正座、してますか?

店を始めるに当たって、最も頭を悩ませた問題は、土足制にするか否か。
つまり、座敷を取っ払って靴のまま自由に行き来できるようにするか、靴を脱いで上がっていただいて商品をご覧頂くか。

靴を脱ぐ、という行為からは、その家に上がるという意識が確実に発生し、お客様に無用の緊張とプレッシャーを与えかねません。
逆に言えば、商品をご覧になることなくお帰りになるお客様を増やしてしまうということです。

敷居が高い上に
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框も高い店。
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しかし、せっかく着物を着て仕事をするんですから、きちんと正座が出来るようになりたい。そう思い、座敷を取り払うことはしませんでした。


せいざ 【正座/正▼坐】
(名)スル
あえてしんどい座り方を選択することによって相手に敬意を表するという日本らしいストイックな礼儀作法。



足痺れるわ、関節痛いわ。
しかし実際、正座をしてみると気持ちもしゃんとするんです。プラシーボ効果により。
そして、3年間毎日ちょくちょく正座をする生活を続けたおかげで、少しは正座に慣れてきました。
とりあえず、1時間以上正座しても、足が痺れることはなくなりました。
自分が思う美しい正座というのも朧気ながら見えてきました。

と、満を持しての今日、かんざし作り体験が二つ入っておりました。
かんざし作り体験は、二階のロフト座敷で行いますので、その間ずっと正座。
もちろんお客様には足を崩していただきますが、まさか店主が足を投げ出してご教示差し上げるわけにも参りません。

一回目を終えた時点では、すくっと立ち上がり、全然余裕。などと嘯いていたのですが、二回目ともなりますと、膝が痛いのなんの。
しかし、顔にそんな色を出すことは出来ませんので、我慢我慢。
下手に動いても余計にひどくなることは分かっていますので、丹田より下は石、と自己暗示をかけ、何とか乗り切った一時間強。

終わったあとは、1分ほど立てませんでした。
痺れたのではなく、膝の痛み。
まだまだ修行が足りません。

まだしばらくは、帳場に篭って膝を鍛える必要がありそうです。
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コメント

not subject

こんばんわ。
初めて上がらせてもらう時は正直躊躇がありましたが、
生来図々しい性分なのか、
上ってしまえばとても寛いだ気分になり、ゆっくり商品を
拝見でき、とても良かったです。

初めてお会いした時、
秀昌くんの正座の美しさにはっとしました。
それがそのまま「おはりばこ」の印象と相成りました。

選択は正解と存じます。

not subject

子供の頃 お寺で書道を習いに行ってたんですが
やはり正座。初めはつらく・・・・何年か通っているうちに多少の痛みは違いますよね。
以前に 1人で京都へ出かけ、その時は『おはりばこ』さんの存在を知らず、また行くときには『おはりばこ』さんへ・・・かんざしを・・・と思っていたのですが、残念。。。
2人~ということなので、友達を誘って店主さんに膝の調子は?と聞きたいと思いました。
因みに、正座をしながら打ち込んでみましたが軽くシ・ベ・レ・が・・・。

not subject

菊さんこんばんは。

寛いだ、という言葉には救われます。
いかにお客様にプレッシャーを与えないかということに腐心してきましたので。
正座の時の印象が店の印象に・・・
やはり、見ている方は見てらっしゃるのですね。
お褒め頂き、恐縮です。
今後も気を抜かず正座します!


ふくろうさま

今の暮らしでは、なかなか正座はしませんものね。
私は昔習字と空手をやっていたので、その時の感覚がまだ残っているのかもしれません。

またぜひ、機会があれば体験にお越しくださいね。
それまでに鍛えておきます。
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  • Author:おはりばこ店主
  • おはりばこ店主です。
    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

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