ハレとケを楽しもう

以下は未熟な店主によるあくまで主観的な「ハレとケ」考察です。
「おいおい、間違うとるよん」と思った方はご指摘いただければ幸いです。


着物を着るようになって、「ハレとケ」を意識するようになりました。
簡単に言うなら、ハレ(晴れ)は「非日常」、ケ(褻)は「日常」を表す言葉といえます。

ハレの日には、みんなハレの日の格好をして、ケからの脱出を図ります。
結婚式に晴れ着を着、祭りの日に法被をきてわっしょい。

そして年の瀬、もうすぐお正月。
そう、お正月はハレ!年が明けましたらおめでたいんです。

結婚や祭りがめでたいのはわかりますが、お正月がなぜおめでたいのか?
それはね、お正月だからおめでたいんです。それ以上でも以下でもない。

小さいころ、お正月には窮屈なボンボンの格好をして祖父の家に行きご挨拶をしたり、ちょっといいところへお食事に出かけるときは、これまたボンの格好に着替えさせられました。
正直、あんまり好きではなかったんですが。

もっと昔の人たちは、ハレとケをさらに深く隔てていたと思います。
最近は、披露宴も平服OKになったり、普段着で初詣に出かけたりと、ハレとケの境界線はぼやけてきた感があります。
もちろん、時代の流れでしょうし、そこには合理的な理由があるのでしょう。

でも、せっかくハレとケがあるんだから、たのしんじゃえ!というのが最近の店主の意向なんです。


というわけで、正月というハレの日に向け、その準備をしております。

先日買ったのが、この陣羽織。
120901.jpg



店主の家紋は三階松ということで、即決しました。
この「晴れ着」を五つ紋の羽二重の上に羽織、袴をつけて初詣にいくぜ!と意気込んでおります。

結構変な着物をたくさん持っている店主ではありますが、お客様をお迎えす
るに失礼と感じられてしまう可能性のあるものはいくら面白いものでも店で着ることはありません。
なぜなら、店主にとって店はケの場所だからです。

ケがあるからこそハレが楽しみになり、はっちゃけられるんですよね。
また、楽しみにしているハレがあるから毎日のケを捌くことが出来るんです。

ところがどっこい、毎日がハレの人も存在します。
自身の座右に「異端」の銘を据え、自らを現代の傾(かぶ)き者と嘯くその人は、そう、ご存知キャスパー氏。

キャスパー


101202.jpg


110701.jpg


120706.jpg



どうです、このハレっぷり。

毎日が「ハレ」の人間、かくなる者を指して天下では、「おめでたい人」といいます。そしてその言葉は氏にとって、最大級の賛辞でもあります。

そんな彼にとって最大のハレの日、「仕舞天神」がもうすぐやってきます。
年内最後の天神さんの縁日、12月25日です。
京都の下町の「ハレ」を地肌で感じたい方は、ぜひ天神さんにいらしてください。そして、氏のハレの目撃者となってください。

もちろん店主も行きます。

師走の折、皆様方におかれましてはお忙しい毎日かとは存じますが、天晴れなお正月をお迎えになりますことを・・・

コメント

非公開コメント

プロフィール

おはりばこ店主

  • Author:おはりばこ店主
  • おはりばこ店主です。
    花嫁さんや成人式・卒業式、七五三などのハレの髪飾りやかんざしを、京都からお届けします。

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索