浴衣が仕立てあがって参りました

日本の絞り染めには二つの系譜があります。
一つが京の都で栄えた絞り、京絞りです。絹地に紫・紅・茜など鮮やかな彩りを染め分けたもので、豪華で華やかな印象。
もう一つの系譜が、有松・鳴海地方を中心に発達した、木綿や麻地に藍で染めた、京絞りに比べて庶民的なものでした。
江戸時代に開花した木綿絞りは、東海道を往来する旅人たちにたちまちにんきとなり、200にも及ぶ独自の技法は、次々に大胆ながらの浴衣を生み出し、いつしか浴衣の代名詞になりました。
それが、有松鳴海絞です。

冬と春、有松に足を運び、メーカーさんを訪ね、色々お話を伺うことが出来ました。
和装離れや後継者不足により、日本で全ての製造をまかなうことが出来なくなっていること。
職人の高齢化などで、技術の継承が困難になっていること。京都の西陣と、とてもよく似た状況でした。
それでも、町の宝である絞りを盛り上げていこうと、すごく頑張ってらっしゃるんです。
旧街道の1キロほどの範囲に収まる小さな絞りの町。染料屋さん、絞りの道具やさん、メーカーさん、問屋さん内職のおばあちゃんたち、窓口である絞り会館、その一階にある喫茶店。
みんな顔見知りで、まるで町全体が一つの会社のようでした。
町が大きすぎても、小さすぎてもこうは行きません。

昨年の夏物商品撮影の際、モデルのコーディネートにアンティークの有松を使って以来、その魅力に引き込まれていた店主は、今年の夏は有松で何か商品を作りたい!と企んでいました。
それと同時に、産地で直接浴衣を一つ誂えてやる!という野望も温めておりました。
ついにその野望が形になって手元にやってきました。

それがこちら。
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普通の絞りじゃ面白くないだろってんでなるたけ胡散臭いヤツのなかから似合いそうなものを選んでみたんですが、こりゃ予想以上に胡散臭いですね。
爽やか王子と呼ばれたあのころの面影なんざこれっぽっちもあらしまへん。
かなり気に入った。

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蜥蜴の角帯が予想以上にはまってくれて大満足。
これに似合う兵児帯も探さなければ。

そんなわけで、本日有松鳴海絞の籠巾着予約販売受付開始です!
カスタムオーダー形式で10個限定。
お早めに~。

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※完売しました。ありがとうございます。

コメント

not subject

いつも店主様は誰かよく知っている人に似ている・・と悩みはじめて○年・・
分かりました!
水泳選手の、北島こーすけ選手!
店主様も有松絞りの下にはスピードの水着を是非ご着用ください

私は今年、生まれて初めて有松絞りの存在を知り、夢中になって調べました。
200種類くらいの柄があるそうですね。
そして、柄の数だけ職人さんがいるのだとか。素晴らしい!

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またもや公開できませんでした。ケータイからだと公開するを決定してもダメなときがあります(涙)店主さんの返事も嬉しいのに…。

not subject

こみかん様

北島コウスケさんは初めて言われました!
これまでに言われた人

為末大選手(陸上)
なべやかん選手(替玉)
ジャリズムの頃の世界のナベアツ(高校時代)
ダイナマイト和尚(デスマーチ艦隊・浅草ジンタ)
など。

有松の下に競泳水着着てたら、まるっきり変態ですね><

有松の職人さんの手業、早くて目に留まりませんでした。
素晴らしいですよね。


madam様

美の壺でやってたんですか?
見たかったなー。美の壺の為だけにテレビを買おうかしらん。

有松は今年開村400年なので、色々盛り上がってますよ!
ぜひ行ってみてください。

朝顔髪飾りと帯締め、本日発売です。
ぜひ見てください。

not subject

店主様の似てると言われている人が、マニア過ぎて笑えるんですけど・・++
有松は、私もテレビで何度か見ました!
一番興味を持ったのが、NHKの鶴べ~の家族に乾杯です。
職人さんの話が面白くて、楽しかったです。
嫁いできて職人を始めた人もいれば、6歳から職人になった人もいて・・。
「美の壺」はおすすめですよ!
このあいだは「更紗」をやっていました。
おはりばこ様の商品を見る目が、「美の壺」で肥えてきたし、理解できてきたし。
まだまだ勉強中の私には、つまらない本より面白いです。 

not subject

こみかん様

美の壺、大晦日の晩に(元旦未明)繰り返し放送してましたね。
眠い目をこすりながら見続けた思い出があります。
更紗の回は見逃したんですよ!
お知り合いがビデオを撮ってくださっているとのことなので、お借りしてみたいと思います。
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    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

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