庄治郎の家

材料には全て天然素材を使い、職人「庄治郎」手作りの一点物。
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自分で言うのものなんですが、店主はとても贅沢な家に住んでいます。
畳に寝っころがって天井を見ていれば、飽きることがありません。
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曲がった木をたくみに計算して組み合わされた、梁と棟木、母屋が交差するやさしい空間。
自然に囲まれているかのような安心感。
釘や接着剤で固定せず、組み木のようにそれぞれのパーツのバランスを配して組み立てられたこれらの梁は、まさに職人技、見るものを魅了しま・・・・あ??
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矢印の木を母屋というのですが、なんか変。
左にえらく傾いています。
この母屋、短い木を引っ掛け合わせるような形で接いであるのですが、その向きがおかしいぞ庄治郎!

本来なら、小屋束との力の関係上、このようになるべきところが、
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逆です、棟梁!
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庄治郎さんは一体いつこのことに気付いたのでしょう。
そして気付いたときなんと言ったのでしょう。
そ知らぬ顔で口笛でも吹いてたのでしょうか。

それでも結果オーライ、今年で94才を迎える庄治郎の家、地震にも台風にも、改装されることなく耐えてきました。
そして、まだまだあと何十年ぐらいは現役で働いてくれそうな家です。

耐震偽装だなんだって喧しい現代ですが、偽装しようのない欠陥(というほどのものではないけどね)を一つ残していった幕末生まれ(多分)の庄治郎。

そして誇らしげに梁にデカデカと銘を入れた、侍を見たことがある(かもしれない)庄治郎。
お目にかかったことはございませんが、きっと素敵な職人だったはずです。


庄治郎とこの家に、栄光あれ。

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