おはりばこの応接間

町家暮らしと銘打っておきながら、最近馬鹿話ばかりで町家の話をしていないので、今日は町家の話をひとつ。

ご存知のとおり、おはりばこは築93年の織屋建(おりやだち)の京町家です。
織屋建っていうのは、京都西陣に見られる独特の町家のことで、機織の職人さんがその昔職住一致の生活をしていた、いわば住居兼工場です。

普通の京町家は、手前から店の間、ダイドコ、奥の間と続きますが、織屋建の場合は、店の間、ダイドコ、土間となります。
この土間に織機を置いて、機織をしていたんですね。

おはりばこの図面がこちら。
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ご覧のように、土間を床に上げて、そこで今PCに向かっているわけです。
かつては織機があった作業場は、PCと裁断机のある作業場へと変わりました。
なんだか不思議なもんですね。
作業場は、背の高い織機を置けるよう、吹き抜けになっています。

続いて二階の図面。
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手前左側の四畳半+αが店主の住居です。
右手は木置という物置。
押入れがない代わり、こういう物置の小部屋があったわけです。
前の店では木置を寝所にしていましたが、今回は狭いので断念。

真ん中の三畳間が事務所兼撮影場となっています。
この奥のスペースが面白いんです。

おくから上を見上げるとこんな感じ。
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おそらく、この家に住んでいらした方が付け足したものだと思いますが、ロフトみたいになっていて、ワクワク度120%。
当初は、こちらの急な階段からしか


上がることが出来なかったのですが、階段箪笥を置くことによってかなり自由度アップ。
それ以来このロフトは、お客様をお通ししたり、かんざし作り体験をしたりと、大活躍。

仕切りが無いので冬は寒そうに見えるかもしれませんが、天井が低いので熱がこもり、意外に暖かいんです。
友達が来たときはここで宴会をしたりもできます。

二階から見るとこんな感じ。



天井裏がむき出しで、梁に「ヒ(漢字が出ない~)」が吊ってあったりと、かつてここが西陣織を支える工場であったことが窺い知れ、店主のお気に入りの部屋でもあります。

普通の町家は奥の間が応接間ですが、工場である織屋建にはありません。
現在は、このロフトが応接間です。

この部屋をご覧になりたい方は、ぜひおはりばこの体験をお申し込みください。
なんてちょっと宣伝。

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