屋根裏部屋

その昔、ポリアンナという、家人のいびりによって屋根裏部屋に住まわされていた不憫な少女の物語がテレビであったのを覚えています。

かわいそうに・・・なんて思いながらも、屋根裏部屋という響きに魅了されたのも確か。
幼心に、「うちにも屋根裏部屋がないのかな?」なんて探したもんです。

秘密の隠れ家のようなあやしさに魅了され、屋根裏部屋に住んでみたいな~なんて思っていたあのころ。
おかげさまで夢が叶いました。

拝啓、21世紀に屋根裏部屋に居を構えておりますおはりばこの北井です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。


ご存知のとおり、店主はおはりばこの二階に住んでいるのですが、二階というのはあっているようで少し違います。

もともと京町家は、平屋建てがデフォルトだったんです。
そして、一階の天井と屋根の間、つまり屋根裏に部屋のようなものを作り、丁稚や使用人に住まわせていました。

それが軒を高くしていくことにより厨子二階になり、中二階になり、最終的に本二階となるわけです。

だから、二階には天井というものがありません。
あるのは、屋根の裏側。つまり、屋根裏です。
従って店主からすれば、「天井?なにそれ、食えんの?」となるわけです。
言葉で説明するより、写真で見ていただきましょう。

120601.jpg



二階の商品撮影の部屋から、三方向の写真を撮り、(無理やり)つなげたものです。
左側にあるふすまより向こうが店主の住居。屋根の形がはっきりわかると思います。

この屋根裏に当たる部分は、そのまま瓦を葺くための下地にもなっています。
だから、この屋根裏を四角く切り取ると、天窓になります。
120602.jpg




おはりばこは大正元年の建物だから、中二階。
つまり、屋根裏と本二階の間、ということになります。

おかげで夏は熱された瓦の熱で蒸し風呂に、逆に冬は冷やされた瓦のおかげで冷蔵庫状態。
ただし、天井が低いので熱がこもりやすく、二階は結構あったかいです。
しかも隙間のおかげで一酸化炭素中毒にもなりません!ビバ!


がんばれポリアンナ、幸せは屋根裏部屋に転がってるぜ!

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おはりばこ店主

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    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

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