好きなだけでは一緒にはなれへんのよ

本日、とある女性から求愛を受けました。

彼女はいいました。
「私にはあなたが必要なの。二人で素敵な春を迎えましょ」

綺麗な目をしたその女性の言葉に、思わずグラグラ。
はい、と返事をしようとしたそのとき、彼女は言葉を続けました。

「ただ、条件があるの。毎日5時間は会いたいの。あなたの時間を私に頂戴」

(ぐっ)
「ちょっと・・・考えさせてください」

この申し出を受ければ、店主の春はまさに桜色、この世の春を謳歌すること間違いなし。
しかし、自分の時間も持てず、友達とも遊べず、仕事も滞ってしまうこと間違いなし。

一人の女を取るのか、それともこれまでの自分らしさを保つのか。


逡巡の末、店主が出した結論とは。

「もしもしお嬢さんかい、さっきの話だけどよ」
「付き合ってくださるのね」
「おうよ、と言いてぇとこなんだが、あいにく自分を一人の人間のものにしちまうつもりぁねぇんだ。悪ぃが他をあたってくんな。」
「あ、ちょっと待っt」
「達者で暮らせよ」(ガチャ)

果たしてこれでよかったのだろうか・・・
後ろ髪引かれながらも、自らを納得させるため強く頷く店主であった・・・


というのはもちろん妄想ですが、似て非なる事件があったのも事実。


本日、某テレビ局より、番組出演のオファーがありました。

ディレクターさんは言いました。
「4月頭放送予定の旅番組で、ぜひおはりばこ様をご紹介したいのですが・・・。タレントさん2名でお邪魔したいのですが」

某有名知的セクシータレントの名を出された店主は、思わずグラグラ。
はい、と返事をしようとしたそのとき、彼は言葉を続けました。

「このお二人に髪飾り作りの体験をしていただこうと思っています」

(ぐっ)
「ちょっと・・・考えさせてください」

この申し出を受ければ、おはりばこの春はまさに桜色、テレビ効果で売り上げ急増間違いなし。
しかし、かんざし作り体験は、フミちゃんの担当。フミちゃんが体験に手を取られすぎれば、裁断は滞り、商品は上がってこず、ネットにまで商品をまわせなくなること間違いなし。

名と実を取るのか、それとも名と実を捨ててでもこれまでのお客様を大事にするべきか。

逡巡の末、店主が出した結論とは。

「もしもし、ディレクターさんですか、お世話になりますー」
「お世話になります。出ていただけますか?」
「お受けしたいところではございますが、あいにく人手を取られてしまうと商品の供給が追いつかなくなるもので・・・」
「なんとかなりませんか」
「申し訳ございません、またのご縁にお願いします」(ピッ)

果たしてこれでよかったのだろうか・・・
後ろ髪引かれながらも、自らを納得させるため強く頷く店主であった・・・


体験の取材じゃなかったらよかったんですけどね、ね、ね~。(←未練)

コメント

not subject

面白すぎます!表現が・・・爆

でも内容は、辛い選択でしたね><
ファイト♪

not subject

こんにちは
今日の日記の一行目を読んで思わず
「おはりばこ店主さんにも春が!今宮神社さんの縁結び守りのご利益や!」と思ったんですが、読んでいくうちに、あああ…
人生いろいろあるのよね。もっともっと沢山恋愛して、男の色気が出るのよね。我が家の娘ですが(玉の輿守り)のご利益はまだありません。

not subject

その潔さがお客様に支持される理由なのかもしれませんね。
己の得よりも、お客さんが第一。その信念は素敵です

not subject

かっぱちんへ

背に腹は変えられません。。。
とはいえ、カッコつけた自分がちょっと好きやったりもします。
凹んでなんかいませんよ!


多分。


姫路の美人母娘さま

こんにちは。
残念ながら店主に春はまだ来そうにありません。
男の色気、含蓄ありますね~。
よし、もっと恋愛してみるか!
お嬢様にも素敵な人が見つかりますように。


百乃進様

お褒め頂き、ありがとうございます。
折角店にお越しくださっても、商品がなければ・・・最悪ですもんね。
小さな規模でやってるんで、辛いところではありますが、まだまだおはりばこには早かったと思って次に行きます!
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プロフィール

おはりばこ店主

  • Author:おはりばこ店主
  • おはりばこ店主です。
    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

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