例の絵の素性が少し分かりました

先月の天神さんで手に入れた一枚の絵。
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島成園作であるといわれて掴まされ・・いや、手に入れたのですが、落款を見るに、どうも違う。
ということで、あれ以来この絵について調査していた次第です。
とはいってもアートに滅法弱い店主、皆さんに色々教えていただいていたばかりなのですが。

まずは構図。
これに関して、qq様より貴重な情報をいただきました。
菊池契月という画家さんがいらっしゃるそうなんですが、有名な作品の一つに「散策」というものがあり、それに良く似ている、とのことでした。
ご丁寧にも、ご自身のブログにアップしていただき、それを手がかりに探してみる(もらう)と、ありましたよ。「散策」。
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縞の着物、おかっぱ頭、耳を見せた髪形、兵児帯。
確かにそっくり!

少女をアップにして見ましょう。
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ね、そっくりでしょ。

つまりこの絵は、契月の「散策」の贋s・・・いや、「散策」にインスパイヤされて描かれた、誰かさんの絵ということになります。

構図をパク・・、いや、模しながらも、右手にススキのようなものを持たせたり、リボンをつけてみたり、袖が摘んでったり、兵児帯とリボンの柄を薔薇で合わせてみたり(このセンスが大好き!)と、作者独自の工夫と愛情が見て取れます。

では、この絵の作者は一体誰なのか?
手がかりは落款にあり。
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盛昌と読めます。

ジャパニーズトラディショナルアンダーグラウンドサブカルチャーの若手旗手、REDさんのご指摘によると、少女誌の人気画家、松本昌美の本名は盛昌と言ったそうです。

松本昌美は、ふっくらとした顔と大きな目が特徴的な、現代の少女漫画の祖ともいえる画風で知られています(少なくとも店主には)。
画風こそ違いますが、件の少女も契月の少女に比べれば、ふっくら顔に大きな目。ひょっとしたらひょっとするのかな?

落款の上の「島」のような字を花押(かおう)というらしいのですが、これを手がかりに調べてみては、とは前出のRED氏の弁。

まだまだなぞが多いですが、それでも自分の大好きな絵のルーツが少し知れたことはとてもうれしいこと。
引き続き、調査を続けて参ります。



最後に、一緒に考えて調べてくださったけんと様、しらたま様、店主より若いのにいつもその知識に驚かされるRED様、お時間を割いてまでご自身のブログに画像をアップしてくださったqq様、大学でデータをプリントアウトしてくれたT様、それから一緒に考えてくださった皆様に、心より御礼申し上げます。

なんのこっちゃ分からん人はこちらを読むべし!
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