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2008.06.23 町家のお手入れその2〜荏胡麻(えごま)油編〜
弁柄塗りが無事に終わりましたら、続きましては油引きです。
油ッ気が抜けてカスカスになった木に、艶と潤いを与え、若さを取り戻します。 基礎化粧のようなものですね。 使うのは、荏胡麻(えごま)油。 ![]() 乾くと表面が酸化して固まる乾性油。割とサラサラしていて塗りやすく、、匂いも懐かしい匂いです。 荏胡麻油も柿渋と同じように、ウェスに含ませて拭くように塗っていきます。 ![]() 右側のさんが油を拭いた箇所。 長年放置されてきて乾いた木は、面白いように油を吸います。 出格子のガラス戸と、玄関のガラス戸を油で吹きます。 一つずつ慎重にガラスをはずしてから、丁寧に拭いていきます。すると・・・。 【before】 ![]() 木目がアバラのように浮き出し、干からびてやせ細っていた木枠が。 【after】 ![]() なんということでしょう! 飴色の木目がふくよかに浮かび上がり、瑞々しい木枠が柱の黒をよりいっそう引き立てています。 油一つでここまで変わるのですね。 柿渋が乾いたら、上からコーティングするように荏胡麻油で塗ってやります。 黒により光沢が出来、雨をはじいてくれるのだそうですよ。 柿渋・弁柄・荏胡麻油によって、防虫・防水と同時に木に栄養を与え、着色まで出来たわけです。 しかも、体にも地球にも優しく。 ペンキやニスもいいですが、長く使うものですし、少々お値段が張っても手間がかかっても、天然塗料を使うが吉。 なんといっても、山中油店さんの楽しいこと。 油のことならなんでも、という具合で、建築用油はもちろんのこと、食用油も幅広く取り揃えたらっしゃいます。 しかも、どんなことでもとても親切に教えてくださいますよ。 そうそう、柿渋とベンガラの目安について。 おはりばこの間口は二間半ですので、それを参考に。 柿渋・・・一升 紅殻・・・250g 今回は実験の意味もあり、全部混ぜてみました。 結構な量の塗料が出来ましたが、実際使ったのは三分の一程度だったと思います。 もっとも、もともと黒い塗装がしてあるものに補修的に塗っただけですので、一回塗ったのみ。 白木を塗るなら、3〜7回くらい何度も重ねて塗ってやる必要があるようです。 その場合は、使う分だけ混ぜるようにして、柿渋には水を少し足してから蓋をして保存するのがいいようです。 固まってしまいますのでね。 Commentコメント有難うございます。レス*は暫くお待ち下さいv
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