品でも送料が掛かってしまうケースが増えてしまいます。
しかし、複数のご注文の同梱合計が、3150円を超えますとメール便代金が、8400円(税込み)を超えますと宅急便小包の送料が無料となります。
1週間以内でしたらお取り置きを承りますので、追加でご注文をご検討のお客様はぜひお取り置きをご利用ください。
ご注文フォームの「お取り置きを希望する」欄に●を入れていただければお取り置きさせていただきます。
ただし、お取り置き商品をキャンセルなさった場合は、次回からお取り置きをお断りさせていただきます。
最初のご注文から1週間が経過いたしましたら、自動的に同梱の受付を終了いたしますので、ご了承ください。


お客様には、大変ご不便をおかけいたしますが、なにとぞご理解を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。


Post at 18:11(水)/No.452趣味・日常Com:0Tb:0Top↑

2008.06.10 煙管のススメ〜羅宇挿げ替え編〜

とうとう羅宇が割れてしまい使い物にならなくなってしまった店主の銀煙管ですが、先日の定休日に谷川清次郎商店さんに持って行きました。

谷川さんは、今では珍しくなった煙管専門店。
いわゆる羅宇屋さんではなく、煙管の誂えや修理などをしてくださるお店です。

電気屋街の四条寺町から一筋西に入った御幸町通を下がっていき、高辻通に出る手前の左手に、でっかい煙管の看板と暖簾が出ています。
早速奥さんにご相談。
店主の煙管の煙管は、「黒の節つき」と呼ばれるものだそうです。
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染料で染めた黒い竹に、雁首付近に節がついているもの。
灰吹きに灰を落とす際に、雁首をたたきつけると金属が凹んで傷んでしまいますが、この節の部分をたたきつければ羅宇も雁首も傷まないんですな。

挿げ替えは敢えて節無しを注文しました。
すっきりしてるのも悪くないしね。

毎日口を吸った相方を預けるわけですから、嫁さんを質入れする気分。
帰ってくるまでは別の相方を用意しなければいけません。
いや、これは浮気ではありませんよ、ほんの二号さんです。
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真鍮製黒節無し。
もっともスタンダードな煙管です。
煙管も畳も新しいほうがいいのか?早速吸うてみますと、軽い軽い。
どれだけ咥えっぱなしにしててもあごが疲れませんです。

吸い口も雁首も、薄い真鍮の板で誂えてある所為か、とても軽くて吸いやすい。
そのかわり咥え応えが無いのがちょっぴり気になります。

灰落としに何度か打ち付けただけで、
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このとおりベコベコに凹んでしまいました。

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挿げ替えた煙管が帰ってきました。
比べてみると、大きさはさほど変りません。
しかし、重さが全然違います。

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銀煙管41gに対し、

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二号さんはなんと14g。
銀煙管は重厚にして頑丈。
二号さんは軽薄にして華奢。

やっぱり咥え応えのある銀煙管がいいですわ。
そして、いつかは全日本男児憧れの銀延煙管を誂えで・・・。

なんと楽しき喫み道楽。
その道はまだまだ始まったばかりです。


谷川清次郎商店
京都市下京区御幸町通高辻上ル橘町443
075-351-5762
10:00AM〜5:00PM

とのことですが、谷川さんは不定休の上、営業時間も変則的です。
お伺いしましたところ、午前9:15までか、午後4:30以降なら開いているとのこと。
伺う前に必ずお電話を!


そんなこんなで、お待ちかねの朝顔コームと有松帯締め発売です!
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Post at 18:33(火)/No.451着物Com:5Tb:0Top↑

2008.06.07 浴衣が仕立てあがって参りました

日本の絞り染めには二つの系譜があります。
一つが京の都で栄えた絞り、京絞りです。絹地に紫・紅・茜など鮮やかな彩りを染め分けたもので、豪華で華やかな印象。
もう一つの系譜が、有松・鳴海地方を中心に発達した、木綿や麻地に藍で染めた、京絞りに比べて庶民的なものでした。
江戸時代に開花した木綿絞りは、東海道を往来する旅人たちにたちまちにんきとなり、200にも及ぶ独自の技法は、次々に大胆ながらの浴衣を生み出し、いつしか浴衣の代名詞になりました。
それが、有松鳴海絞です。

冬と春、有松に足を運び、メーカーさんを訪ね、色々お話を伺うことが出来ました。
和装離れや後継者不足により、日本で全ての製造をまかなうことが出来なくなっていること。
職人の高齢化などで、技術の継承が困難になっていること。京都の西陣と、とてもよく似た状況でした。
それでも、町の宝である絞りを盛り上げていこうと、すごく頑張ってらっしゃるんです。
旧街道の1キロほどの範囲に収まる小さな絞りの町。染料屋さん、絞りの道具やさん、メーカーさん、問屋さん内職のおばあちゃんたち、窓口である絞り会館、その一階にある喫茶店。
みんな顔見知りで、まるで町全体が一つの会社のようでした。
町が大きすぎても、小さすぎてもこうは行きません。

