墓参りin南禅寺&琵琶湖疎水

お盆も無事に過ぎ去ってご先祖様を送り出してから3日ほど遅れて、ご先祖様のお墓参りに行って来ました。
カレンダーどおりにプライベートが運ばない事情は、同じく商売人だった祖父なら分かってくれるはず。
「今更墓参りか!」なんてことを言うような小さな人間ではありませんでしたから。

先祖代々の墓は、南禅寺のとある小さな塔頭にあります。
門をくぐり、境内を進むと、奥のほうにレンガ造りの狭いトンネルがあり、それを通り抜けると、山を切り崩したようなくぼ地に墓地が現れます。

宮崎駿はその映画の中で、トンネルをくぐる、橋を渡るなどの表現に、結界を越えることを暗示させているそうですが、なんとなく判る気がします。
結界を越えると、浮世とは一つ次元の異なる空間に繋がっているような、別世界にいけるような、そんな感覚。
墓地とは不思議な場所です。

ご報告とご挨拶を済ませ、広い境内を散歩しました。
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南禅寺を横切るこの大きなレンガ造りのアーチは、琵琶湖疎水です。
近畿の水がめ琵琶湖から、京都に水を引いて来ている水路で、京都人の飲み水になります。

この琵琶湖疎水のすごいところは、琵琶湖から京都の浄水場まで、勾配の傾斜だけを使って水を引っ張ってきているところ。
つまり、ポンプなどでくみ上げたりしていないのです。

京都は盆地ですから、山を越えるわけにはいきません。
琵琶湖から山に穴を掘り、少しずつ傾斜をつけて京都まで流しているのです。
もちろん高低差はほとんどありませんから、計算されつくした傾斜を作らなければいけません。
一番ゆるいところでなんと3000分の1。
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山の中を、1700mかけて60cm(!)の高低差を流れているのです。
さらに驚きなのが、この工事を指揮した田中朔郎。監督就任当時、なんと22歳、完成時29歳という若者です。
20代で大人物の一生物に値する仕事をやってのけたわけですから、器が違います。

電気もほとんどつかわず、それどころか出口の急勾配に水力発電を設け、電気までつくっちゃったオマケつき。
エコどころの話ではありません。


南禅寺は、ご先祖への感謝と先人への敬意を喚起させられる特別な場所。
お隣の若王子山には、母校の創立者が眠るお墓もあります。

これまではサボり気味でしたが、ちょくちょく足を向けるようにしないとね。

コメント

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だね☆
ついでに家に寄ってくれりゃよかったのに
またいつでもどうぞ~

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7z

そやなー
蹴上げまで歩いてすぐやもんな。
次回はぜひ遊びにいきますよ。

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