なぜ、どこに移転するのか、を考えたとき。

前回の記事→【店舗・工房統合移転のお知らせ】

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新店舗移転の構想は数年前からありました。
というか、おはりばことしての次の一手はなにか?という、大きな枠組ではありましたが。


・アクセスのいい、もしくは人の集まる観光地に2店舗目を出す
・次に来るであろうエリア、岡崎あたりに移転する
・現在の店舗を改装し、リニューアルする
・もっとでっかい町家に移転して、現在のおはりばこのイメージをさらに強化させる

などなど・・・


でも、店舗だけ移転すると工房と店の距離が離れてしまい、今のメリットが生かせない。
場所が移転することで、また一から集客をしなければならない。
店舗・工房共に別エリアに移転となると、人的・金銭的にとんでもない負担がかかる。
人気観光地はランニングコストがえらいことになる。

なかなか答えは出ないまま数年が経過し、そうこうしている間にも、工房は手狭になり、店舗は13年前に立ち上げた、「ほっこり町家の手作り和雑貨屋さん♪」のイメージのまま。
経営理念の一つである「お客様のハレの日を美しく演出」するにふさわしい空間からは程遠く。


そんな昨年末、店舗から歩いて2分の場所に空き物件が出ました。
敷地約70坪、鉄筋コンクリートの3階建の母屋にの裏に、築100年の町家のハナレがついた、お寿司屋さんの居抜き物件。
2軒の総延床面積は約400平米。

ここに、現在分散している店舗・工房・ネットショップを統合することにしました。
先に書いた選択肢のいずれでもない、

・現在の近隣地に、全てを統合してブラッシュアップする

という結論が、物件から逆算して導き出されました。
現在の店舗の導線上にあり、移転を知らないお客様でも確実にたどり着ける場所にあります。


工房と店舗を同じ建物にすることにより、人・物・理念・仕事を共有でき、製造から販売までを、真に一貫して中央管理することができます。
また、一から店舗をデザインできるので、今弊社が目指すブランディングを一から構築出来ます。
つまり、弊社の理念である

・職人の手を経た本物の商品を提供する
・お客様のハレの日を美しく演出する
・手仕事の技術を集積し、後世に伝える


を体現し、体験してもらうことができる場所だと確信しました。
1階を店舗に、2階を工房に、3階をネットショップ及び事務所に。
それぞれ90〜100平米、広さも申し分なし。
立地の弱さはありますが、店舗と工房が離れてしまうデメリットを考えると、全てが1箇所に集まるメリットは、今の弊社にはなににも代えがたい強みでもあります。

なによりも作りたいのは、理念を体現できる組織。
切り離された組織の一部を人が集まる場所に置くのではなく、向こうから人が集まってくる魅力を持った組織を住み慣れた場所に再構築する。
紫野の地で10年以上商いをしてきたという事実は、改めて考えると想像以上に自分の中で大きなものになっていました。


16072501.jpg


そしてさらに・・・
築100年の町家のハナレ。
ここでは、おはりばこの遊びの部分。
実験・体験・プレゼンの場所として、新しいことを遊ぶ場所。


12年前に引っ越した時も思いましたさ、やっぱり仕事には遊びの部分が必要だって。
それについては、また改めて。

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