嗚呼、憧れのつぶし島田

ついに念願のつぶし島田を手に入れました。
08050601.jpg

日本髪と一口に言っても色々あります。有名なところでは、舞妓さんの割れしのぶやお福、結婚式の際に結う文金高島田など。
前髪・両鬢・髷・髱の5つに分けることを基本とする日本髪は、その制約の中でゆっくりと時間をかけて成熟していきました。
それは、仕立ての形にほとんど変化が見られない中で発展を遂げてきた、着物に通じるものがあります。
08050603.jpg

08050602.jpg

制約の中で工夫を凝らして成熟させていくのは、日本人の得意とするところ。
日本髪の中でも、一番完成された粋の形は、このつぶし島田だと店主は思います。
元々格式の高い髪形である島田髷を、少し婀娜っぽくつぶしたこの形。
権威に対する巷の意地のようなものが感じられ、形は似ていても高島田とはガラリと印象が違います。

さて、簪の着け方を一つ。

08050604.jpg
このような松葉タイプの簪を、そのまま結った頭に着けると、
08050607.jpg
これこのように歪んでしまいますよね。

それもそのはず、頭は曲線、簪は直線。
そこで、簪の足をこのように頭のカーブに合わせてぐいぐい曲げて、曲線にしてやります。
08050605.jpg

08050606.jpg

そうすると、ほら、
08050608.jpg
頭に対してまっすぐ着けることが出来ました!

この松葉タイプの簪は、本来このようにして使うもの。
アンティークの花簪やビラビラ簪の足は、ぐにゃぐにゃ曲がっています。
舞妓さんが、自分の頭にあわせて曲げた跡なんですね。
鼈甲の簪も、自分で炙って頭の形に合わせていたそうです。
おはりばこの簪も、このタイプのものは割りと作っています。
まげて使えば、日本髪だけでなくアップスタイルにも使えますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


ところで、静岡県島田市という島田髷発祥の地で、毎年「島田髷祭」なるものが行われるとか。
島田に結った浴衣美女が町を練り歩くという島田好き垂涎のお祭。
これはタマランでしょう。

お近くの方は、ぜひ行ってみてください。

コメント

非公開コメント

プロフィール

おはりばこ店主

  • Author:おはりばこ店主
  • おはりばこ店主です。
    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索