これが、現実

京町家、お庭、なんてキーワードから連想されるものは、玉砂利が敷かれ、灯篭が立ち、植えられた木から落ちた花びらが蹲(つくばい)に揺れる、座敷から臨む主人の趣向を凝らした小さいながらも贅沢な異空間・・・。

なんていうのは、甘い。
お庭は手入れされて初めてお庭。
雑誌に載っているような町家は、ほんの一握りなのです。

おはりばこのお庭は、作業場の奥にあり、また、スペース上の理由、さらには経済上の理由その他により、観賞用でなく物置状態と化しております。

いや、一応植物は植わっているのですが、引越した際に雑草を伐採したのみで、それから放置されているのですね。
これが、現実。
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とまあ本来なら人様のお目にかけるべきものではございませんが、これから夏にかけて少しは手入れをしようかと思い立ち、自分を追い込むためにも、そして劇的なビフォーアフターを味わっていただくためにも、公開することとなりました。

庭を手入れするのは、見た目の問題だけでなく、無視できない問題も孕んでいるのです。
そう、虫。

この枯れ草の上には夕方になるとアタマムシが沸き、初夏の陽気を楽しむかのように気持ちの悪いダンスをしています。

さらに、奥のほうには小池があるのですが、
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この中でも膿まれたての蟲さんが蠢いています。
時が経ち、もっと暖かくなれば・・・血ぃ吸われます。

そうなる前に、メダカか金魚を池に放ち、これらを駆逐せんと目論んでおるのですよ。
見た目にも涼しげですしね。

移転前のお店は30坪のだだっ広い荒地の庭でしたので、幾分マシになったといえばマシなのです。
抜いても抜いても生えてくる蕨やドクダミとの仁義なき戦い。
「雑草すごいですね~」というご近所さんの声が胸に突き刺さり、蚊を大量生産している負い目に苛まれた日々・・・。


そんな苦い思い出に比べれば、こんな小さなお庭を手入れするなんてお茶の子サイサイです。

夏には立派なお庭を皆様にお目にかけましょうぞ。

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