親友の結婚

先日、親友が結婚しました。


彼とは中・高・大と同じ学校に通いましたが、特に仲良くなったのは大学時代。
大学に馴染めず歩むべき道を見失いかけ、現実から逃げるようにして金を貯めてはあてもなく海外を目指していた20歳過ぎの頃、彼も同じようにバックパックを背負って世界各国を旅していました。

ある時、久しぶりに出会い意気投合し、一緒に40日間の旅に出かけました。
ともにバルセロナを歩き、ジブラルタル海峡を渡り、極寒の新月のサハラ砂漠で新世紀を迎えました。
彼と一緒に見た、何もない地平線に沈み行く20世紀最後の夕日は、死ぬまで自分の宝物です。

「跡継ぎ」という抗えない運命に対し、けじめがつけられないまま社会に出、常に葛藤に苛まれていたどん底の時に出会った奥さん。
素直で天真爛漫、義理人情に厚くはきはきとしていながら、男を立てることの出来る姉さん女房。
優柔不断で落ち込みやすい彼にはぴったりの女性でした。

しかし、結婚式当日になってみれば優柔不断な彼の顔つきは別人のように変わっていました。
某党元幹事長、某大臣の実弟、某2市の市長、某国会議員、某名刹住職・・・。
延々と読み上げられる代表取締役・理事長達からの祝電・・・。
父上の人脈、跡継ぎとしてのプレッシャー、課せられた大きな期待と責任。それらを飲み込んだ上で目をそらさず、実に堂々とした挨拶でした。
いや立派になられた。


披露宴の後は、店主幹事による二次会、そして三次会、四次会、五次会と、旧友達と飲み明かし、店主も最後はあまり記憶がありませんが、楽しかったことと嬉しかったことは覚えています。
この先彼がどれだけ偉くなろうと、自分がどれだけ零落れようと、利害を超えて付き合っていける友達でいることでしょう。

それにしても引き出物のセンスが抜群。
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みなさん、しばらくの間おはりばこでは、月に兎が踊る蒔絵の菓子器で、緑寿庵の金平糖が食べられますよ。

店主自慢の親友夫妻からの、幸せのお裾分けです。

コメント

not subject

店主さんの親友ご夫妻さま。
ご結婚おめでとうございます!
店主さんも、大切な親友のご結婚おめでとうございます!!
そして二次会幹事、おつかれさまです。

素敵ですね☆
男女問わず、やっぱり人と人の出逢いって不思議。
きっと一生懸命生きていたら、必要なタイミングで必要な人と
出会えるような仕組みになっているんでしょうね。

今までの出会いに感謝です。
そしてこれからの出会いのために、自分を大切に、しっかり磨いていこうと強く思いました↑↑
頑張ろう!




not subject

ひでまさんの親友のご夫妻、ご結婚おめでとうございます。
幸せそうな雰囲気が文章から伝わってきました。

ひでまさんの文章、すらすらとしていて読みやすく大好きです。

それにしても、興味深い内容でした。
私も実家の「跡継ぎ」、よく悩みます。どのようなタイミングで、どういう選択をすべきか。
京都はそういうのが多いですね。
またお話聞かせてくださいね。

not subject

あっこ様

今仲良くしている人たちも、出会いの時をさかのぼってみてみるととても不思議なものです。
その不思議なものを一言で表す、「縁」と言う言葉は素敵ですよね。大好きな言葉です。
人生って、つまるところ出会いですものね。

あっこさんも、これからの出会い、素敵なものにしていってください!


ももぷぅさん

毎度駄文撒き散らしております。

親友の幸せそうな顔を見るのは、本当に幸せですよね。
「次はお前やぞ」なんて、これまで何度言われてきたことか・・・。

跡継ぎのタイミングは、覚悟が決まった時ではないでしょうか。
継がされるのではなく継ぐ!という意思と覚悟が芽生えるとき。
ももちゃんまだまだ若いんだから、それまで思う存分世の中を見聞すべし!

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