昨年の夏物商品撮影の際、モデルのコーディネートにアンティークの有松を使って以来、その魅力に引き込まれていた店主は、今年の夏は有松で何か商品を作りたい!と企んでいました。
それと同時に、産地で直接浴衣を一つ誂えてやる!という野望も温めておりました。
ついにその野望が形になって手元にやってきました。

それがこちら。
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普通の絞りじゃ面白くないだろってんでなるたけ胡散臭いヤツのなかから似合いそうなものを選んでみたんですが、こりゃ予想以上に胡散臭いですね。
爽やか王子と呼ばれたあのころの面影なんざこれっぽっちもあらしまへん。
かなり気に入った。

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蜥蜴の角帯が予想以上にはまってくれて大満足。
これに似合う兵児帯も探さなければ。

そんなわけで、本日有松鳴海絞の籠巾着予約販売受付開始です!
カスタムオーダー形式で10個限定。
お早めに〜。

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※完売しました。ありがとうございます。

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Post at 18:06(土)/No.450着物Com:6Tb:1Top↑

2008.06.04 煙管のススメ〜応急処置編〜

前回の煙管のススメで、羅宇の交換がいつになることやらと書きましたが、案外早くやってきました。

あるとき煙管掃除をしようとして雁首を捻りますと、パキっと小気味良い音が。
やっちまった。
羅宇竹にヒビが入ってしまいました。
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前回書いたとおり、羅宇は消耗品。
いつか交換しなければいけないものなので、そう落ち込むことはありません。

しかし、交換するまでは煙管が使えない。
煙草をふかしても、ヒビから紫煙が立ち漏れる始末。
煙管専門店の谷川清次郎商店さんは、不定休の為なかなか木曜日に伺う事が出来ません。
羅宇交換までの間、とりあえず応急処置をすることにしました。


まずは和紙を用意します。
パルプを含まない、手漉きの和紙がベスト。
粘り気があり、手で破いても繊維がしっかりしていて綺麗に破れないものですね。
これを、羅宇のヒビ割れに合わせてカットします。
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それを、羅宇のひび割れに沿って咲きの方から入れていきます。
少しずつ、慎重に。
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全部入りましたら、余っている部分を鋏でカットします。
手で破こうとすると、和紙がすっぽ抜けてしまうことが多いので注意。
繊維が強いですからね。
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完成です。


これが正しい応急処置かどうかは知りません。
毎度の事ながら、あくまでも私のやり方ですので、「全然なってねぇ。シロウトが。」という方は、ぜひ知恵をお貸しくださいませ。

念のため、次回谷川清次郎商店さんへ行ったときに確認してみますね。


さて、次回こそ「羅宇交換編」です。
お楽しみに。

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Post at 17:23(水)/No.449着物Com:2Tb:0Top↑

2008.06.03 08夏物撮影隊〜正尚堂〜

最後に向かったのは、毎度お馴染みの正尚堂さん。

叡山電鉄茶山駅下車東へ徒歩10秒赤ポスト前にひっそりと刺し子の暖簾が出ています。
アンティーク着物を中心とした和骨董のお店です。

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奥様のミカさん手作りのオリジナル小物も充実。
羽織紐、帯留など、可愛いアイテムがたくさんです。

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奥に入れば、着物好きならあっという間に虜になること間違いなしの空間。
店内にあるものは、家具から道具まですべて売り物です。

といっても、本分は着物。
アサミちゃんとフミちゃん着用のアンティークの有松鳴海絞浴衣は、正尚堂さんで手に入れたもの。
本藍染の古手の有松です。
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お店にあったトンボ玉を帯留にしてみました。
有松の帯締めとの色のコントラストが綺麗。


アンティークショップにもかかわらず、カフェもやってらっしゃいます。
仕事で行き詰ったときや何かアイデアが欲しいとき、私はここにお茶を飲みに来ます。
店主の佐野さんとお話させていただくと、いつもなにかヒントがもらえるのです。

昨年の浴衣特集の折、衣装のコーディネートの相談に乗ってくださいました。
そのときに勧めていただいたのが、アンティークの有松の浴衣。
流行り廃れのない美しさに、おはりばこの髪飾りがすごく映えました。
そのとき、次回は有松で商品を作ろうと思い立ち、今年の新作に繋がっています。

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この日店主が着ていた夏大島も、正尚堂出身。
自慢の煙草入れ・煙管ももちろん正尚堂。
価格も、至極良心的。特に東京からのお客様は目を丸くしてびっくりなさいます。
本当に気に入った人に持って欲しい、着て欲しい、という佐野さんの想いの現れです。

私にとって、これまで敷居の高かった骨董をとても身近なものにしてくださり、魅力を教えてくださった恩人ともいえるお店です。
実際、このお店から受けた影響は計り知れません。

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現在、正尚堂さんでは夏物や有松のアンティーク浴衣が充実。
他にも、男物の提げ物が豊富に置いてあります。
女性はもちろんのこと、男性の着物好きはぜひ、いや必ず行ってみてください。
着物がグッと身近になることを、北井が保証いたします。

