火打ち煙管

昨日から始まった京都大骨董祭、今回から名称改め京都大アンティークフェアに、二日目の今日足を運んできました。

何も買わないよ。
見るだけです。
目の保養です。

と心の中で呟きながらも懐のがま口は少し暖かくして出かけるのは毎度のこと。
運命の出会いがあったときに「お金がなかったもんで」なんていう理由であきらめるのはいやですから。

骨董といってもそりゃピンからキリまで。
同じカテゴリーのものでも0が三つ違うことも珍しくありません。
自分が狙うのは、中の下レベル。
なかなか見ないけれども、実用できるもの。
桐箱に仕舞ってたまに眺めて楽しむようなものは年に三回の骨董祭で脳裏に焼き付ければそれで十分ですから。


でも今回は買わないよ。
見るだけです。
目の保養です。

そして起こる運命の出会い。
出会ってしまったんだからしょうがないよね。
と心の中で呟きながら懐のがま口を開くのは毎度のこと。


さあ手に入れましたのは一本の煙管。
一瞥するには尋常の煙管。
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全長六寸二分、使い込まれて変色してはいるものの厚手の真鍮を使ったとてもしっかりした造り。
銘を見ると、真贋定かではないが、村田煙管とある。
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ここまではよく見るなんの変哲もない煙管ですがこの煙管、雁首に秘密あり。
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「火之用心」と刻まれた銀の板が象嵌されています。

雁首の根元にこのような補強がされているものを、火打ち煙管というそうです。
一服点けて、灰を灰吹きや火鉢に落とす際に、雁首を打ち付けても傷みにくいように工夫されたものなんです。
その火打ち部分に、火之用心と書かれているのが面白い。

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一服吸い終わるごとに、灰吹きの縁に「火之用心」を拍子木の如くカンカンと打ちつけ、自戒するわけですね。
肺がん予防に加え、防火にも役立つ煙管です。


値切って値切って3000円安くしてもらったこの煙管。
早速谷川商店さんへ持って行き、その3000円で羅宇を挿げ替えてもらいますか。

コメント

not subject

『「火遊び」にはご注意』 というコトですね、わかります。

not subject

「火之用心」を持ちながら火遊び、ってのも悪くないかもね。
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