惜しまれながら散っていく

ほら、人間でもあるじゃないですか、輝いている人が大きく見えたりすること。
何かで成功した人や、大好きなものに打ち込んでたりする人、幸せの真っ只中にいる人たちって、言葉では説明できないオーラが出てるでしょ。
そして大きく見える。

そんな不可思議な現象は、人間だけではないのです。

今日の写真、花びら散らす桜。
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なかなか綺麗に取れない桜吹雪ですが、雰囲気は伝わったでしょうか?
圧倒的な桜の存在感、見事。

散り際美しい桜の向こうに、ひっそりとたたずむ木にご注目。
言われなきゃ気づかないほど地味~なこの木、皆様おぼえてらっしゃいますでしょうか?
去年の12月頭、ほんの3日間ほどだけ燃えるような葉をつけた、あの楓です。
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写真を見てもびっくりですが、こんな小さな楓が、こんなに大きく手を広げ、誇るように紅葉するのです。

桜も楓も、主役になるのは一年でほんの一瞬だけ。
でもその一瞬ばかりは、季節のオーラを身に纏い、他を圧倒するような存在感を放ちます。
そして時期が過ぎればまた、脇役として過ごし、一年後を待つわけです。

ん~これを人間になぞらえようとしましたが、未熟な店主では無理です。
無理やりなぞらえるなら、一年に一回ぐらいは輝いておけば誰かしらに強烈なインパクトを与えられるということか?

いや!
年中輝いてるよりも、普段おとなしくしておき、周囲の期待が高まったそのときに期待にこたえ、風のように去って行けってことか!

この二本の木は惜しまれながら今年なくなってしまいます。
惜しまれながらも最後の最後まで周囲を楽しませ、期待にこたえてる二本の木。
そして本人らは、

「別にお前らのためにやってんじゃないよ」

と誰に媚びることなくあっけなくで花葉を散らすわけです。
うん、かっこいいね。


人間も植物も、後世に残る己の物語がそのまま生きた証となるのならば。
最後に目の前に住んだ住人が、こんなくだらない物語を考えたことも、即ちこの二本の木の生きた証となるのでしょう。

いや、なってくれたら良いな、と願うだけですけどね。


コメント

not subject

ふむ
面白い考えだな
確かにオーラで大きく、輝いて見える人間っていうのが、咲き誇っている桜に似ているかもですね

ほんと数日と儚いけど、美しかった桜に感謝
また来年!!

not subject

写真やテレビで見るよりも、実際に見る景色のほうが何倍も素晴らしいことはよくある事で。
ならばこの桜も実際に見たらどんなに綺麗だろうなぁと思っていました。
京都へ行くことがあったら是非見てみたいと考えていましたのに
本当になくなってしまうんですか・・・残念です。

咲いても、散るも、散って道に積もってもなお美しいとは完璧ですね。
本日こちらは桜吹雪ならぬホントの吹雪でした。
春はまだまだまだ先です。

not subject

masさん

ですよね。
人間だって、「一花咲かせる」わけですから。
店主はいつになれば花咲くのだろうか。

で、この二本の木は今年で存続の危機なのです。
来年は見られないかも・・・。


しらたまさま
桜の花びらが雪のようにヒラヒラと散っていく様は、本当に綺麗でしたよ。
格子越しにみる桜の雪は、五感全てに訴えてくるものがあります。
駐車場になっても、桜ぐらいは残してくれないかな~。
ねぇ大徳寺さん?
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