長い歴史の最後に その1

古くからのメルマガ読者の皆様はご存知でしょうが、おはりばこはもともと西陣の戌亥町で営業をしていました。

いろいろありまして出て行くことになったのですが、その後あの建物はどうなっちゃったのか?
結論から言いますと、第三者に購入され、更地にされた後、ワンルームマンションが建つのだそうです。

現在のおはりばこの建物は、大正元年築の今年93歳を迎える京町家ですが、前のお店はなんと100年を超える明治時代の建物。
家の中には、おくどさん(かまど)や、井戸なんかもありました。

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100年以上もの間、西陣の変化を見守ってきたこの家ですが、ついにその
役目を終えます。
色々な人間が住み、その家人を守ってきた家。


最後の住人は、私でした。


やはり不便も多く、色々難儀した家ではありましたが、おはりばこの成長を静かに見守り、そして助けてくれた家でした。
傾きながらも、力強く家を支え続けてくれた大黒柱に、いつも励まされていました。

今は、何もいわず解体される時を静かに待っている旧おはりばこ。
あの家の最後の住人になってしまったことを侘しく思いますが、長い歴史の最後を一緒に過ごせたことを誇りに思いたいと思います。

ありがとう、お疲れ様でした。

コメント

以前から町家に興味があって大学で町家についてくわしく習った後、前のおはりばこに寄らせてもらいました。前のおはりばこの周辺も空き地や駐車場が多かったのも気になっていたのですが...今まで町家が壊されていっていることは知っていても、京都から少し離れたところに住んでいるので親しみのある町家が壊されるのは、私にとって初めてで悲しいです。オーダーで作っていただいた小物、祖母、母、私、妹みんな気に入っています。おはりばこの小物は実用的で、どれも私好みです。また近々立ち寄らせていただきます。

ほんと寂しいことです

kana様、書き込みありがとうございます。

町家が壊されていくことに対し、批判することは簡単ですが、なかなか解決策が見つからない問題であることも現実です。

仕方の無いことなのかな、と思いつつも、そこらじゅうの古い家が無くなっていくのはやはりさびしいものです。

おはりばこにお越しくださったことがあるのですね。ありがとうございます。
三世代にわたって愛していただいているとのこと、まことに光栄でございます。
また、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね。
お待ちしております。
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