印籠の手入れ

男子なら一度は印籠に憧れたことがあるはず。
水戸黄門で印籠に悪党共がひれ伏す姿。
アレを見て、「引導を渡す」を「印籠を渡す」だと思っていたあのころ。

ようやく、本物の印籠が手に入る年齢になりました。

道具市や古道具屋さんで手に入る印籠は、ほとんどが手入れがされていません。
道具屋さんなどでは、初だしで出た古道具は基本的にできるだけ現状で販売する、というルールがあるからだそうです。
印籠についている紐や根付は、ぼろぼろであっても新しい物に交換などはせず、現状で販売するのです。
それは、そのぼろぼろの紐や根付に、時間を経た愛着を感じる人の需要があるからなのでしょうか。

同じように、ラオの割れた煙管もそのまま、古銭も錆などは落とさずそのまま。
特に古銭はさびなどを落としてしまうと逆に価値が下がってしまうのだとか。
骨董屋さんや専門店などで扱われる、美術品クラスの印籠となるとまた話は別ですが・・・。


そんな美術品クラスの印籠なぞ手が届きませんし、まだ自分には用がありません。
今は実用できるものに目が向いています。

そんなわけで手に入れた印籠。
ちょっと珍しい手で、鞘型という形。
透かしの鞘の中に、唐草の蒔絵が施された印籠が入っているものです。
これを今回修復しました。
08101901.jpg
紐は最近おはりばこでも扱い出した卵色の印籠紐を使いました。
赤味のある茶色によく合いました。
緒締めには瑪瑙の石を、根付には蛤に蟹の黄楊根付を。
08101902.jpg
緒締めを引き上げると、中の印籠が出てくる仕組みです。

こんな風に、色々と好きなものを組み合わせられるのが印籠の楽しいところです。
この印籠は四段仕様。四つの部屋に分かれています。
何を入れるかというと・・・。

それは次回のお話で。


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ぜひご覧ください。

コメント

この印籠が・・・・・・

印籠イイですね、何時かは、欲しいけど、高価なものですね、印籠型携帯ケースで我慢します。蒔絵の野弁当持って花見に行くのが、私の夢です、何時になることやら・・・・・・?

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inaba様

確かに高価なものですが、数千円で手に入るものもたくさんありますよ。
ぜひ道具屋さんに探しに行ってみてください。

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