自称変人

漆塗り二週目。

前回塗った漆が乾き、ちょっと扱った部分にはペーパーをかけ、滑らかにします。
その上から再び、根気良く漆を塗っていきます。

ペンキのように一度塗って終わり、ならいいのですが、漆はそうもいかないようで、薄く薄く何度も塗らなければ、綺麗な仕上がりにはらしいのです。

今日は昼前から来てくれたキャスパー氏。
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ひたすら、ただ黙々と。
普段はおちゃらけな彼ですが、製作系の仕事に取り掛かると時間も忘れて没頭します。
数奇屋の名門「中村外二工務店」の大工を祖父に持ち、自身も大工だった男。
彫も塗りも螺鈿や象嵌、内装から瓦まで一通りできる職人ですが、興味の広さが仇となり、手を出しすぎてしまった男。

ついには畑違いのものにまで手を出してしまい、現在作っているのが足袋です。
新作が出来たというので、見せてもらうことに。
前回のシリーズより格段にかっこよくなっていました。
店主が買ったのは二点。
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表地は陣羽織から採ったという透かしの生地に、裏地は綿絽。
ぱっと見はおとなしい印象の足袋ですが、表からほんの少し裏地が透けて見えるのがイイ感じ。

もう一つはこちら。
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ド派手!
上品なはずなのに、ちょっと悪い感じが素敵。
裏は意外にかわいいのですが。

もう一つ、最後までなやんだものがあったのですが、それは店主では履きこなす自信がありませんでした。
黄緑の地に赤と白のラインが入った夏帯を使い、足袋の底は黄色地に紺の花菱が入った超ド派手ラスタカラー。

店では履けません。
というか外でも履けません。

あんな足袋を本気で作ってしまうのがキャスパー氏のすごいところ。
時間はかかりましたし色々大変でしたが、キャスパー氏が手がけたうちの看板、これは良い看板になりそうです。


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