8月29日 喜狂家@yu-anレポート!

神出鬼没の煙管バーとして一部数寄者の間で話題だった喜狂家が、ついにメインを張らせていただきました今回のイベント。
アートや伝統文化をグローバルにプロデュースしたイベントを企画している、ミホプロジェクトさんがコミュニティサロンとして運営する西陣の町家ワインサロン、「yu-an」にて開催されました。

yu-anのボスのミホさんから、「自由にやってください」と言って頂いたわけですが、さて。
これまでは、煙管を囲んでなんでもありな、ぼんやりとした輪郭で運営しておりましたが、今回は京間の三畳間を空間として与えていただきましたので、この空間で出来ることをテーマに自由を括ることにしました。

「お茶」「酒」「煙草」
「飲む」「呑む」「喫む」

「のむ」と表現されるこれら三つの嗜好品を三畳間に解き放ち、お客様と共有しようではないかというのが今回のテーマです。

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畏れ多くも竜神様の鎮座ましますその真下に釜を掛け、お茶のお手前の真似事をさせていただきました。
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習ったお手前に勝手に所作をひとつ加え、ラムもしくはグラッパを加えてお薄をアルコールに仕上げました。
これがなかなかオツなもの。
お薄の濃厚な味わいの中に、ラムやグラッパの独特の香りが口に広がります。
これがまた濃厚な煙管の煙草に良く合うんです。

三畳間を遊ぶ。
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手前二畳の真ん中に更紗の敷物を敷き、煙管道具を据え置き、正客さまから順に道具を囲うようにお座りいただきました。(このときはかなり散らかってますが。)

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奥の間では京大の奇術師沼氏によるマジックショーも行われました。
宴会での出し物レベルのマジックを想像していた店主は、良い意味で裏切られました。
スタイリッシュなトーク、同じマジックを手を変えて何人もの人を驚かせる。
弱冠にして確固たるスタイルと技術をを持ったハイセンスな方でした。

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だるま商店とのコラボでおなじみの野中氏もBGMで参加してくださいました。
京都の花街の一つ、宮川町で三味線のお師さんを務める氏。
都都逸をリクエストすると、軽い小噺とともに唄ってくれました。

本日の掛け物。
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最初はお軸にしようと思っておりましたが、それでは面白くない。
お茶の先生に知れたら怒られるかもしれませんが、本日与えられた「自由」の二文字を免罪符に、遊ばせていただきました。
自分の身の丈にあったものだけを使いたかったのです。お許しを。

この日は、お客様の腰の物も必見でした。
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皆さんこだわりの叺や提げ物を提げて遊びに来てくださいました。
もっとたくさんあったのですが、撮り忘れてしまったのが悔やまれます。
お客様の提げ物は、ご了承を得た上で他のお客様にも拝見に回していただきました。

宴も酣、すっかりお客様も打ち解け合った頃、突如灯りが落とされ音が止み、蝋燭の立ったバースデーケーキがスタッフさんによって運ばれてきました。
手拍子とともにバースデーソングが合唱され、おやおや誰のお誕生日か知らんなどと思っていたら、名を指されたのははこちらのボスのミホさんと、なんと自分の名前でした。
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ミホさんは当日お誕生日だったそうですが、20日も過ぎた私まで祝っていただけるとは、夢にも思いませんでした。
スタッフさんの粋な計らい。こんなサプライズは、人生初めてのことでした。

艶女艶男に囲まれ記念撮影。
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喜狂家女将は、わざわざ祇園まで行って銀杏返しを結ってきました。

結局夜中の2時半頃まで飲んで呑んで喫んで遊んだ喜狂家ナイト。
初めて煙管を喫んだ方も大勢いらっしゃいまして、吸い方や味を体験して、面白さを感じてくださったようです。
最近何かと悪者にされがちな煙草ですが、少しでも見方が変わってくれれば喜狂家冥利に尽きる次第です。


初めての試みがたくさん詰まった今回の喜狂家。
たくさんの素晴らしいお客様に囲まれ、とても良いイベントになったと思います。

共演してくださった野中・沼両氏、私の道楽をみんなが楽しめる形として表現できる素晴らしい空間を提供してくださいましたミホプロジェクトの武智氏、夜遅くまで一生懸命に頑張ってくれたyu-anのスタッフさん達に、改めて御礼申し上げたく存じます。

これからも、時間と場所と遊び心のある限り、煙管の面白さを皆さんと発見するために、生涯の道楽として喜狂家を続けて行く所存です。

縁あらば、一期一会の一服をあなたと共に楽しめますことを。

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プロフィール

おはりばこ店主

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  • おはりばこ店主です。
    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

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