実際に吸ってみた

さてさて、新たに手に入れたこの喧嘩煙管。
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刀を差すことが許されなかった昔の任侠や火消しなどが、見栄と武器を兼ねて好んで腰に佩いていたものです。
「花の慶次」を読んだ世代なら無条件にカッコいいと感じていただけるのではないでしょうか。

そんな喧嘩煙管、今度こそ病気にかからぬよう、まずは洗浄・殺菌・消毒しなければいけません。
ただ、闇雲に洗ったりすることが出来ないのが、昔の道具の難しいところ。

煙管は、大きく分けて3つのパーツに分けられます。
タバコを載せる火皿のついた、雁首。
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雁首からの煙を通す羅宇(らお)。
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煙を口から吸う、吸い口
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それぞれの部位を通過することにより、余計なタールが吸着し、マイルドな味わいになるという仕組みです。

雁首と吸い口は真鍮製ですが、羅宇は竹製ですので、大きな釜で煮沸消毒、というわけには行きません。
羅宇に水が入ると、羅宇が死んでしまうらしいのです。

ちなみに、羅宇とは羅宇国、つまりラオスのこと。
カンボジアのクシュールを語源とする煙管は、羅宇にラオス製の竹を使っていたことからこう呼ばれるようになったそうで。

さて、まずは煮沸消毒。
羅宇に水が入らないよう、慎重に雁首を沸騰した湯につけます。
そしてしばらく待つ。
同じように吸い口も湯に漬け、煮沸消毒完了です。

さて、問題は羅宇です。
昔は羅宇屋といって、蒸気で以って羅宇を掃除してくれる人が「ピー」という音とともにリアカーを曳いてやってきたそうですが、紙芝居屋同様、平成の世では全滅(1軒だけとも)してしまい、自分で何とかするほかありません。
どこかで誰かに聞いた話を思い出し、某自転車屋に電話です。

「申し兄貴、スポークの一本を分けてくれまいか」

と、その日のうちに届くスポーク二本。感謝。
このスポークを火で熱し、吸い口から突っ込みます。
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オラオラ!と一人で熱くなりながら、羅宇をゴリゴリしてやると、見事に殺菌完了です。

よし、早速吸ってみましょう。
火皿の穴が少々大きいので、
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マニアックなタバコ屋さんで売っているハードフィルターを敷きます。
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そこにマニアックなタバコ屋さんで売っている刻みタバコ「小粋」を適量詰めて火をつけ、
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BOOOOOM!!
ぷかぷか。


紙巻タバコと違い、煙を肺に入れずにふかすだけなので、意外と健康的。
歩きタバコなど出来るはずもなく、必然的にTPOが限られるので、とってもスモーキンクリーン。
大人の嗜みですね。

ちなみに、全長40センチ。
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女性が持つと、これまた絵になるね!

コメント

not subject

煙管かっこいいですねー^^
煙管も男性が持つと色気の有るアイテムだと思うのですが、
私の憧れはもっぱら、髭剃り道具ですねぇ。
(今時のキレテナーイ!のかみそりではないですよ。)
昔の人は、髭剃りのときに、ブラシを使って石けんをつけて
そってたと思うのですが、あれはめちゃくちゃ男っぽいとおもうのですよ。
小さいときに、父が使ってたのを見て、なんだろうと不思議に思っていた記憶が。。。
自分もおっきくなったら使えると思ってました。
(つかえませんがね。。。)

んで、只今、そのための商品まで試作しちゃってます。
試作品使ってくれる人が身近にいないのが
痛いところです(´;ω;`)ウッ

not subject

こももこさん

煙管いいでしょ~。
髭剃りも、昔の人は大変だったんでしょうね。
床屋さんでやってもらう髭剃りって、なんだかものすごく気持ちいです。
ブラッシングしてもらってる犬状態で。
ひげそり用の石鹸、できましたか?
また出来たら教えてくださいね。
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