覆水盆に返らず

朝から店内に響く大音声。
「諸行無常~」と聞こえたか、音源に目を遣るとそこには無残なガラスの破片が。

商品を乗せていたガラスの棚が落っこちて、割れてしまいました。
これは何かの凶兆か、それともこのガラスが凶事の身代わりになってくれたのか。
何れにせよ一度壊れてしまったものはもう返せません。

しかし不幸中の幸い、周りに人間はおらず、第三者に迷惑をかけることなく散っていきました。

形の無いものですらいつかは壊れてしまうもの、形あるものならば言わずもがな。
壊れてしまったものは致し方なく、店主に出来ることは、怪我をしないように綺麗に片付けてやることと、在りし日のそれに感謝することぐらい。
新聞紙とナイロンの袋に包まれたガラスの残骸を不憫に思い、せめてもの餞にと、上から着物で包んでやりました。

その後コーナンに行き、塩梅の良い板を見つけてきて事なきを得ましたが、今回壊れたものが代用のきくものだから良かったものの、唯一無二の尊いものだったら・・・
そのときは事実を粛々と受け入れ、割り切れぬ思いを割り切り、絶てぬ未練を断ち、前を向くしかないのでしょう。

それがどれだけ難しいことか、分かった上で。

コメント

not subject

人生の教訓とは、楽しい事もあれば、つらい事、悲しい事ありますよね。本当に毎日が勉強です。
未練を断ち切るというのは、もの凄い事です。でも、前を向いて歩いていった時、前よりも違う世界観だったり、考え方とかもかわってきますよね。
でも、そこまでに行く事はとても大変な事でもありますよね。
今回、残念な事に割れてしまったけど、着物につつまれて、すっごく大事にされてるなぁってガラスは思ってると思いますよ。

よく大事にしていたお花が枯れたという時は、その人の厄だったり、病気の身代わりになってくれるというのを本で見ましたょ。

人生で運命を共にして生きている自然・動物・モノは、どちらかが悲しい結末になってしまいますが、それが生きている事での学びなんでしょうか?!
私の結論は…やっぱ、人生は難しいです。。。(>_<)24歳にもなろうとする自分がこんな事まだ言ってるのは、人生の学びが少ない証拠デスね。お恥ずかしぃ。。。

not subject

チエさん

おっしゃるとおりです。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられるものではありませんが、切り替えたと強引に仮定し、気持ちを後付けしていくしかないのでしょう。
でもたまに置いてきた気持ちがフラッシュバックしてしまうこともしばしばですが・・・。

人生は難しいです。
24歳だろうが90歳だろうが、現世に生きるならそれは変えがたい事実なのでしょうね。
だから生きる意味もあるのだとは思いますが。
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