正尚堂さま、今後とも末永いお付き合いを心よりお願い申し上げます。


【正尚堂】
 
住所:〒606-8233
京都市左京区田中北春菜町20-29
Tel:075-724-0137
定休日:毎月15日、21日、25日
営業時間:11:00〜21:00から22:00くらいまで
ウェブサイト:http://www.seisyodo.jp/
縁日出展:天神さん・弘法さん

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Post at 13:46(火)/No.448京都案内Com:0Tb:0Top↑

2008.06.02 08夏物撮影隊〜ひだまり編〜

まつひろさんを出て、東へ向かいますというと。
すぐに七本松通という二車線道路に出ますので、それを上がり、暫くまっすぐへ。
一つ目の信号を右へ曲がり、五辻(いつつじ)通りを東へ。
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織屋さん、材木屋さん、杼屋(ひいや)さん、浸落屋さんなど、西陣の風情が残る通りをまっすぐ歩くと、左手に見落としそうなくらい控えめな看板と麻暖簾。
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暖簾をくぐればギリギリ人ん家、ギリギリお店、その境界線をぼかしたような空間。
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水屋から暖簾をくぐって出迎えてくれるのが、通称ひだまりのお姉さん。
店主はたまに、ここのお姉さんと他愛もない会話をしにくるのです。
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この日はご近所のお母様のお集まりがあったようで、奥では賑やかなご様子。
それを尻目に、店内で商品の物撮りをさせていただきました。
おいてあるものがいちいち可愛く、格子から漏れるひだまりが、撮影にはぴったり。

(画像をクリックすると各商品のページに飛びます)
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季節によって具が変わるひだまりカレーは500円。
和風の優しい味です。
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スタッフアサミのリクエストにより、急遽前日に仕込んでくださった黒糖ジンジャエール。
甘すぎず、辛すぎず。絶妙の配分。どうやったらこんなに美味しく作れるのですか?

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そしてデザートは抹茶ティラミス。
濃厚!甘い!旨い!
あー、ほっこり。

優しい空間で美味しいものに囲まれてひだまりのお姉さんとおしゃべりしてカメラのシャッターを切って。なんとありがたいお仕事なのでしょうか。

店主とっておきの隠れ家です。
どうか、時間のあるときにゆっくりした気持ちで足を運んでみてください。
お姉さんが一人で頑張ってます。
急かさず、たまに休憩させてあげながらのんびり待ってください。
忙しい人は、またの機会にしてください。

そんなカフェです。

さて、これで3箇所回りました。
あとはおなじみの正尚堂さんで浴衣の撮影です・・・。


【ひだまり】
住所:京都府京都市上京区六軒町通五辻通西入ル溝前町100-99
営業時間:10:00〜日没くらいまで
定休日:不定休
Tel:075-465-1330

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Post at 13:02(月)/No.447京都案内Com:0Tb:0Top↑

2008.06.01 08夏物撮影隊〜まつひろ商店編〜

一和さんで撮影を終えると、一度店に帰り、フミちゃんは単衣から夏物にお色直し。
今回は、単衣・夏物・浴衣の3パターンを一気に撮影しなければいけんのです。

天神さんの駐車場に車を停めて、上七軒を東へ。
観光化されていない、素の花街の雰囲気が味わえる上七軒。西陣が景気がよかった頃は、大層な賑わいだったそうです。
うちのじいちゃんもそのころは・・・。うらやましいや。
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暫く歩いて良い香りがしてきたらもうすこし。
香りの発信源、がま口のマークの麻暖簾が目印です。

まつひろさんは、本店が川端三条東入ルにある、がま口・口金のお店。
京都で作られるがま口の口金はほとんどここのものなんじゃないか、というほど、がま口といえば「まつひろ」の図式は京都ではおなじみ。我が家業でも、先代からのお付き合いだとか。
もともと口金の製造だけあって、その品揃え・知識・クオリティ・価格は素晴らしいものがあります。
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こちらの上七軒では、若旦那ご一家が職住一致の生活を行ってらっしゃいます。
元御茶屋だったという建物は、素晴らしい作り。
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がま口の品揃えは、間違いなく京都1でしょう。
口金の販売もしてらっしゃいます。
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若旦那ご夫婦は新婚さん。
先代からの技術力と、お若いお二人のセンスがうまく相乗している良い例です。
跡継ぎとは斯くあるべし。北井も見習わねば。

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二人は小さな小さながま口が気に入った模様。
根付にもなるほど小さながま口です。

とにかくその数の多さに、目移りばかりしてどれだけいても飽きない楽しいお店。
洗練されつつも可愛らしさも感じる独特の室禮も必見です。
お二階は奥様プロデュースによるギャラリーになっています。ワークショップなんかもやってますので、用チェック。


さて、そろそろお腹が減ってきました。
お次は店主の隠れ家カフェへ。


【まつひろ商店】

京都市上京区今出川通七本松西入真盛町716
〒602-8381
TEL.(075)467-1927/FAX.(075)467-1927

営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜日(毎月25日は営業)、年末年始休業
ウェブサイト:http://matsuhiroshoten.com/

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