本品は、食べられません

今日、祇園祭は山鉾巡行。

十代の頃は全く意識することのなかったオマケ的行事ですが、祇園祭にとってはハイライトといえるものです。
これが終わると、「ああ、祇園祭も終わった。梅雨明けはまだかいな」などとついつい口走ってしまうのですが、実は7月晦日まで祇園祭は終わらず、だけども正直鉾の巡行以降にそれ以上パッとする行事もなく、ここから「あとの祭り」ってな言葉が出来たとか出来ないとか。

さて、その鉾に店主は数年ぶりに上ったわけですが、タダでは上がることが出来ません。
鉾に上るには、鉾の下にある受付で券を求め、それを上る際に渡すのですが、その券の値段が1000円。

高い!と思われるかもしれませんが、さにあらず。
券にはご利益たっぷり、厄除けの粽(ちまき)がセットに!
自転車

しかも今ならなんと!
ありがた~いお札もつけちゃいますよ!
晴明神社

ちなみにこの粽、鉾町で売り子さんから買ってもおんなじ値段。
つまり、鉾に上る人は粽も買ってね♪というシステムなのです。

この粽ですが、粽とは名ばかりで、中身は食べられません。というより入っておりません。

「何を殊更当たりめぇのことを」

いや、店主も常識と思っていたのですが、ご存じない方に立て続けにお目にかかり、案外知られていないのかも、と思い筆を執った訳なのです。

この粽は食べるものにあらず。玄関に飾るものなのです。
もともとは夏越の茅の輪にルーツを持つらしく、この下を潜ると厄を祓ってくれるといういわれがあります。
さらに、オプションとしてそれぞれの鉾オリジナルのご利益がついています。例えば店主が上った菊水鉾は商売繁昌と不老長寿、といった具合に。

とは言っても、中から餅が出てくると思っている人も当然いるわけで、その人たちは何の疑いもなく腹が空いたらこの粽を解き、ご利益のある御餅を頂こうとするのでしょうが、中には餅はおろか何も入っておらず、途方に暮れることとなるのです。

この粽には、そんな人の欲を戒める効果もあるのです。多分。

コメント

not subject

最近では食べられる粽も売り出したとかいう噂です!(゜□゜;)
うちも菊水鉾行ってお茶会参加してきました♪

not subject

祇園祭、あいにくの雨が続いて残念ですね。
それでもたくさんの人が訪れたようで、悪天候でも衰えない京都のパワーはすごい!

鉾は女人禁制と聞いたことがあるのですが、私でものぼれるのでしょうか?大阪住まいで、せっかく京都が近いので、一度は行ってみたいお祭りです。

菊はきれいだったでしょうね。
私の大好きな花です。大事にしてやってくださいませ。

not subject

しほちゃん
菊水鉾のお茶会行ってきたって?さすがですね。
鉾のしたでコンチキチンを聞こうと粘ってみたのですが、かなり邪魔になりそうだったのであきらめました。
食べられる粽、気になりますよね。甘めに作られているとか・・・。



鉾は女人禁制のところもありますが、菊水鉾は女性でも上れましたよ。
菊水鉾は、いたるところに菊の文様があしらってあり、菊好きにはたまらない仕様になってましたよ。
ぜひ一度言ってみて下さい!
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